メイン・ディッシュ の商品レビュー
料理と美術品とミステリー 私の大好きなものが詰まった作品を書く作家さん。 特にこの本とかなりや・・というビアバーが主題のシリーズは、本気でお店を探したい(この本はお店じゃ無いですが^^; もう一極の美術品と民俗学とメインとした話もなんというか謎解きだけじゃないわくわくを与えてくれ...
料理と美術品とミステリー 私の大好きなものが詰まった作品を書く作家さん。 特にこの本とかなりや・・というビアバーが主題のシリーズは、本気でお店を探したい(この本はお店じゃ無いですが^^; もう一極の美術品と民俗学とメインとした話もなんというか謎解きだけじゃないわくわくを与えてくれる大好きな作家さんです。 好きな作品は他にも一杯あるんですが、好きな作家さんをまずはあっぷする作業をしたいなと。
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倒錯ものが得意な北森鴻の傑作。 微妙なレンアイ感とお料理、劇団員のどたばたがかみ合って、贅沢に仕上った逸品。 よくできたコース料理のように、読んだ後にシアワセになれること請け合い。
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連作短編集。新進劇団の看板女優「ねこ」と、同居人の「ミケさん」と、まわりをとりかこむ者たちの物語。ミケさんの料理が美味しそうで美味しそうで…夜中に読んでるとやたらとおなかがすきます(笑) 物語の最後のねこさんのセリフがすごく好き。
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小劇団の女優ユリエさんの同居人ミケ。 とびきりの料理を出しながら事件を解いていく。 短編集のようで、連なったもの。 ミケの正体も含め、きになる展開もあり、惹き込まれる。 北森さんの名前のくだりは本当なの?!と思った。
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カレーが食べたい!ビールが飲みたい!カレーが食べたい!ビールが・・・と頭の中でこの二つがグルグル回ってました(笑)ホント北森センセのお料理描写はおいしそう♪ さて肝心のお話ですね 私はミステリとしては どうかな?と思う部分もありましたが、作品の手法というのでしょうか入れ物がおもし...
カレーが食べたい!ビールが飲みたい!カレーが食べたい!ビールが・・・と頭の中でこの二つがグルグル回ってました(笑)ホント北森センセのお料理描写はおいしそう♪ さて肝心のお話ですね 私はミステリとしては どうかな?と思う部分もありましたが、作品の手法というのでしょうか入れ物がおもしろい〜ゆる、ゆる、ゆる、と短篇を読んでいくと段々加速してきてバタンバタン ドン!「へぇぇぇ〜!」・・・みたいな?(わかんないですよね 笑)
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k_68: 少し読んでそのままほおっていた続きを読み始めたら、おもしろかった。最初は短編集だと思っていたら、連作ミステリーでした。やっぱり北森さんは好きだなあ。^^
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「おいしゅうございました」 『メイン・ディッシュ』は複数の短篇を繋げてひとつの長篇とした、北森鴻さんお得意の連作ミステリ。 舌なめずりさせる料理の数々が、美味しそうな色を添えるのも北森スタイル。 ミステリに疎い私でも、この連作ミステリに北森鴻さんのプロフェッショナルなテクニックがふんだんに盛り込まれていることはよくわかり、勉強になった。 安楽椅子探偵、叙述トリック、作中作のメタミステリ、人の入れ替わり、アナグラムなどのトリックの数々。ミステリの美味しいところを工夫を凝らし詰め込んだ、ミステリ・ファンにとって美味しいフルコースに仕上がっている。 さらに凄いところは、各篇をそれぞれ独立した話として読んでもなかなかの出来であるにもかかわらず、それらを連作として繋げていくに従い全く別の物語を創造してみせるところである。その巧みさは見事で、唸らされた。 あえて難点をいえば、工夫されたトリックを除いたストーリー部分にあった。軽めでユーモラスなちょっと悲しいストーリーが、好き嫌いの意見の分かれるところではないかと感じた。死んだ人、死に追い込んだ人の抱いた感情に、あまりにも幼いものを感じ不快だった。死に追い込んだといっても、まさか死ぬとは思いもよらずしたことなのではあるが……。 私は十数年間ミステリを読んでいなかった。その間にはずいぶんと高度な面白い作品が出てきていたのだと気付かされ、今ごろになってちょっと後悔している。今後はどんどん読んでいきたい。
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料理が上手で、穏やかで、優しくて、頭が良い恋人って最高じゃないかっ。本当にどこかに落ちてないかなぁ(無理)最後、帰ってきてくれて良かった…。
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劇団員が主人公の連作ミステリーです。 ミステリーと言っても、死体がゴロゴロ出てくるとか物騒なものではなく、ちょっとした「謎」が散りばめられている感じの話しなので、あまりミステリーになじみがない方でも読みやすいと思います。 主人公は小劇団「紅神楽」座長の紅林ユリエ。通称ねこ(アネ...
劇団員が主人公の連作ミステリーです。 ミステリーと言っても、死体がゴロゴロ出てくるとか物騒なものではなく、ちょっとした「謎」が散りばめられている感じの話しなので、あまりミステリーになじみがない方でも読みやすいと思います。 主人公は小劇団「紅神楽」座長の紅林ユリエ。通称ねこ(アネゴ→ネコと訛った)。 ある雪の日、ねこはミケを拾う。ミケと言っても子猫ではなく、三津池修という男性。 同居人のミケさんは、ねこを始めとした劇団員達に素晴らしい料理を振る舞い、そして周辺で起きた謎も解決してしまう、名料理人で名探偵! そんなミケさんの過去も謎めいていて・・・ 一見無関係そうな過去と現在、作中作などが交差して話が進んでいきます。 まるで、一話一話がコース料理の一皿のように少しずつ目の前に出てくるような感じです。 いろんな味が出てきつつも、最後にはコース料理を食べたような統一感があります。 各エピソードには、必ず食が絡んでくるので、余計そう思うのかもしれません。 登場人物の劇団員達も良い味をかもし出しており、中でも座付き作家の小杉が激辛スパイスになるくらい強烈です。 それから、ミケさんの作る料理が、シンプルで美味しそう! もしかして、「私でも作れるかな?」というくらいのシンプル料理もありますが、でも、やはりココは作ってもらいたい! 料理を作ってもらえる、ねこさんがうらやましい〜。 『理想の男性』というなら、「料理のうまい男性」、ってのも良いですね〜 ちなみに、作者の北森鴻はミステリー作家で、「民族学ミステリー(蓮丈那智シリーズ)」「骨董ミステリー(狐シリーズ)」や、連作短編ミステリーなら「香菜里屋シリーズ」などが知られていると思いますが、個人的にはこの「メインディッシュ」が一番好きですね♪
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アペリティフからメイン・ディッシュまで。 北森鴻氏のスペシャルコースをお楽しみください。 文庫版ならではの特別料理もご用意して千円でお釣りが来る!!となれば、これは食さなくては!! 「絶対に損はさせません!!損をしたとお思いの方は、お題は結構ですww」 なんて言ってみたく...
アペリティフからメイン・ディッシュまで。 北森鴻氏のスペシャルコースをお楽しみください。 文庫版ならではの特別料理もご用意して千円でお釣りが来る!!となれば、これは食さなくては!! 「絶対に損はさせません!!損をしたとお思いの方は、お題は結構ですww」 なんて言ってみたくなる一冊ですww
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