リレキショ の商品レビュー

中村航(著者)

2024/07/15

なんだかよくわからなかった…というか、盛り上がりとかはないけれど、なぜか読み進めていってしまう面白さがあった。

2023/09/10

最初から最後まで謎が解けなくて
モヤっとする感覚はあるのですが。
頭を空っぽにしていたい時期だったので
ふんわりとした雰囲気を味わうことはできた。

何者かがわからなくても
自分でもはっきりしていなくても
人から招待状を受け取れる主人公は
やっぱりうらやましいなと思います。

2017/08/27

【あらすじ】
大切なのは意志と勇気。それだけでね、大抵のことは上手くいくのよ―“姉さん”に拾われて“半沢良”になった僕。ある日届いた一通の招待状をきっかけに、いつもと少しだけ違う世界が、ひっそりと動き始める。深夜のガソリンスタンドが世界を照らし出す、都会の青春ファンタジー。第三九回文藝賞受賞作。

【感想】

2016/11/21

とても面白かった。
全体的にふんわりとした印象で、明確な起承転結はなく、主人公は何者なのか、といった疑問は明確な答えがなくそのまま終わってしまうが、それはそれでアリではないかと妙に納得できてしまうストーリー。

2014/09/08

「半沢良」になった「僕」と、弟がほしかった姉さんと、姉さんの親友と、受験生のウルシバラのお話。

良くも悪くもなんの説明もないし、なにも起こらない。
ちょっと不思議な出会いがいくつかあるだけ。
読者には謎も明かされないし、伏線も回収されない。

そんな感じがいい。

ハッピーエンドでもないし、苦い結末でもない。
そんな感じがいい。

ハッピーエンドは嘘くさいし、苦い結末は悲しいから。
そして、人生には時々なにも起こらない期間があるし、特に明確な理由なく始めることだってある。

始まりも終わりも、この物語には含まれていない。
ただ彼の人生の中で、劇的なことが起こらなかった期間を丁寧に切り取って、優しく貼り付けた作品。

こういう作品も、いいかも。

2014/08/12

とても穏やかだけど、些細なことも素敵なことのように感じる物語全体の雰囲気がとても好き。

お姉さんに拾われてきて弟して一緒に暮らすってことも、よくよく考えたら非現実的なことだし、受験生の女の子と仲良くなってデートすることもなんだかなさそうなことだけど、どれも自然と受け止めることができる。これがまた凄いと思う。

図書館で借りたけど、１冊購入して穏やかな気持ちになりたい時に読めるように置いておこうと思う。

2013/12/05

深夜のガソリンスタンドでバイトをする青年と受験勉強をしている女の子の不思議な交流。
彼を取り巻く人間たちとの不思議な関係も全てリアルなんだけどファンタジーな感じです。
若ければもっと共感出来るのかもしれないけれど、私には今一つ入り込めない世界でした。

2013/11/17

スローな日常の中で、確かにところどころには綺麗な場面とかやり取りがあったけど、全体としてはいまいち印象に残らなかったかな。

がしかし、山崎さんは好きだ。かなり。

2013/06/23

どうして、他人の人生を歩んでいるのか、最後まで説明のない、ガソリンスタンドでバイトする弟と、浪人生との手紙から始まる恋

2013/05/03

半沢良くんの話。

なんだかよく分からないんだけど
姉，山崎，ウルシバラ，良それぞれのキャラと
このフワフワした雰囲気、結構好きかも。