ラッシュライフ の商品レビュー
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同じ時間、同じ場所で同時に進むそれぞれの人生がきれいに繋がっていき、なぞが一気に吹き飛ぶ瞬間が病み付きになるほど快感なのです。 小さなことが、小さな存在が、大きな何かに影響を与えていることもたくさんあるのかもしれません。例えば「汚い犬」一匹でもです。 世界が広く見えてくる感じがし...
同じ時間、同じ場所で同時に進むそれぞれの人生がきれいに繋がっていき、なぞが一気に吹き飛ぶ瞬間が病み付きになるほど快感なのです。 小さなことが、小さな存在が、大きな何かに影響を与えていることもたくさんあるのかもしれません。例えば「汚い犬」一匹でもです。 世界が広く見えてくる感じがしました。
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いくつもの視点から話が捉えられていてそれがつながっていく過程が面白かった オーデュボンの話がちょこっと出てくる でも全体としての掴みどころのない感じ すっきりしてるんだけどそれが物足りないというか 人生はお金が全てじゃないと思いたい 願わくは私の人生がlush lifeでありますように
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同時平行のストーリーがだまし絵のようにからみあって展開する小説。ちょっと技巧的に過ぎるかなと思いながら読み進めましたが、エンディングが良くて好印象になりました。
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伊坂さん,やってくれました。 すごい。 一気読み!!! 止まらなかったですね。 5つの物語が徐々に絡み合っているので読めば読むだけハマっていきました。 混乱するかもしれないけれど, こういうふうに人物がリンクしていく物語ってすごく好きなので。 ラストでストーリーが...
伊坂さん,やってくれました。 すごい。 一気読み!!! 止まらなかったですね。 5つの物語が徐々に絡み合っているので読めば読むだけハマっていきました。 混乱するかもしれないけれど, こういうふうに人物がリンクしていく物語ってすごく好きなので。 ラストでストーリーがつながったときはもう爽快です。 この物語を読んでいて,「やっぱお金だなぁ」と思いました。 大人社会です。 人間お金には弱い生き物です。 悲しいけれど,“仕方ない”って思わずにいられません。 物語にも出てきますが,装丁の絵はスゴイです。 いろんなところで楽しめる作品です。 わたしの中では銀行強盗=「チルドレン」なイメージです。 それにしても,死体は怖かったです…
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おそらく映画「パルプフィクション」あたりが端緒だと思うのだが、いまやこういう多人数同時進行的ストーリーもまったく目新しいものではなくなっている。書くほうも読むほうもどういう風に落ちをつけるか、と、どんな伏線を張り巡らせるか、に意識がいって、結局何が言いたいの?ってな物件が多い中、...
おそらく映画「パルプフィクション」あたりが端緒だと思うのだが、いまやこういう多人数同時進行的ストーリーもまったく目新しいものではなくなっている。書くほうも読むほうもどういう風に落ちをつけるか、と、どんな伏線を張り巡らせるか、に意識がいって、結局何が言いたいの?ってな物件が多い中、本書は比較的メッセージを的確に届けることができていると思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
五つの物語から構成されていて、この五つの物語は、始めは、それぞれが独立して進んでいるように見えるが、話が進んでいくうちに、五つの物語が、色々な場面で繋がっていたことがわかる。読み進めていくうちに、「これはこうやって繋がっていたのか〜」と思わず納得である。 最終テーマは「金で買えないものがあるか」である。作者は「手放しちゃいけないものがある」と答えている。それが例え1日一緒に居ただけの老犬だろうと。
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読者騙し上手の伊坂小説の中で、「ラッシュライフ」は上位に入るほど好きな作品です。良い意味で私は騙されて、人物が巧く交わる物語構成も楽しく感じられた小説です。
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