クロスファイア(上) の商品レビュー
宮部さんにしては珍しいSFもの。けれど、作品は流石!といったところ。 パイロキネシスを持った女性が悪を『浄化』する話。 上巻を読んだら下巻を読まずにいられない♪
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なかなか怖いというか恐ろしいというか・・・。マジメに読んだ小説はコレだけかな。私は好きなタイプのお話ですよ〜。
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メインは念力放火能力(パイロキネシス)のこと。超能力ってことで、そんなの現実に無いでしょーっと一笑すれば済むこと。だけど、その力を如何に使うか?人とは呼べないようなヤツを相手に制裁を加えることは正しいのか?正義って?考えれば考えるほど深まる。
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再読。 淳子の、力が主体か、淳子自身が主体か、という問いが、現代の人間疎外の問題と重なった。犯罪被害者や世の中にときとして現れる「不思議」の存在の肯定、という意味では、面白いテーマを扱っているし、考えさせられることも多い。でも、やっぱり、「パイロキネシス」を持ってそれを具現化...
再読。 淳子の、力が主体か、淳子自身が主体か、という問いが、現代の人間疎外の問題と重なった。犯罪被害者や世の中にときとして現れる「不思議」の存在の肯定、という意味では、面白いテーマを扱っているし、考えさせられることも多い。でも、やっぱり、「パイロキネシス」を持ってそれを具現化しようとするところに、リアルさの欠如があるように思う。結局、「物語」としてしか捉えられないでいる。
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先に映画から見たからやっぱり文字の素晴らしさを感じた。この頃の矢田ちゃんはそこまで人気なかったよね?矢田ちゃん演じた主人公の頑なな正義感が、共感出来るかどうかは別問題にして凄まじい。
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映像で先に見てしまったものですからどうしても主人公の彼女が矢田亜希子ちゃんを浮かべてしまって(笑) でも、イメージに合っているかなぁ。上巻、あっという間に読めちゃいます。
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パイキロネシス-念力放火能力を持つ青木淳子の力がもっとも危険な正義となり犯罪者に降りかかる。 短編「燔祭」の続編に当たる小説。上巻では燃やしまくります、恐ろしいほどに。
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私の初・宮部みゆき作品はコレだった。 女の子が拉致されて拷問される場面は見るに堪えんよ・・・。上下巻
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異能者ゆえの孤独、パイロキネシスを持つ青井淳子は、その最後まで孤独だったのだろうけど、なぜかこれしかないと思わせる、終わり方でした。「こんな人殺しを見ずにすんで良かった…」 戦って、戦って、救われた人もいるだろうに。 切ないなぁ。
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発火能力を持ってるために苦しんでしまう主人公ですが、その力で犯罪者を殺していこうとするわけです。 手口のわからない殺人事件に奔走し、徐々に追い詰めていく刑事さんも見物と思いますが、なんといってもそれぞれのキャラたちの信念ですね。 この力を自分のエゴで使うのではなく、世に蔓延る犯罪...
発火能力を持ってるために苦しんでしまう主人公ですが、その力で犯罪者を殺していこうとするわけです。 手口のわからない殺人事件に奔走し、徐々に追い詰めていく刑事さんも見物と思いますが、なんといってもそれぞれのキャラたちの信念ですね。 この力を自分のエゴで使うのではなく、世に蔓延る犯罪者を葬るために使おうとする涼子。 人を殺すのは悪いことだ、と世間では声高に叫んでいますが本当にそうだろうか・・・。殺されても仕方が無いようなひどいやつもいるのではないか、と考えさせられました。
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