リレキショ の商品レビュー

中村航(著者)

2011/09/11

あまり好みじゃなかったです。
最後に良の正体が明らかになると思ってたので、結局、良は何者なの？というもやもやが残りました。
作者は女性だと思っていたら男性でした！

2011/09/01

2011年8月31日、読了。

文芸ものはよく分からない…。

空気は好きだった。現実なのか夢なのか分からない感じ。ロマン。

☆三つ！

2011/08/05

　姉さんに拾われ、弟として近くのガソリンスタンドの夜番のアルバイトを始めた半沢良。姉さんや、姉さんの親友山崎・ガソリンスタンドに深夜やってきた受験生のウルシバラとともに半沢良という履歴書を作り上げていく。

　中村航が文藝賞を受賞した作品。この人らしくて好き。

2011/07/25

あとからじわじわくる本。
山崎さんがいいなって思う。
あと、酒の肴を作れるような大人になりたい。

2011/06/21

初読み作家さん。「良」君が実の弟ではなくても、姉さんと弟という関係は作れるのかもしれない。嘘でも偽りでも。良君とお姉さんの雰囲気は悪くない。不思議少女ウルシバラと良君の関係もやさしくてあたたかくてほんわかしていて。美人のヤマザキさんも辛らつだけど、かっこよくて。あれ？よく考えたら良君ってばハーレム状態やん。

2011/03/21

「弟と暮らすのが夢だったの」という姉さんに拾われて、彼女の弟となった19歳の「僕」。新しい名前は「半沢良」。面接用に書いた「半沢良」の履歴書に、物足りなさを感じた「僕」は、真っ白な紙にもうひとつの「リレキショ」を書き上げる。免許・資格は「どこでもいける切符」。趣味・特技は「護身術」と「アイロンがけ」。無事、深夜のガソリンスタンドで働くことになった「僕」は、ある日、1通のラブレターを受け取る…。

なぜ本当の名前その他を捨てたのか、なぜ橙子（姉さん）に拾われたのか、山崎さんやウルシバラとはその後どうなったかなど、謎の部分はひとつも明かされないまま終わりました。気にはなりましたが、これでいいのではという気もします。明らかに逃避なのでしょうが、良の逃避の理由を描かないところが、かえって深みを出していると思います。

2011/02/09

爽やかな若者の話。驕ってもいないし、たかぶってもいない、あくまでフラットな文体なのにどこかじんわりくるものがあるのは、この作家さんの持ち味だと思う。
登場人物達が皆イイのも、そんなの在り得ないようで、それだからこそどこかに確実に居るんじゃないか、みたいな・・・
「ホッシー」のエピソードがあったのは、謎の部分を埋めるに充分だったとも言えるのではないか？

2010/12/14

中学生向けの本を探しているときに見つけた本。自分の履歴書って書いてみたことある？と大人に問いかけているみたい・・・そしてヤングアダルトには履歴書は何をあらわすのか････問いかけてくれる本ではないだろうか。あまりにもあっさりしていて私には物足りなく感じたが,とても読みやすい本だった。

2010/11/10

ウルシバラの手紙の渡し方がよかった。
さわやか。

話の雰囲気は好き。
雰囲気をたのしむ本だ、これは。

2010/11/08

バイクの分解修理を細かく書いたのは「100回泣くこと」だっけ？
今回はママチャリの整備。とにかく描写が細かく丁寧。走る姿も見える。
そして美味しそうな食材の調理。作る様子が想像出来て美味しそう。

良も、「姉」の橙子も、山崎もウルシバラも、みんなすてきで、みんな謎。
これくらい簡単で、はっきりした人付き合いって理想ね。

橙子と山崎の、女同士の不思議な出会いが良い。
良とウルシバラはこれから。男女はちょっと難しいけどどうなのかな。
そんなことも何も書かれてないけど、いろんな予感だけ漂わせてる。