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王国(その1) の商品レビュー

4.2

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/10/04

□現代人らしくない登場人物がいい。 ■穏やかな気持ちになれ、影響される。 □全てのものが愛しくなる。 ■一見淡々としているようでいい言葉がたくさんある。 ■読んでよかったと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

守られる、比べる・・・ この小説は読むたび感じ方が違うんだろうなと思わされる。 どきんとすることばも詰まっている。

Posted byブクログ

2009/10/07

不思議なちからを持つ楓とそのアシスタントでこれまたちょっとわけありな不思議さをもつ雫石との出逢い、の話。ただし二人は恋に堕ちるとかではないので注意。作品中の例示にトリックの直子と上田が出てました。あんな感じ。でも上山は私のジャスティス。。。 なんか最初らへんの自然スゴイアピール人...

不思議なちからを持つ楓とそのアシスタントでこれまたちょっとわけありな不思議さをもつ雫石との出逢い、の話。ただし二人は恋に堕ちるとかではないので注意。作品中の例示にトリックの直子と上田が出てました。あんな感じ。でも上山は私のジャスティス。。。 なんか最初らへんの自然スゴイアピール人間汚いアピールが他の作品より濃く感じたのでウヘェとなった。でも最終的には、雫石が山を降りたことで知った、素晴らしい人々の暖かさによって救われ明日を生きていこう、恋をしていこうとするのでやっぱりよかった、かな? 最後の展開はなかなか面白かった。あの夫婦どこに絡んでくるんだと思ってたら。あと私もなんかサボテン欲しくなりました。そして楓のような超能力者に会いたい。。。王国は今その3まで出てるのかな。探してこなきゃ。

Posted byブクログ

2009/12/20

最高のものを探し続けなさい。 そして謙虚でいなさい。憎しみはあなたの細胞まで傷つけてしまうから。 雫石(しずくいし)という名の、サボテン好きな女の子が主人公。 雫石は人里離れた山小屋に祖母と住んでいた。 祖母は症状にあわせてお茶を配合し、病気にかかった人たちを治癒させる不思議...

最高のものを探し続けなさい。 そして謙虚でいなさい。憎しみはあなたの細胞まで傷つけてしまうから。 雫石(しずくいし)という名の、サボテン好きな女の子が主人公。 雫石は人里離れた山小屋に祖母と住んでいた。 祖母は症状にあわせてお茶を配合し、病気にかかった人たちを治癒させる不思議な能力を持っていた。 しかし、ある日、祖母は恋人とともに海外へ移住することになる。 天涯孤独の身となり山を下りた人つき合いの苦手な雫石は、ほとんど目が見えない楓という名の男の占い師に出会い、そのアシスタントとして生活を始める。 その二人に、楓のパトロンである偏屈な同性愛者片岡、サボテン公園で知り合いやがて雫石と不倫関係を結ぶサボテンの専門家野林、が加わって、それぞれに孤独を抱えた人物たちが動き出してゆく。 (「BOOK」データベースより)

Posted byブクログ

2009/10/07

植物の心を理解する雫石という女性の物語。 どうしてこうもよしもとばななの文章って非現実的な世界にマッチしてるんだろう。 おばあちゃんのかっこよさにしびれた! 次が気になる。わくわく。

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2009/10/04

ふつうなのに  なーんかあったかいんだよね  夢中になって読んだ  最後の最後に  片岡さんだいすきー  てなって泣きました シリーズ読破します

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2009/10/04

健気で柔らかくて温かくて洗礼された美しい物語 読んだ後は心地よいあたたかさに包まれていた 彼女の作品には不思議な魔法がかかっている気すらしてくる 本当に凄い

Posted byブクログ

2009/10/04

最高のものを探し続けなさい。そして謙虚でいなさい。憎しみはあなたの細胞まで傷つけてしまうから。大きなものに包まれ、守られている女の子の物語。祖母が外国へ行く為、育てられた山を出た主人公の女の子が、盲目でゲイの占い師の元で仕事を手伝いながら、恋や生き方を綴っていく物語。

Posted byブクログ

2009/10/07

結婚出産を経てからばななさんが発表した作品の中で、最初に読んだものということもあり、その作者の心の変化が見て取れる作品だと思った。もっとも、スピリチュアルな感じは過去のどの作品にも共通しているんだけど。主人公雫石(すごい名前!)は子供のようにピュアな汚れのない心の女性。エッセイの...

結婚出産を経てからばななさんが発表した作品の中で、最初に読んだものということもあり、その作者の心の変化が見て取れる作品だと思った。もっとも、スピリチュアルな感じは過去のどの作品にも共通しているんだけど。主人公雫石(すごい名前!)は子供のようにピュアな汚れのない心の女性。エッセイの中でもばななさんが東京の殺伐さや空気の汚さに辟易していることをよく語っておられたが、それに対するノスタルジーがばっちり出ている。最後に火事で(それも汚れた、臭いにおいのする隣人が愛憎殺人の果てに起こした火事で)唯一の肉親であるおばあちゃんからの神々しいまでのメールをふくんだパソコンや、彼女の愛したサボテンたちが消失してしまうところが泣きそうに切なくなった。必死にサボテンたちに謝る雫石に心が痛んだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

よしもとばななの作品で何が好き?って聞かれたら王国シリーズ!って答えます。 吉本ばななからよしもとばななになって、凄い柔らかく…といえばいいのかな?前より一層好きになりました。 その中でも特に、気持ちいいくらいの優しさがあるお話。 疲れている時なんかに読むとちょっとほろりといって...

よしもとばななの作品で何が好き?って聞かれたら王国シリーズ!って答えます。 吉本ばななからよしもとばななになって、凄い柔らかく…といえばいいのかな?前より一層好きになりました。 その中でも特に、気持ちいいくらいの優しさがあるお話。 疲れている時なんかに読むとちょっとほろりといってしまいそう。 不思議な世界観、是非味わってみて下さい。

Posted byブクログ