月の裏側 の商品レビュー
ああ、世の中の謎は本当はそうかも知れない、と思わせる発想がすごい。 SF的なので、好き嫌いは別れると思うけれど。
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恩田陸は旅行ミステリーものというジャンルを持っている。例えば「まひるの月を追いかけて」や「黒と茶の幻想」など。そしてこの「月の裏側」。 九州の、堀に囲まれた城下町を舞台にSFホラー。
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最初にこの本を読んだとき、なぜか腹立たしくなりました。が、しばらくたってから読み直してみると意外と面白い。藍子の気持ちの変化が手に取るように理解でき、自分だったらどう思うだろう…?と、怖くなりました。(ある種、ホラーです) …ですが、やっぱり少し納得出来ない、すっきりしない、もや...
最初にこの本を読んだとき、なぜか腹立たしくなりました。が、しばらくたってから読み直してみると意外と面白い。藍子の気持ちの変化が手に取るように理解でき、自分だったらどう思うだろう…?と、怖くなりました。(ある種、ホラーです) …ですが、やっぱり少し納得出来ない、すっきりしない、もやっとしたものが残ります。何なんでしょう…。これが味なのかも…?
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九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは...
九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは"人間もどき"の存在に気づく…。 こんなことありえない!と思いつつも、話に引き込まれます。水がこんなだったら本気で嫌です!!でもこの世には私たちが知らない世界もたくさんあるような気もします。ちょっとグロい(?)描写もありますが、面白いと思います。
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ある種のホラーです。昔から水路にめぐらされた城下町で、老人がいなくなる事件が発生。しかし、老人達は何事も無かったかのようにもどってくる――。「盗まれる」という言葉の使い方が面白いですね。何が盗まれるかというと、人間です。
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九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは...
九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づく……。
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「裏返す」とか「つままれる」とか今までも色々ありましたが今回は「盗まれる」。他に言いようがないよね!というナイスネーミングに脱帽です。農協倉庫のマンホールの下を恐いもの見たさで覗きたい。
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体の内側をひたひたと冷たい水で満たされていくような感覚。ホラーでありSFなんだけど、そういう次元でなく、文字の隙間から滲み出すような恐怖に包まれる。面白いと思うんだけどどうにも不気味で、再読したいのになかなか読めない一冊。
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周りが自分と同種でないかも・・・誰しも一度くらいは考えると思う。 そういう怖さが面白い。 映像が浮かぶ小説だった。(読了'07.01 )
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不思議な小説。SF的な話なのに古い和風の街、ごく普通の日常の裏側で奇妙なことが起こってる。しかし、だからといって気づかない人には何の変化もない。 面白いけど読み終わってからしばらく頭の中が『?』状態でした。初めての感覚?
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