月の裏側 の商品レビュー
いや、こんなにドキドキする話だと思いませんでした。夜中に一人で読んだら普通に怖いです。靴下はいちゃいます。 でも最後は爽やかに、考えさせられました
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幻想的で少し怖い。地元が割と近いのでにや、とする場面もありつつ主人公よりも教授にときめき相変わらず食事のシーン(むしろ日本酒シーン?笑)が美味しそうで美味しそうで。 作中で「地図にない町」について触れられていることから作者だディック著の作品を読んでいることは明らか。内容も似たよう...
幻想的で少し怖い。地元が割と近いのでにや、とする場面もありつつ主人公よりも教授にときめき相変わらず食事のシーン(むしろ日本酒シーン?笑)が美味しそうで美味しそうで。 作中で「地図にない町」について触れられていることから作者だディック著の作品を読んでいることは明らか。内容も似たようなところが目につくあたりこれを元にしているのかも。
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箭納倉という堀に囲まれた町で起きている連続失踪事件のなぞに迫る男女4人。箭納倉には人間とは別の「何か」がいるらしい。それは人間を「盗んで」いってはしばらくして元の場所に戻すようだ。盗まれる前と後ではどっちかが本当の自分なのか?盗まれた人がそうでない人の数を圧倒、盗まれていない自分...
箭納倉という堀に囲まれた町で起きている連続失踪事件のなぞに迫る男女4人。箭納倉には人間とは別の「何か」がいるらしい。それは人間を「盗んで」いってはしばらくして元の場所に戻すようだ。盗まれる前と後ではどっちかが本当の自分なのか?盗まれた人がそうでない人の数を圧倒、盗まれていない自分が少数派になったとき、自分ではない何かになるとしても、盗まれ多数派になることを選択するのか?それによって昨日までの自分が別のなんだかわからない何かに成り代わっているとしたら?これはホラーだな。どうしようもなく怖くなった。 『一度、別の世界を知ったらもとには戻れない。』戻れないくらい楽しい世界?いや、『戻りたいのに戻れない』ってこと?その世界に踏み入れなければわからない何か…でも踏み入れたらそこが快でも不快でもそれを知ってしまったっていう事実、それからはもう抜け出せない。元には戻れないって怖い。どっちの世界が本物かなんて関係ない。自分は生きている世界の多数派のなかで生きていかなきゃ「異物」と判断されるならどっちを選ぶんだろう?ホラーじゃない現実で、そういう選択肢にいつも悩まされてるんじゃないかな?俺たち。(ま)
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う〜んもうやばいくらいにトロトロしてくる。惚れてしまう。あっけにとられる。月の裏側の世界を覗いてみたい人はどうぞ。
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舞台は九州の水郷、箭納倉市となれば、柳川がモデルと一目瞭然。白秋の名前が出てきて周辺の都市名はそのままじゃ、何で柳川と書かないかと疑問を持てば〜、読み続けて判りました。柳川市から苦情が来ますがな(笑) 推理物と思って読んでいましたら、SF系ホラーでしたね〜。4人の人物設定はいいん...
舞台は九州の水郷、箭納倉市となれば、柳川がモデルと一目瞭然。白秋の名前が出てきて周辺の都市名はそのままじゃ、何で柳川と書かないかと疑問を持てば〜、読み続けて判りました。柳川市から苦情が来ますがな(笑) 推理物と思って読んでいましたら、SF系ホラーでしたね〜。4人の人物設定はいいんですけど、流れが荒すぎる。架空の街じゃないだけに、説明不足というか矛盾を無視している部分が多く目に付く。失踪事件解明のゲームで始まってますが、作者にとって遊びの作品でしょうね。
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九州の水郷都市・箭納倉。 ここで三件の失踪事件が相次いだ。 消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ。 記憶を喪失したまま。 まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも? 事件に興味を持った元大学教授・...
九州の水郷都市・箭納倉。 ここで三件の失踪事件が相次いだ。 消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ。 記憶を喪失したまま。 まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも? 事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは“人間もどき”の存在に気づく… 独創的で不思議で、そして怖い。 「普通」とは違うものが少数の場合、それは特殊なものだけど、それが逆転した時、「普通」の方が特殊なものになってしまう。少数派に追い込まれていく恐怖と、早く結末が知りたい一心で読み切りました。果たして自分は本当の自分なんだろうか・・・
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わりと読むのに時間がかかってしまいました。 ちゃんと、今回も、言葉の端々にリアルを感じることができました。 ストーリーはそんなに好きではないけれど。 まだわからないのかもしれないです。
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豊かな水源に育まれた九州の水郷都市・箭納倉で起こる連続失踪事件。事件に興味を持った元大学教授らがたどり着いた真相、そして彼らの決断とは? 和風SFホラーといったところです。名作SF「盗まれた街」のオマージュとの事。いわゆる入れ替わり系ホラーの演出に加えて、日本の怪談で度々多用され...
豊かな水源に育まれた九州の水郷都市・箭納倉で起こる連続失踪事件。事件に興味を持った元大学教授らがたどり着いた真相、そして彼らの決断とは? 和風SFホラーといったところです。名作SF「盗まれた街」のオマージュとの事。いわゆる入れ替わり系ホラーの演出に加えて、日本の怪談で度々多用される湿気と水の表現が恐怖感を煽ります。ラストに関しては何から何まで説明してくれる作りじゃないので、人によって大分評価が分かれるかと。
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初読:2007年11月29日 一見のどかな、時の流れの滞った水の郷で起こる常識を覆す事件。読み進めるうちに背筋が冷たくなってくる。最後にたどり着くのがそんな場所とは、予想だにしなかった。
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九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは...
九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは"人間もどき"の存在に気づく…。
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