王国(その1) の商品レビュー

よしもとばなな(著者)

2009/10/04

小さな山小屋で、奇跡の薬草茶を作る祖母とそのアシスタント雫石。山の環境が変わったことで、雫石は一人で東京に住み始める。自然と離れて、孤独を感じる雫石だったが、目の見えない不思議な力を持つ楓やそのパトロンの片岡さん、そして恋人の真一郎君らと出会い、自身のすべきこと、自身が手に入れているものに気がついていくという話。
その１では、山を降りる経緯、楓や真一郎君との出会いが描かれている。人の持ち物に触れるだけでその人の運命が分かる楓や、その人に合う奇跡のお茶を作る祖母、植物に関して超人的な知識を持つ真一郎、そしてアシスタントの天才であり、人を感じることができ、サボテンと会話ができる雫石など、超能力を持ちながらもそれを自然に描いているという僕の最も好きな雰囲気を持つ作品だった。ほんとうに面白い。

2009/10/04

実は主人公が好きになれない。現在、シリーズの3作目まで出ています。一応読んでいますが、やはり好きになれない。

2010/03/13

最高のものを探し続けなさい。流れに身をまかせて、謙虚でいなさい。憎しみは、雫石の細胞までも傷つけてしまう。

2009/10/04

やさしい物語だけど、強さも、重みもある一冊だと思う。
読むと一気に読めます。
なぜか体があったかくなります。

2009/10/04

「王国シリーズ」１作目。おばあちゃんに会いたくなる。サボテンがほしくなる。心が綺麗になる、、、気がする。

2009/10/04

"やりたいと思ったときが、時間のある時なんだ。そういうのをしなくなったら、時間の奴隷になっちゃうよ。やりたいと思ったときに、ぱっと手を出さないと届かなくなることがあるんだ。”
その通りだと思う。

2009/10/04

よしもとばななさんの中で一番いい本だと思う。空気のような文章が今の私にスーッと溶け込んでくる。一番の処方箋。
主人公の雫石は長い間おばあちゃんと山で暮らしていたんだけど、色々な事情によって山を降りることになり都会で暮らすことになる。そこで出会った楓という占い師やその恋人の片岡さん、サボテン博士の真一郎くんとの出会いによって雫石が本当に少しずつ成長していくストーリー。少しずつ変わっていきたい人には本当におすすめ。落ち着くと思う。

2009/10/04

よしもとばななさんの本のなかでもかなりすき!おばあちゃんと孫の話ってすきかも。雫石って名前もかわいらしくていいなあ

2009/10/04

小さなころ、夏に蝉を捕まえる行動を思い出した。イッツ・野生児。耳を澄まして目をこらすと見える蝉の姿が浮かぶ。

2009/10/04

私の好きな「おばあちゃんと孫娘」本。
これを読むと、ウチにちっちゃいサボテンがいるんですが、普段気にもかけてないけど、ちょっと大事にしようという気持ちになります。
主人公がやさしい女の子で、いやな目にあっても、理不尽な目にあっても周りをうらんだり、自分を責めたりせず、淡々と自分のココロのままに生きる姿が清々しい本です。