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冬のオペラ の商品レビュー

3.6

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2009/10/04

巫冬彦の放つ1つ1つの言葉の含蓄が堪らない、北村ミステリーの中でも余韻の味わい深さはかなり上位でしょう。

Posted byブクログ

2009/10/04

お得意、十八番と言っても過言ではない日常の謎シリーズ。表題作ほか全3編。 平たく言えば変人の職業「名探偵」巫弓彦(かんなぎゆみひこ)が解き明かす謎の味は少し哀しい。 彼の人となりが非常に魅力的。

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2009/10/04

全体的にせつない感じがしていいです。 「名探偵」巫 弓彦ファンの私は、シリーズ化を強く希望しています。

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2009/10/04

普通のOL姫宮あゆみの視点から綴る「名探偵」巫弓彦の事件簿。北村さんらしい細やかな心情描写と色彩豊な作品。

Posted byブクログ

2009/10/04

北村薫は前からちょくちょく読んでいた作家です。主人公が自称名探偵と一緒に事件を解決していくのですが、普通のミステリーとは違って暗すぎないところがとても読みやすかったです。

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2009/10/04

「名探偵はなるのではない。ある時に自分がそうであることに気づくのです。…」 名探偵巫弓彦とその押しかけ助手姫宮あゆみが遭遇する三つの事件。人の執念の哀しさと、切なさを詰め込んだ中短編集。今後シリーズ化はしないのだろうか。 割に好きなんだけど。

Posted byブクログ

2009/10/04

三角の水 蘭と韋駄天 冬のオペラ 以上、3編からなる作品集だけど、これは、半分以上が「冬のオペラ」で、先の2作は、コンサートで言うところの前奏曲のようなものです。 主人公・姫宮あゆみは、勤め先の二階にある「名探偵・巫弓彦」の事務所に訪れて、記録係になります。姫宮あゆみは、「冬の...

三角の水 蘭と韋駄天 冬のオペラ 以上、3編からなる作品集だけど、これは、半分以上が「冬のオペラ」で、先の2作は、コンサートで言うところの前奏曲のようなものです。 主人公・姫宮あゆみは、勤め先の二階にある「名探偵・巫弓彦」の事務所に訪れて、記録係になります。姫宮あゆみは、「冬のオペラ」では、冬の京都で殺人事件に巻き込まれます。オペラ、、有名なオペラだったのに、気がつかなかったです。主人公の姫宮あゆみは20歳で、例によってなかなかいい雰囲気を持っている女性として描かれていますが、探偵の巫さんは、なんとなく薄っぺらい感じで、ちょっと・・って感じでした。 でも、この本は表紙のイラスト(おーなり由子さん作)がいいです。それだけで魅力的でした。2005.1.23

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2009/10/04

3つの話からなる短編集なのですが、3篇が微妙につながってます。登場人物が同じだけかと言えばそうではなくて、特に1話目と3話目の連鎖の仕方はちょっと凄いです。この話の全体に漂う冬の朝の冷たさのような、凛とした緊張感も話を静かに盛り上げてます。 だからと言って、暗いシリアスな話かとい...

3つの話からなる短編集なのですが、3篇が微妙につながってます。登場人物が同じだけかと言えばそうではなくて、特に1話目と3話目の連鎖の仕方はちょっと凄いです。この話の全体に漂う冬の朝の冷たさのような、凛とした緊張感も話を静かに盛り上げてます。 だからと言って、暗いシリアスな話かというと、それだけでもない。名探偵は名探偵にふさわしい仕事しかしないと断言し、看板にも「名探偵」と銘打ってあります。くだらない相談ごとにはもちろんのらないし、それ故に普段は近所の喫茶店でウェイターをしていたり、まるでフリーター。そんな微妙な笑いを含みつつも、悲しいラストへと続くわけです。絶妙です。面白いので、ぜひ!

Posted byブクログ

2009/10/04

このホン、宅には2冊ありますことよ。おほほほほっ(^^;ここに出てくる名探偵さんみたいに、一通り出来事を聞くと、それにまつわるいろーんなことをわかって、理解してしまう人っているんですよね。。。

Posted byブクログ