ガーデン の商品レビュー
登場人物が多くなんだかごちゃごちゃしていてよくわからなかった。 結局どのキャラにも今ひとつ共感できなかったような‥ 近藤史恵さんの本はロードレースもの以外わたしには合わないかも。 ☆2.5
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今泉の意外な関係性に驚きはしたものの、ミステリーとしてはどうだろう。 物語や登場人物達の感情がごちゃごちゃとしていて、まとまりきれていない印象。読み辛い。 火夜とも、あともう一押し何か欲しかった。 このシリーズ段々面白くなくなっていく気がするのが、非常に残念。
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ガラスに光があたってぼんやりと光っているような、夢みたいな話。 つ一つの描写がきれいな物語だなと思った。 ミステリ、としてはあんまりぴんと来なかった。
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「プロトンの中の孤独」から入って、色々な著作を読み漁っていると、この方の書くものの雰囲気の幅の広さに驚きます。でも、たぶん、ろ過して粋の部分を集めるときっと同じものが描かれているのだなとは思うのですが。 この作品は、若かりし近藤史恵さんが若い感性で書いたものということで、不思議...
「プロトンの中の孤独」から入って、色々な著作を読み漁っていると、この方の書くものの雰囲気の幅の広さに驚きます。でも、たぶん、ろ過して粋の部分を集めるときっと同じものが描かれているのだなとは思うのですが。 この作品は、若かりし近藤史恵さんが若い感性で書いたものということで、不思議な雰囲気を持っていて、詞的な表現や、奇抜な言い回しが随所に溢れています。 ミステリって何なのか、僕にはまだよくわかっていないのですが、全てが不可解なまま、なんだか奥歯に物が挟まったような感じでずっと物語は進んで、そして収束します。 僕は近藤史恵さんの書くものの綻びの無さ、のようなところがすごく好きなのですが、本作はそういう感じでもなくて、秘密があること、謎があることは知らされて、でもそれを最後まで語らず、それで読まされた、ような感じもします。 面白いといえば面白いし、キャラクタたちの独特の不思議さを楽しむのもいいかもしれません。 毛色は違いますが、間違いなく近藤史恵さんの持つ独特の何か、は味わえる本ではあると思います。
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強烈なヒロイン、火夜(かや)を廻るミステリー。 庭にひきつけられ、庭の中で閉じられたような世界の中で、現実感のない美しさでつづられている。 ミステリーとしては、それってあり?って思わないでもないが。 「凍える島」でもそうだったけど、近藤史恵は情熱を冷ややかに書く作家だと思う...
強烈なヒロイン、火夜(かや)を廻るミステリー。 庭にひきつけられ、庭の中で閉じられたような世界の中で、現実感のない美しさでつづられている。 ミステリーとしては、それってあり?って思わないでもないが。 「凍える島」でもそうだったけど、近藤史恵は情熱を冷ややかに書く作家だと思う。 そして、それはこの「ガーデン」において特に顕著であり、凝縮されていると思う。
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2009/05/10読了 小泉&山本少年シリーズ第一弾!歌舞伎シリーズとだいぶ2人の雰囲気が違う。
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サクリファイスはグッとくる文句なく、堪らない名作でした。 当然、その作者の他の作品を読みたくなるのは当たり前。 ...が。うーん...。40歳を近くに控えたオッさんが読むには 少々難しい内容だったかも。2人の少女のナイーブで 壊れやすい感情や心情を理解、共有するのはさすがに苦し...
サクリファイスはグッとくる文句なく、堪らない名作でした。 当然、その作者の他の作品を読みたくなるのは当たり前。 ...が。うーん...。40歳を近くに控えたオッさんが読むには 少々難しい内容だったかも。2人の少女のナイーブで 壊れやすい感情や心情を理解、共有するのはさすがに苦しい。 とは言え、単純にストーリーを追うだけでも楽しめるくらいの 優れた作品。やはり作家さんの力量が素晴らしい。
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読んでいる最中はどの章もとても面白くて、それぞれ納得しながら読み進めていきました。ふむふむ・・と最後まで読み終わったのですが・・「あら!どうしましょう、なんだかよくわからな〜い(笑)」だからと言って腹が立つわけでもないんです。不思議な本でした。
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(内容) 小函を抱えて今泉探偵事務所を訪れた奥田真波は「火夜が帰ってこないんです」と訴える。燃える火に夜、人を魅惑せずにはいない謎めいた娘だ。函の中身を見て只事ではないと諒解した今泉は、助手山本公彦と共に火夜の行方を追う。やがて探偵は、死を招き寄せるあやかしの庭へ…。周到な伏線と...
(内容) 小函を抱えて今泉探偵事務所を訪れた奥田真波は「火夜が帰ってこないんです」と訴える。燃える火に夜、人を魅惑せずにはいない謎めいた娘だ。函の中身を見て只事ではないと諒解した今泉は、助手山本公彦と共に火夜の行方を追う。やがて探偵は、死を招き寄せるあやかしの庭へ…。周到な伏線と丹念に組み立てられた物語世界、目の離せない場面展開がこたえられない傑作ミステリ。 ミステリだとあまり思ってません。 恋愛小説だと思ってます。 すごい好きー。
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近藤さんのミステリーは女性ならではの感覚で書かれているな、 と常々思っていますが、これもそうですね。 異常、とも思える恋愛心理が でもどこかありえそうな既視感を持って私に迫ってきます。 こういう理屈をこねた殺人の動機は とても若く、自己愛そのものに見え、 だからこそとても近しい...
近藤さんのミステリーは女性ならではの感覚で書かれているな、 と常々思っていますが、これもそうですね。 異常、とも思える恋愛心理が でもどこかありえそうな既視感を持って私に迫ってきます。 こういう理屈をこねた殺人の動機は とても若く、自己愛そのものに見え、 だからこそとても近しい。 自分の中学・高校といった頃のなんにでも理屈をつけ、 『自分』と『他人』というものを明確にしたがっているのに、 どこかで他者による同意を求めてあがいていた自分を 無理矢理思い出させてくれますね。 …なので全然楽しくはないんですけど、 自戒も込めて読み返してしまう本です。
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