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三国志(九の巻) の商品レビュー

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44件のお客様レビュー

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2019/12/14

馬超の悲しみと絶望、張飛の優しさが目に浮かぶ。 新しく、劉備陣営に馬超が加わる。 そして関羽が劉備陣営から去る。 関羽の英雄的な死とでも言おうか。

Posted byブクログ

2018/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

劉備は曹操との漢中での激戦を破り、休むことなく、荊州に置いていた関羽を北進させる。漢中では孔明の戦略が見事にはまり、40万もの曹操の大軍を追い払った。張飛、趙雲、馬超とそれぞれの将軍の特性を上手く利用し、地形の細かな隙も見逃さず戦い抜いたのは見事だった。北進戦略もあと一歩で成功するところだったが、孫権の同盟破り、自軍の裏切りにより、失敗に終わった。それだけでなく、劉備と共に闘ってきた関羽が討ち死にしてしまう。血の繋がった兄弟よりも深い繋がりの兄弟として生きてきた劉備と張飛は孫権討伐を誓う。緻密で成功確度の高い戦略だったがゆえに、自領を失うことを恐れた孫権は裏切ったのだと思うと皮肉でならない。孔明も孫権の裏切りまでは想定していたが、自陣の裏切りまでは想定できていなかった。戦略には多少のあそびが必要な時もあるのかもしれない。それにしても、姑息な策で英傑関羽が死んでしまったのは悔しい。

Posted byブクログ

2017/11/16

この物語の冒頭から出てきて、主人公・劉備と義兄弟の縁を結んだ関羽の死である。関羽と張飛。並び賞される2人の武将だがこの本の中では張飛の活躍が目立ち、関羽はどこか目立たない存在でした(もっともそういう意味では主人公の劉備の出番も少ないのですが)。さすがにこの巻では完全に主人公です。...

この物語の冒頭から出てきて、主人公・劉備と義兄弟の縁を結んだ関羽の死である。関羽と張飛。並び賞される2人の武将だがこの本の中では張飛の活躍が目立ち、関羽はどこか目立たない存在でした(もっともそういう意味では主人公の劉備の出番も少ないのですが)。さすがにこの巻では完全に主人公です。 この物語もすでに9巻。ややだれてきたような・・・。一日で読み終えたくらいには面白いのですが、どこかピリッとしません。そろそろラストスパート。次の巻は頑張ってほしいですが。

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2016/04/03

再読。 あぁ、関羽。 これだから孫権は好きになれない。 周瑜亡き後の呉は面白みにかける。 乱世を切り抜けた男達に落日感が溢れててきた。 曹操と夏侯惇がさしで酒を酌み交わすシーンにしみじみ。 ささ、次巻へ。

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2016/02/12

全13巻の7~9。クライマックスの一つである赤壁の戦いから、周瑜の死、そして天下三分への収斂。この3冊の主役は周瑜。英傑の名に、ふさわしい。この後は、劉備 vs 曹操の直接対決!

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2015/03/02

馬超の 超人的な活躍。 それは、一体何のためなのか? 馬超さえ 理解できない。 父親を始めとして 一族が 曹操に殺される。 その復讐の念と 率いる者たちのギャップ。 そのジレンマのなかに 馬超はいる。 張飛が 馬超に対して 簡雍が 対応するといい という 示唆が 張飛のすばらし...

馬超の 超人的な活躍。 それは、一体何のためなのか? 馬超さえ 理解できない。 父親を始めとして 一族が 曹操に殺される。 その復讐の念と 率いる者たちのギャップ。 そのジレンマのなかに 馬超はいる。 張飛が 馬超に対して 簡雍が 対応するといい という 示唆が 張飛のすばらしさであろう。 そして 簡雍は 馬超を 劉備の部下にするのだった。 この話は 中国人のもつ 不思議な関係を  実によくあらわしている。 関羽に関して言えば モノローグが あまりない。 バランスがとれすぎているが、 妻にも恵まれず、部下を育てることもできない。 実に 誠実で はっきりしているが、 どうも、人を 正確に見ることができない。 ただ 息子との関係では 父親とはなにかを あきらかに 情として示す。 それにしても、孫権。 天下をめざさずして 同盟を破棄して こそくなる手段で 関羽を 罠にはめる。 それが 曹操の息子 曹丕の 陰謀である。 関羽は 簡雍の子供と 一緒に 討ち死にする。 子供の頃に読んだ シーンで 関羽の死ぬ 場面だけが 記憶に残っていた。

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2015/03/08

蜀軍が魏を劉備、張飛の漢中、関羽の荊州からの両面攻撃中、同盟呉の孫権の裏切から関羽が殺される。うむ〜面白い。

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2014/12/30

関羽ほどの男をこんな汚い謀略で死なせて良いのか。という曹操の葛藤、 軽蔑すべきものを汝の敵とするな 汝の敵は尊敬すべきものを選べ。。だっけ? ニーチェの言葉。。。 曹操と劉備の関係って本当にこれだなって感じる。だからこそ、1000年たっても色褪せない物語として語り継がれるのかもし...

関羽ほどの男をこんな汚い謀略で死なせて良いのか。という曹操の葛藤、 軽蔑すべきものを汝の敵とするな 汝の敵は尊敬すべきものを選べ。。だっけ? ニーチェの言葉。。。 曹操と劉備の関係って本当にこれだなって感じる。だからこそ、1000年たっても色褪せない物語として語り継がれるのかもしれないなぁ。なんて思ったり。。。

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2014/08/09

やっぱ僕はミーハーで、だから蜀が好きだし、孔明が好きだし、そしてもちろん関羽も好き。 それぞれが大活躍する様が生き生きと描かれていて、時間を忘れてページをめくることができる。 ラストシーンは悲しいけれど、北方ハードボイルドの真骨頂って感じがする。

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2014/03/09

劉備の益州奪取後から、劉備と曹操の漢中での激突、関羽の死までが描かれている。やはり衝撃だったのは、騙し打ちにされ敗走していく関羽の姿だった。この一連の下りを読んで、孫権のことを一時期キライになった(笑)爰京が曹操の身体に鍼を打っていく描写は好き。凝り固まった個所がほぐされていく様...

劉備の益州奪取後から、劉備と曹操の漢中での激突、関羽の死までが描かれている。やはり衝撃だったのは、騙し打ちにされ敗走していく関羽の姿だった。この一連の下りを読んで、孫権のことを一時期キライになった(笑)爰京が曹操の身体に鍼を打っていく描写は好き。凝り固まった個所がほぐされていく様子を想像して「鍼は気持いいのかな」といつも思う。

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