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天切り松 闇がたり(第二巻) の商品レビュー

4.3

67件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    8

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2012/08/11

天切り松、二作目です。 やはりホロリときてしまう。。 あのべらんめえ口調が読み終わった頃には移ってしまいそう!

Posted byブクログ

2012/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「天切り松 闇がたり」シリーズの第二巻。 前回よりも文章がサクサク進みます。作者も書き慣れてきたんでしょうね。 話はどれも粒ぞろいなのですが、特にいいのは表題作「残侠」から「切れ緒の草鞋」に至る山本政五郎が登場する2編です。 このシリーズは語り口が独特で、まあよくできているのですが、小政の口調はそれに輪をかけて格好いい。とにかく読んで、どなたさんも痺れて頂きたいと思います。

Posted byブクログ

2012/06/13

天切り松シリーズ第二弾 伝説の盗賊「天切り松」が昔懐かしブタバコで説教がてら人々に語る話は大正と言う時代を生きた渡世人の心意気を張った生きた説教。 語る声は闇がたり。 遠くまで聞こえる事の無いその声は懸命に生きた人の道を辿る道しるべ。 とにかくカッコいい人達ですね。大正と言...

天切り松シリーズ第二弾 伝説の盗賊「天切り松」が昔懐かしブタバコで説教がてら人々に語る話は大正と言う時代を生きた渡世人の心意気を張った生きた説教。 語る声は闇がたり。 遠くまで聞こえる事の無いその声は懸命に生きた人の道を辿る道しるべ。 とにかくカッコいい人達ですね。大正と言う時代の移り変わりの激しい時代を生きた親方、兄や、姉貴、そして松蔵。 盗人稼業に身を落としつつも義賊となり、強くには意地と心意気で弱くに慈愛を携えて一日一日を懸命に生きているように感じました。 永井教授が安吉親方の事をこう語っている。 「あの人は他人に情はかけても、けっして恩は着せない。人に好いても、好かれようとはしない。義というものを知っている。あれは男の中の男だ。」 人としてこうあるべき姿がそこにあるように感じてなりません。 二作目をむかえ大正時代の松蔵も少し成長していました。天切りの技も習い、これからさらに 裏稼業へと入っていく事になるのだろうと思います。 そうなるかどうかは分かりませんが、松蔵が弟分を持った時にどう語るかが今後気になりますね。

Posted byブクログ

2012/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっぱり天切り松シリーズは呼んでて痛快! 1話完結だから読みやすいし、大好き。 安吉親分みたいな先輩がほしい。

Posted byブクログ

2012/02/16

ぞくぞくするほどカッコいい、義賊・目細の安吉一家。 安吉親分を筆頭に、おこん姐さん、栄治兄ィ、寅弥兄ィに常次郎兄ィ…。 「天切り松」が名調子で語る物語、第2巻。 早く3巻が読みたいよ!

Posted byブクログ

2011/11/03

天切り松シリーズ第二弾! 第一弾ではまった天切り松が復活です! やっぱりおもしろい! 男ってかっこいい!って思える話がつまってます。

Posted byブクログ

2011/10/02

相変わらず、巧い! 泣かせる! 反則! ラストに手紙での独白を使うなんてさ、ほんとベタ。 「鉄道員」といい「壬生義士伝」といい 作者の十八番なのは重々わかってて、 「またか」と思いつつも、やっぱりウルウルしてしまうのだ。 浅田次郎ってあまりにもあざとくてベタなので、 素直に褒...

相変わらず、巧い! 泣かせる! 反則! ラストに手紙での独白を使うなんてさ、ほんとベタ。 「鉄道員」といい「壬生義士伝」といい 作者の十八番なのは重々わかってて、 「またか」と思いつつも、やっぱりウルウルしてしまうのだ。 浅田次郎ってあまりにもあざとくてベタなので、 素直に褒めるのは躊躇われるだけど、やっぱり滅法面白い。 始末に負えない作家である。

Posted byブクログ

2011/08/12

「仁義」とはどういうものか。 それにしても浅田次郎氏は天才ですね。 どんどんこの世界に引き込まれていってしまいます。

Posted byブクログ

2011/03/09

ある日、目細の安吉一家に客分として現れた、時代がかった老侠客。その名も、山本政五郎──すなわち幕末から生き延びた、清水の次郎長の子分・小政だというのだが・・・天下の夜盗「天切り松」が六尺四方にしか聞こえぬ闇がたりの声音で物語る、義賊一家の粋でいなせな怪盗たちが大正モダンの大東京を...

ある日、目細の安吉一家に客分として現れた、時代がかった老侠客。その名も、山本政五郎──すなわち幕末から生き延びた、清水の次郎長の子分・小政だというのだが・・・天下の夜盗「天切り松」が六尺四方にしか聞こえぬ闇がたりの声音で物語る、義賊一家の粋でいなせな怪盗たちが大正モダンの大東京を駆け抜ける。 どこか胸が切なくなるようなおこんや松蔵の恋物語があったり、この巻の最後で松蔵が亡き父親のことをついに認め、ひとつ人間的に成長したりと、安吉一家の一人ひとりの物語を読んでいると彼らがあまりにも人間らしく生きていることに、軽い嫉妬さえ覚える。 天切り松の話を聞いた囚人たちを、素直に羨ましいと思った。

Posted byブクログ

2011/01/03

相変わらずの面白さ 登場人物の個性や癖がわかってきて、なんとも言えない大正時代の人情物語の世界にどっぷり浸る事ができました 浅田さんはホント引出し多いわ

Posted byブクログ