1,800円以上の注文で送料無料

女系家族(下) の商品レビュー

4

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2023/03/31

最後の最後での大どんでん返し。後書きでも書かれているが著者は緻密に取材を重ねてこの作品を仕上げている。それだけに登場人物それぞれの遺産に対する執着とそれを覆す伏線が見事に仕込まれている。読了後に晴々とした感じと共に興奮と衝撃が続いている。

Posted byブクログ

2023/02/21

全員が誰のことも信用していなくて、少しでも自分が有利になるように画策している。言ってることと思っていることが違うし計算高い。 最後誰が得するかなと予想しながら読み進めたけど概ね予想通りだった。

Posted byブクログ

2022/06/14

面白くて夜更かしして読んじゃいました。 相続の権利を強くする人って、相続について詳しくないことが多い気がします。 しかし嘉蔵お父さん遺言書でしか意見が通らないって、どんだけ弱い立場なんでしょうか。 三人のお嬢さんは、本当に嘉蔵さんの娘さんなんでしょうかね。 なんか違うドラマを想...

面白くて夜更かしして読んじゃいました。 相続の権利を強くする人って、相続について詳しくないことが多い気がします。 しかし嘉蔵お父さん遺言書でしか意見が通らないって、どんだけ弱い立場なんでしょうか。 三人のお嬢さんは、本当に嘉蔵さんの娘さんなんでしょうかね。 なんか違うドラマを想像してしまいました。 とはいえ、このお話は特に下巻の主人公は嘉蔵さんだなと思いました。 亡くなっているので登場してくるわけではないのですが、商家に婿入りし大番頭の言いなりとはいえ、みているところはきちっと見極めていて、どのように采配すれば万事治まるのかまで段取りしていったのは、なかなかの商才だと思われます。 今夜はテレビドラマの放送です。 準備万端で楽しくみようと思います。

Posted byブクログ

2022/01/19

下巻になって勢い落ちました。山林とかどうでもいいんだが、、最後は予想つく展開です。死んだお父さんが、藤代の別居とか、三女の結婚にも口出してたけどそんなの聞く必要ないのではと気にはなりました。

Posted byブクログ

2022/01/04

構成のうまさに脱帽しました。若い日にも読みましたが、感想変わらず、テレビ化も忠実で魅力が伝わりました。

Posted byブクログ

2021/06/22

(上下巻合わせてのレビューです。) 久しぶりの山崎豊子。やっぱりテッパンです。 姉妹3人の遺産相続にからみ、その周囲も巻き込んだドロドロ劇に 読み手である自分もあっという間に飲み込まれていきます。 山崎豊子のやり口が分かっているだけに、何となく先の展開が読めてしまいますが、 ...

(上下巻合わせてのレビューです。) 久しぶりの山崎豊子。やっぱりテッパンです。 姉妹3人の遺産相続にからみ、その周囲も巻き込んだドロドロ劇に 読み手である自分もあっという間に飲み込まれていきます。 山崎豊子のやり口が分かっているだけに、何となく先の展開が読めてしまいますが、 それでも面白い小説であることには変わりありません。 眠い目をこすって、あっという間に読んでしまいました。 残念なのは、著者がもう亡くなってしまっていて、 こんなにも素晴らしい小説にも作品数が限られているということ。 もっともっとたくさんの小説を生み出して欲しかった。。 全ての作品を読み切るのがあまりにもったいないので、 チビチビ読み進めることとします。

Posted byブクログ

2021/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつ、どうギャフンとなるのかなと楽しみだったが、最後の最後でそうきたか。生前認知なんてできるんだ。宇一さんはまあひどいな。もっとも、そういう環境に置かれていれば自然と考え方も感化されていくのだろう。

Posted byブクログ

2020/11/03

今となってはかなり古い時代背景になってしまうが、 かなり面白い。さすがは山崎豊子。 最初は長女が主役の話かなーと思い、 途中は番頭さんが主役かなーと思い、 最後は愛人が主役の話だなーと思い、 本当の最後では父親が主役だなーと思った。

Posted byブクログ

2019/05/18

2019年5月18日読了。 舞台は昭和30年代半ば、大阪は船場の4代続く女系家族の繊維問屋。 三代目が亡くなり、壮絶な遺産争いが繰り広げられ、途中から妾が妊娠していることがわかり、先代から支えている大番頭も絡み、女系三人姉妹とドロドロの物語が続く。

Posted byブクログ

2019/01/29

おもしろかったー 大地の子から豊子の本にはまり、今回も沈まぬ太陽等みたいに固い内容かなと思って読んだけどこれは違った。女+大番頭のどろどろの物語。 関西弁が心地よく、リズミカルに読み進められた。一人一人のキャラクターが濃くて、いやらしくて、でも何だかんだ憎めないのはこの文体の効果...

おもしろかったー 大地の子から豊子の本にはまり、今回も沈まぬ太陽等みたいに固い内容かなと思って読んだけどこれは違った。女+大番頭のどろどろの物語。 関西弁が心地よく、リズミカルに読み進められた。一人一人のキャラクターが濃くて、いやらしくて、でも何だかんだ憎めないのはこの文体の効果かな?豊子の関西を舞台にした本をもっと読んでみたい。

Posted byブクログ