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秘密の花園 の商品レビュー

3.4

85件のお客様レビュー

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2019/03/02

三浦しをん、、、おそるべし! こんな小説も書けるんだぁ~~と、感心。 三人の女子高生が軸になっているのだが それぞれに家族像が描かれ、家族からの影響も 色濃く描かれている。 女子高生と言う、華やかな、瑞々しい はかなげでありながら、手も切れるような替刃のような 危険さも持ち合わ...

三浦しをん、、、おそるべし! こんな小説も書けるんだぁ~~と、感心。 三人の女子高生が軸になっているのだが それぞれに家族像が描かれ、家族からの影響も 色濃く描かれている。 女子高生と言う、華やかな、瑞々しい はかなげでありながら、手も切れるような替刃のような 危険さも持ち合わせているこの年代の女子。 いったいどうなるんだろうと怖いような痛いような。 女子におすすめです! 共鳴できる感情が描かれていて 10代の頃の、目をつぶって階段を下りるような怖さ 引き込まれてしまいます。 ある意味、ホラーより怖し!

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2018/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*幼い頃に受けた性的いたずらによるトラウマを抱える那由多、教師との不倫に悩む淑子、那由多にひそかな思いを寄せる翠。カトリック系女子高に通う17歳の3人の少女たちが織りなす心理&青春小説* 友情、恋愛、不安、欺瞞、怒り、絶望。不安定なあの頃が凝縮したような世界。

Posted byブクログ

2018/02/12

3.7 横浜にある、幼稚舎から高校までの私立女子校・聖フランチェスカに通う女子校生・那由多、翠、淑子。 作者自身が語っているように少女漫画の世界感。 舞台背景や主人公達のキャラ設定から、原田マハさんの「でーれーガールズ」を思い出したのて、ちょっと調べたら花園の方が先でした。 マハ...

3.7 横浜にある、幼稚舎から高校までの私立女子校・聖フランチェスカに通う女子校生・那由多、翠、淑子。 作者自身が語っているように少女漫画の世界感。 舞台背景や主人公達のキャラ設定から、原田マハさんの「でーれーガールズ」を思い出したのて、ちょっと調べたら花園の方が先でした。 マハさん、これ読んでインスパイアされてたり・・。 性別・年齢に依らず、 人は皆、己の中に潜む異常性に怯え、凡庸さに安堵し、醜さに嫌悪しているのだろうか?

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2017/08/21

カトリック系の私立女子高に通う、那由多、翠、淑子の3人の視点から物語られる、決して他人には覗き見ることを許さない心の奥の物語。 密やかな愛と性と命の悩みが絡み合う彼女たちの心は、装丁に描かれた花々のよう。ひとつひとつはそれぞれ美しく、けれど黒に近い背景。 花が美しい事が、そん...

カトリック系の私立女子高に通う、那由多、翠、淑子の3人の視点から物語られる、決して他人には覗き見ることを許さない心の奥の物語。 密やかな愛と性と命の悩みが絡み合う彼女たちの心は、装丁に描かれた花々のよう。ひとつひとつはそれぞれ美しく、けれど黒に近い背景。 花が美しい事が、そんなにありがたいの? それが私の望みと違う花なら、美しかろうが枯れていようが何の意味があるの?と問われているような気持ちになった。

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2017/02/04

少女たちの生きてる記録…記憶?苦々しくて、おどろおどろしくて、鮮やかで。 弱いから、強くあらなきゃと思うのかな。 強いのかな。だから弱さに負けそうになるのかな。 みんな(3人の主人公)、誰かに寄りかかるようで、寄りかからない。 正しくひとりで、なんかしんみりした。 良かった。

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2016/09/18

翠、淑子、那由多、三人の女子高生それぞれが主人公になる三つの話からなる 重くて暗かった〜 那由多は昔あった痴漢を、淑子は想いを寄せる先生を、翠は生まれることなく亡くなった兄を軸に高校時代をおくる 女子高生ってこんな深くいろいろと考えられるもんかな〜

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2016/02/18

3人の女子高生の心情を綴った物語。共感もなし、これといって面白い話しでもない。これがいいって人もいるだろうが、なんだかなあ。

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2015/10/16

10年くらい前に一度読んでた。 女子高の女子高生三名の群像小説。 吉田秋生あたりの少女漫画的な空気。

Posted byブクログ

2014/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

翠が那由多に向ける感情、淑子が二人に憧れる気持ち、那由多の自己嫌悪、すべてよくわかる。3人の少女それぞれを自分の周囲に当てはめて読んだら非常に心に来た。「私は眠り姫なの。百年たったら自分で勝手に起きるから、待っていてくれていいのよ。でも淑子は違う。喉にりんごを詰まらせて、王子様のキスを待ってる白雪姫だもん。どこの森で仮死状態になってるのか探さなくちゃ」「翠はね、白鳥に変えられた王子を助け出すために、自分で剣を持って探しに行っちゃうお姫様よ」この那由多の台詞がとても好き。

Posted byブクログ

2014/05/06

三浦しをんさんのシリアス(?)とは相性がよくないみたい…。短編の中で淑子と平岡せんせの話が一番良かった。

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