クロスファイア(上) の商品レビュー
鳩笛草の中の「燔祭」という話しの続編。「燔祭」では、妹を殺害された男が主人公ですが、クロスファイアでは、パイロキネシスの能力をもつ青木淳子が主人公になっており、こちらの方が面白いです。スカッとするね。
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堪能できました。 面白かったです。 最後は切なかったです。 この話のヒロイン、青木淳子は以前、同じ光文社文庫の『鳩笛草』の中の『燔祭』と言う話に出ていました。 つまり今回の話は続編です。 宮部ワールドに出てくるモンスターを退治する正義の味方のモンスターの話です。 ちなみに今...
堪能できました。 面白かったです。 最後は切なかったです。 この話のヒロイン、青木淳子は以前、同じ光文社文庫の『鳩笛草』の中の『燔祭』と言う話に出ていました。 つまり今回の話は続編です。 宮部ワールドに出てくるモンスターを退治する正義の味方のモンスターの話です。 ちなみに今回出てくる石津刑事、後に、集英社文庫の『R.P.G』にも出てきます。 こんな風に知っている人物がいろんな話に出てくる展開が、なんか自分が宮部ワールドの世界に生活してるような錯覚を起こさせてくれるので、おいら大好きです。
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面白かったです。誰しもが淳子と同じような感情を持っていると思う。ただ、力がないだけ。もし自分も同じ能力を持っていたら…?と考えてしまいます。淳子が危なっかしくて、ひやひやしてしまいます。
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この手の話で、主人公にパイロキネシスを持たせるというのは珍しいのではないでしょうか。ストーリーは面白く、どうどん頁をめくれます。本が嫌いで嫌いで仕方なかった私がほぼ初めてまともに読んだ本です。
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火を操ることができる女性が事件解決に向けて自分の能力を駆使していく話。自らが考える正義のために反社会的な行動をとる犯罪者を征伐していく。彼女が征伐していった事件の現場状況にただならぬ疑問を持った二人の刑事が彼女に徐々に迫っていく様子がみどころ
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人間誰しも憧れる「特殊能力」。 でも本人はこんなにもせつなくて、やるせないものなのかと感じた。 でも宮部作品独特の読み終わった時の爽快感が、やめられない。
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主人公がせつないです・・・。映画も見ました。人とは違う能力があるばかりに・・・。みんな力は違えど悩みは一緒なんだよね。
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面白かったけれども、暴力シーンがエグくて読み直す気になれないのが残念。 超人的な能力を持つ者の苦悩と悲しみを描いたところは、「龍は眠る」に通じるところがある。
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念力放火能力を持つ青木淳子の物語。最後はそういう結果になるだろうと予想していたけれども、やはり悲しい、そして美しいラストだった。
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【上・下巻】念力放火能力を持った女性が自分の思う正義を貫く・・・それが他者を傷つける行為であっても。期せずして超能力者に生まれてしまった人間の苦悩をとても身近に感じさせてしまう作者の技法がすごいのか?それとも自分が感情移入しすぎなのか??
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