リレキショ の商品レビュー
深夜のガソリンスタンドでバイトする半沢良のリレキショは、嘘の名前に始まり、嘘の学歴、嘘の家族構成で埋められている―――――。過去も未来の理由も因果も一切語られない、そういう意味でファンタジー。 ストーリーとしては何も始まらなくて何も終わらないから、それが退屈な人には2秒で投げ出...
深夜のガソリンスタンドでバイトする半沢良のリレキショは、嘘の名前に始まり、嘘の学歴、嘘の家族構成で埋められている―――――。過去も未来の理由も因果も一切語られない、そういう意味でファンタジー。 ストーリーとしては何も始まらなくて何も終わらないから、それが退屈な人には2秒で投げ出されてしまうんだろうし、私も本来そのタイプの人間だったはずなんだけど、これはなぜかアリ。同じあらすじでも、この人が書かなきゃこうはいかないはずだなーと思う。
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んー・・私は好きになれない世界観の本。物語の主張が最後まで分からなかった。。やっぱりふんわりファンタジー系が私はダメなようです。。
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最後まで不思議な感じでした。ほとんど現在だけで進められていき、過去の話とかはあまりなかったけれどこういう本、嫌いじゃない。
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不思議な話。良とお姉さんがどのように出会って、どういった経緯で今のような関係性になったのかは結局わからなかった。過去とかもほとんど出てこなくて現実のみでほぼ進められて、それすらも謎が多かったけど、雰囲気が素敵で引き込まれた。相変わらず描写が素晴らしいと思う。色々と想像させてくれる...
不思議な話。良とお姉さんがどのように出会って、どういった経緯で今のような関係性になったのかは結局わからなかった。過去とかもほとんど出てこなくて現実のみでほぼ進められて、それすらも謎が多かったけど、雰囲気が素敵で引き込まれた。相変わらず描写が素晴らしいと思う。色々と想像させてくれる本で、好きだなと思った。
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過去と未来がなくて、現在だけがある小説。はっきりとした彼の設定はわからないが、だからこそ、今感じていることだけが見えるのだろう。ガソリンスタンドでの自転車を磨き上げるまでの過程、そして受験生の少女との双眼鏡での恋物語。姉とその友達とのたわいのないおしゃべり。恋にはまだちょっと早く...
過去と未来がなくて、現在だけがある小説。はっきりとした彼の設定はわからないが、だからこそ、今感じていることだけが見えるのだろう。ガソリンスタンドでの自転車を磨き上げるまでの過程、そして受験生の少女との双眼鏡での恋物語。姉とその友達とのたわいのないおしゃべり。恋にはまだちょっと早くて、友情とは言えない不思議な感情。中村航さんが描く恋はなんて優しくて、なんてふわふわしてるんだろう。掴めない分だけ愛おしくてにくたらしい。
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謎のまま進展がない作品、中村航らしい、考えないで読み進めって感じです。ちょっと、村上春樹ペースに似てる部分があるかも。 一人称の主人公、姉となった女性とその友達、浪人の少女、脇役として職場の小父さん。別に中味はないし、雰囲気を味わうだけの作品です。まぁ、それが中村航の持ち味(^_...
謎のまま進展がない作品、中村航らしい、考えないで読み進めって感じです。ちょっと、村上春樹ペースに似てる部分があるかも。 一人称の主人公、姉となった女性とその友達、浪人の少女、脇役として職場の小父さん。別に中味はないし、雰囲気を味わうだけの作品です。まぁ、それが中村航の持ち味(^_^)
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シンプルでテンポの良い文章でどんどん惹きこまれた。 登場人物達の妄想がいろいろちりばめられながら進行していく話がとても微笑ましい。 半沢良と姉の出会いときっかけがどういうものだったのか気になるが、そこが分からないままなので、自分でいろいろ想像するのも楽しい。
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大切なのは意志と勇気。それだけでね、大抵のことは上手くいくのよ― “姉さん”に拾われて“半沢良”になった僕。ある日届いた一通の招待状を きっかけに、いつもと少しだけ違う世界が、ひっそりと動き始める。深夜の ガソリンスタンドが世界を照らし出す、都会の青春ファンタジー。第三九回...
大切なのは意志と勇気。それだけでね、大抵のことは上手くいくのよ― “姉さん”に拾われて“半沢良”になった僕。ある日届いた一通の招待状を きっかけに、いつもと少しだけ違う世界が、ひっそりと動き始める。深夜の ガソリンスタンドが世界を照らし出す、都会の青春ファンタジー。第三九回 文藝賞受賞作。
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積ん読本からの1冊。本名を隠し、自分を拾った姉と暮らす、ガソリンスタンドで深夜バイトする男の子が主人公の物語。登場人物の説明が少なく、彩りも少ないのですが、そのモノトーンの暗闇の中でほっこりと灯る燈のイメージを持ちました。
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「弟と暮らすのが夢だったの」という姉さんに拾われて、彼女の弟となった19歳の「僕」。新しい名前は「半沢良」。面接用に書いた「半沢良」の履歴書に、物足りなさを感じた「僕」は、真っ白な紙にもうひとつの「リレキショ」を書き上げる。免許・資格は「どこでもいける切符」。趣味・特技は「護身術...
「弟と暮らすのが夢だったの」という姉さんに拾われて、彼女の弟となった19歳の「僕」。新しい名前は「半沢良」。面接用に書いた「半沢良」の履歴書に、物足りなさを感じた「僕」は、真っ白な紙にもうひとつの「リレキショ」を書き上げる。免許・資格は「どこでもいける切符」。趣味・特技は「護身術」と「アイロンがけ」。無事、深夜のガソリンスタンドで働くことになった「僕」は、ある日、1通のラブレターを受け取る…。
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