きよしこ の商品レビュー
山陰地方の、言葉が出てくるのがすきでした。 7つのお話は、吃音のあるきよしくんじゃなくても、 誰にでもあるような、自分だけの、ささやかでぎゅっと痛くて やさしい想い出なのじゃないかとおもう。
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吃音に悩む少年のお話。重松さんご自身のことを書いた小説らしいです。 言いたいことがあっても詰まってしまう言葉を選べない。 「北風ぴゅう太」のお話がいちばん好きです。
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内容(「BOOK」データベースより) 少年は、ひとりぼっちだった。思ったことをなんでも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたから―きよしこに会いたかった。たいせつなことを言えなかったすべての人に捧げる、珠玉の少年小説。
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ひさびさのシゲキヨ。 自身と重ね合わせた小説でしょうか。 吃音の男の子、小学生のときにいたっけなぁ。 っておもいだした。
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吃音の障害をもった少年「きよし」を主人公に7つの短編からなる,少年の成長を描いた小説。自分の思っていることをきちんと人に伝えるのは難しい。ハンディがなくてもそう思う。“他人と関わりをもつことが面倒だ,へんに誤解されるくらいなら話さないほうがいい”なんて思った時期が自分にはあったが...
吃音の障害をもった少年「きよし」を主人公に7つの短編からなる,少年の成長を描いた小説。自分の思っていることをきちんと人に伝えるのは難しい。ハンディがなくてもそう思う。“他人と関わりをもつことが面倒だ,へんに誤解されるくらいなら話さないほうがいい”なんて思った時期が自分にはあったが,そんな考えは間違いだった!と感じさせられ,あったかい気持ちになった。人の気持ちを察することの大事さや,心に余裕をもつことを教えられた気がする。
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いや、やばいと思う。 沁みる。あたしは好きだな。 そして、これを大好きだと薦めてくれた人を少し好きになったね。 あたしは「キ」と「シ」が少しだけ発音がうまくできない。 昔は、Huの発音ができなくて、 Fuだった。 こんなくらいで、きよしの気持ちにはなれないけど。
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懐かしいような居た堪れないような気分になる。 僕に似た子の話、ってことは重松氏自身の昔の話なんでしょうか。
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夏休みの宿題の書評のために読みました 重松清さんの体験に基づいた作品だと聞いて驚きました 読み終わったあと何とも言えない暖かい気持ちになりますよ
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吃音を理由として100パーセント自分の思いを伝えきれない少年、そしてその中で僅かに紡いできた他者との関係も度重なる転校によって何度もリセットを余儀なくされていく。転校生は人並み以上に自分の存在を示さなければならない立場でもあるがゆえに、主人公の少年は如何にどもることをせずに自分を...
吃音を理由として100パーセント自分の思いを伝えきれない少年、そしてその中で僅かに紡いできた他者との関係も度重なる転校によって何度もリセットを余儀なくされていく。転校生は人並み以上に自分の存在を示さなければならない立場でもあるがゆえに、主人公の少年は如何にどもることをせずに自分を示せるか慣れていく様がまた哀愁を誘う。。 作品の中で始めて転校せず、逆に自分が転校生を迎える立場になる「交差点」という話が印象に残った。口では何とでも言えるが、いざ自分がその立場に立った時、「自分がしてほしい」と思った行動を相手に対して有限実行できる人間は大人でも少ない。同級生を敵に回しても転校生を気遣う、その姿勢は何よりも主人公の優しい人間性を示しているように感じてならない。
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かつて吃音を抱えていた作家の少年時代を、同じ悩みを持つ少年への励ましの手紙として書かれた物語。思うことの半分はおろか10分の1も言えなくて、でも口をつぐむしかできない少年の悔しさや悲しさがひしひしと伝わってきます。方言でつづられる会話がまた何とも温かい感じがして、いいなぁと思いま...
かつて吃音を抱えていた作家の少年時代を、同じ悩みを持つ少年への励ましの手紙として書かれた物語。思うことの半分はおろか10分の1も言えなくて、でも口をつぐむしかできない少年の悔しさや悲しさがひしひしと伝わってきます。方言でつづられる会話がまた何とも温かい感じがして、いいなぁと思いました。じぃんと静かにくる感動ものです。
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