アムリタ(上) の商品レビュー
アマゾンの紹介を見ると、なんだかドラマチックな物語のように思えるが、実際の内容は、主人公とその周辺の日常だと思う。こういった、本人たちが意識しない異常な日常とか、生活とか、幸不幸を通り越したものって好きだ。
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なんか壮大だなー、とちょっとドキドキしつつ肩の力を抜きながら上巻を閉じた。 ばななさんは色彩感覚が美しい人だなあと、いつも思う。 澄んだ綺麗なものを、そのままそっくり『ニ○%増し』で心に投影してくれる。 若干SFチック(霊とか予知とか)なのは個人的にそんなに好まないんだけど、 ...
なんか壮大だなー、とちょっとドキドキしつつ肩の力を抜きながら上巻を閉じた。 ばななさんは色彩感覚が美しい人だなあと、いつも思う。 澄んだ綺麗なものを、そのままそっくり『ニ○%増し』で心に投影してくれる。 若干SFチック(霊とか予知とか)なのは個人的にそんなに好まないんだけど、 朔美や竜一郎や由男などの身に起きて、 そうして彼らが感じるちょっとした心の震えみたいなのが面白い程伝わってくる。
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生と死。お話的にはリアリティはないのだけれど、よしもとばななの言葉ひとつひとつがリアルに感じられる。些細なことでも、深くぐっと入ってくる。
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不思議な世界観を持った小説でした。 やはり吉本ばななさんが描く登場人物は魅力的です。 脳のあまり使った事が無い部分をフルに使って 感じながら読んだ感じで不思議だった。
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再読。 妹の自殺。 弟の信じられないけれど、変えられない不思議な力。 頭を打って記憶が無くなった主人公。 不思議な人がいっぱい出てきて、不思議なことがたくさん起こるのに それでも入れるのはばななさんの魅力です。 お母さんの潔さがすごく好きです。
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南の島でスローライフしているような、まったりした気分になれる文章です。いろいろあるけどまあいっか。そんな感じ。お母さんのおじいちゃんが教えてくれた人生の秘伝にぐっときました。
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借りた 静かで、あったかい愛情に満ちていて、ゆっくりと進んでいる。 刺激はないけど、すごくリフレッシュできる本。 特に主人公たちがサイパンに行っちゃうところなんかが好きです。 非現実さも現実的に感じてしまう。。何故だか。。 吉本ばななさんみたいな死の捉え方をする作家に今まで出...
借りた 静かで、あったかい愛情に満ちていて、ゆっくりと進んでいる。 刺激はないけど、すごくリフレッシュできる本。 特に主人公たちがサイパンに行っちゃうところなんかが好きです。 非現実さも現実的に感じてしまう。。何故だか。。 吉本ばななさんみたいな死の捉え方をする作家に今まで出会ったことがない。 『キッチン』が好きな人はきっと好きになれるお話だと思うので、好きな人、是非読んでみてください。 江国香織さんの『流しの下の骨』にも雰囲気通じるものがあるかと。
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下巻は登録してないけど読んでますvv ばななさんの作品の中でも好きな作品です。 といっても、どれも素敵なんですけど…。 とっても面白いです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生と死、メンタル的なもの、超常現象 言葉ひとつひとつがやわらかくて優しくて日本語っていいなって感じさせてくれる作品。登場人物が個性豊かで、由紀子の祖父からの人生の秘伝の教えは単純なのだろうけどハッととさせられるものがありました。 私自身、相手に言いたいことが言えないところがあるので"そういう勇気"が足りないのかもしれない。ある程度の自分を出せないと相手にも失礼だと思った。何もかもあからさまに発言するわけではないけど大人になりたいなと(苦笑) 下巻も楽しみです(^^)/
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ある種の人間には、とても響き シンパシーを感じずにはいられないようなそんな本。 うーん、すごい本やったなーっと思い、あとがきを読むと、なるほどと、納得。 絶望と希望が混在する、絶望も希望も ある方向に向かうと、そうそうは止められないし あとから思い気づくことと、現在...
ある種の人間には、とても響き シンパシーを感じずにはいられないようなそんな本。 うーん、すごい本やったなーっと思い、あとがきを読むと、なるほどと、納得。 絶望と希望が混在する、絶望も希望も ある方向に向かうと、そうそうは止められないし あとから思い気づくことと、現在進行で、すすんでいる時に感じることは。 ちょっと違う。 そのギャップっていうんは、そうそうには埋まらないし、埋めることはできない。 そういうことを、なぜか感じた。 でてくるキャラクターも、作中にも記載されてるけど みんな一風とんでて 心地いいじゃなくて、面白い。 やっぱり真由に、すっごく惹かれる。 高知とかサイパンの描写がとてもいい。 病み闇の人間には、神々しい本ではないのかと。
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