王国(その1) の商品レビュー
気になって、また読んでみました。 1回目読んだときは、あまりにも重要に感じるところが多すぎて、もうお腹いっぱいで最後まで読みきったかどうかも覚えていません。 気になったところ抜粋。 山はいつもこちらに何もかも与えてくれてたのに、人間はそんなことを謙虚に受け止めようとしない。ちょ...
気になって、また読んでみました。 1回目読んだときは、あまりにも重要に感じるところが多すぎて、もうお腹いっぱいで最後まで読みきったかどうかも覚えていません。 気になったところ抜粋。 山はいつもこちらに何もかも与えてくれてたのに、人間はそんなことを謙虚に受け止めようとしない。ちょっとだけください、と言っていた時代はとうに過ぎ去り、今や人間はおかわりをえんりょしない居候のようなずうずうしさだ。 恋愛とか病気の治癒と同じで、ものごとは正しい時間をかけて、順当な道をたどって変えて行かなくては絶対に収まるところに落ち着くことはない。人だけが、それをはしょったり急いだりする。欲のために。 とても考えさせられます。
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私がまだ大学に入りたての頃、 受験に失敗し、大学生活に楽しみが見出せなくて、よく図書館にいった。 図書館は、意外と充実していて、読みたい本が結構あった。 よしもとばななはほとんど読んでいたが、 この本や受験期にでた本はまるで読んでいなかったのでこの本を借りたが、 正直あ...
私がまだ大学に入りたての頃、 受験に失敗し、大学生活に楽しみが見出せなくて、よく図書館にいった。 図書館は、意外と充実していて、読みたい本が結構あった。 よしもとばななはほとんど読んでいたが、 この本や受験期にでた本はまるで読んでいなかったのでこの本を借りたが、 正直あんまり期待してはいなかった気がする。 しかしまあ、読み始めたら夢中で読んだ。 よしもとばななはシリーズになっている話ってないのだけど、 この王国は3巻まで出ていて、本当に私の世界にぴったり沿った。 話の内容としては、偉大で不思議なおばあちゃんに育てられた主人公が これまた不思議な力をもつ男の助手をしながら、いろいろなことに気づかされ、 さらに自分や世界を知っていく話なのだが、なんだか説明にしたら陳腐だな。 感覚的いきている私はなんだか、この本を読んで感動してしまった。 最近のよしもとばななの本の中では一番好きな本ですね。
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友人に薦められ購入。三部作の第一部。けっこう不思議な感じで、特殊な力のある人の物語。 なんだかほんわかしてて包み込むようなやさしいお話。オススメです。
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自分の生活にそっと寄り添ってくるような空気感が好きだ。 淡々としているけれど、力づよい。 本当に大事なものを大事にできている人って強いんだなと思う。 図書館で借りては読み返しているので、チャンスがあったら是非手元に置こう。
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2008.11読了。 “最高のものを探し続けなさい。 そして謙虚でいなさい。 憎しみはあなたの細胞まで傷つけてしまうから。”
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作者が名前をひらがなのよしもとばななに変えてから1冊目の本。どんな本なのかなと思いながら読んだが、すぐに物語の中に入っていけた。登場人物がみな個性的で、でもこの前に読んだ「虹」の根本に流れている生き方のスタンスと共通するものがあるように感じたけど、自然の中でいろんな力をもらいなが...
作者が名前をひらがなのよしもとばななに変えてから1冊目の本。どんな本なのかなと思いながら読んだが、すぐに物語の中に入っていけた。登場人物がみな個性的で、でもこの前に読んだ「虹」の根本に流れている生き方のスタンスと共通するものがあるように感じたけど、自然の中でいろんな力をもらいながら生きているんだということや、いつもいつも元気ではいられなくても、生きるうえではとっても小さなことが元気を取り戻すきっかけを与えてくれたり、自分の捉え方で幸せをたくさん感じられることもあることを改めて教えてくれる、自分にとってはとても共感できる本だった。
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小説というもののすごさを感じた。 そこに書かれている言葉、人物が発する言葉は 作者が人物を通して発しているんだ、たとえその登場人物が勝手にしゃべった内容だとしても。 当たり前のことなのだけれど。 これを読んで、よしもとばななさんの本をもっともっと読みたいと思った。 これほど...
小説というもののすごさを感じた。 そこに書かれている言葉、人物が発する言葉は 作者が人物を通して発しているんだ、たとえその登場人物が勝手にしゃべった内容だとしても。 当たり前のことなのだけれど。 これを読んで、よしもとばななさんの本をもっともっと読みたいと思った。 これほどまでにもやもやとおぼろげながら感じていたことが 言葉となって自分の目の前に現れていることに、驚愕さえ感じた。 こういう感情や気持ちって 物語にのせることで はじめてこんなにも明確に言葉になるのかもしれないと感じたほどだ。 表現するってすごいなぁ。
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登場人物がみんなやさしくて素敵。よしもとさんの本を読むといつも綺麗な空気を吸ったような気持ちになりますが、この本はちょうど弱っている時に読んだので余計そう感じました。
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いつもながら登場人物に惹かれる。サボテン公園にいつか行ってみたいと思った。装丁は吉本ばななの本の中で一番嫌い。どうしちゃったの?ってくらい、らしくない。
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とても綺麗な作品でした。 読み終わって、こころが洗われたような気持ちになりました。 本当に、わたし好みの話です。 よしもとばななさんの文章には不思議な力があると思います。 元気になれる力をもらった気がしました^^
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