メイン・ディッシュ の商品レビュー
短編小説が何作か入っている、という設定なのですが、一応続き物みたいな感じなので、連続ドラマを見ているような感じでした。劇団に所属している女性が主人公なので、その劇団に所属するメンバーが登場人物なので、そのノリが漫画っぽいけど青春ぽくていい。なので、下手に懲りすぎていない、でもなる...
短編小説が何作か入っている、という設定なのですが、一応続き物みたいな感じなので、連続ドラマを見ているような感じでした。劇団に所属している女性が主人公なので、その劇団に所属するメンバーが登場人物なので、そのノリが漫画っぽいけど青春ぽくていい。なので、下手に懲りすぎていない、でもなるほどな、と思わせるミステリ具合で面白かったです。
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連作だけど1話1話がそれぞれの作品として成り立っているのがお昼休みに1話2話ずつ読むのによかった。お腹が減っているときに読んだらつらい。
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最近、久々に、読み返していました。 出てくる料理のすべてが美味しそうです。 前回読んだときは、思わず、料理をしたくなりました。やはり今回も。。。
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「雪がそんなに楽しい?」「少し寒いのが難点ですが」。ある雪の晩、ねこ、こと紅林ユリエは捨て猫を拾った。二本足で、料理が得意なその「捨て猫」は名を三津池修という。通称ミケさんの料理は特別な料理ではないけれど、不思議と人の心を和ませる。そんな謎の同居人は、その不思議な洞察力でもって、...
「雪がそんなに楽しい?」「少し寒いのが難点ですが」。ある雪の晩、ねこ、こと紅林ユリエは捨て猫を拾った。二本足で、料理が得意なその「捨て猫」は名を三津池修という。通称ミケさんの料理は特別な料理ではないけれど、不思議と人の心を和ませる。そんな謎の同居人は、その不思議な洞察力でもって、ねこの周りの「事件」を解いていく。けれど、彼にも「捨て猫」な事情があるわけで、、、。 -------------------------------------------------------------------------------- 短編集なのですが、それらが一つに収束する様は見事としかいいようがありません。しかも、その収束の仕方が、単に全部の話しが繋がる、ってだけじゃないところがニクイ。作風も、ほのぼのしていて、登場人物のやりとりが本当に楽しくて。私もこんな人たちと仲間だったらなぁ、と^^。作中に出てくるお食事は本当に皆おいしそう。特に、ブランデーで漬け込んだ梅酒!!是非とも来年は自分でトライしてみよう♪などと本気で思っています^^;。ちょっと、ミケさんの「事情」が弱いかなぁ〜。北森さん作品は、こういう傾向ありますね。
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ミケさんのあたたかい人柄と、丁寧に練られたお話がすごく素敵に纏まっています。出てくるお料理の数々の美味しそうなことといったら!何度も読み返してしまいます。
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登場人物も途中出てくる料理もとてもよい。そして謎→解決のプロセスもさすがと思わせる。ただなんとなくミステリとしては小粒。でも連作短編としての出来はすばらしい。読み終わると幸せな気分になってくる。
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