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寝ながら学べる構造主義 の商品レビュー

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312件のお客様レビュー

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    95

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2015/11/29

読み直したさ:★★★ ソシュール,フーコー,ロランバルト,レヴィストロース,ジャックラカンについて何か読む機会があれば,また読み直していいかもしれない。 私のような哲学初心者にとっては何度読み直してもいい本。 〈感想〉 フーコーの系譜学的考え方は,法解釈においても実践されるべき(...

読み直したさ:★★★ ソシュール,フーコー,ロランバルト,レヴィストロース,ジャックラカンについて何か読む機会があれば,また読み直していいかもしれない。 私のような哲学初心者にとっては何度読み直してもいい本。 〈感想〉 フーコーの系譜学的考え方は,法解釈においても実践されるべき(実際になされているところでもある。)重要な発想。忘れずにいたい。時代背景によって通説たる地位を獲得できなかったり,切捨てられてきた発想を何とかして俎上に上げる。そういう試みとして。 あと,フロイト,ラカンのあたりの話は,自分の体験から妙に納得がいった笑。

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2015/06/09

これは面白かった。というか今後内田樹の本を読む上での基礎知識として必要っぽいしこれ一番最初に読んでよかった。人によって視点が違うというのは最近の考え方だというのは意外だったし、昔は絶対的・普遍的な何かが必ず存在するって考えていたなんて・・・つまり50〜100年後の考え方は一体どん...

これは面白かった。というか今後内田樹の本を読む上での基礎知識として必要っぽいしこれ一番最初に読んでよかった。人によって視点が違うというのは最近の考え方だというのは意外だったし、昔は絶対的・普遍的な何かが必ず存在するって考えていたなんて・・・つまり50〜100年後の考え方は一体どんな風なのか非常に気になる。 敬語で書こう。 この本は様々な学者の主張や考え、学びを大雑把に、本質的なところを抜き取って分かりやすく説明してくれた本で、そういったものに興味が有る自分にとっては素晴らしい書物でした。一ヶ月前くらいに読んだので、詳しくはノートを見ながら書きますが、・・・いや、ノートに書いてなかったです。とりあえずラカンは難解なのは伝わりました。 〜らしさ のくだりは印象に残っています。「男なんだから」とかはセクハラにならないのになんで「女性らしく〜しろ」みたいなことはセクハラになるんでしょうか。女性がこれまで受けてきた迫害や不平等などに対するカウンターとしてそういった文化や認識が育まれているのだろうか・・・。この本読んだ後気になったのは、姉と母の会話で、姉の同僚の飲み会で男子が多く払うのは当然のように会話で扱われており、散々女性の権利だの平等だの言うくせにそういった場面では昔ながらの価値観に従うのかと、若干憤慨しました。 この本は面白い考え方を紹介している本なので、本当にすごいのはここで紹介された学者た考えなのだけれど、それでもこういう本は価値あるものだとおもった。

Posted byブクログ

2015/05/16

文字どおり寝ながら学べるような内容だったけど逆にこんな感じに理解していいのか不安になる 一番最初に述べられていた著者の入門書論みたいなのは好き

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2015/04/01

最近ビジネス書ばかりだったので、たまにはこういう本も。内田先生の噛んで含めるような文体はやっぱりいいなぁ。

Posted byブクログ

2015/03/23

ずいぶん前に出版されている本です。だいたい、刊行当時に見逃したりで買わなかった本は、図書館とかで借りたりもらったりするのを除いて、手にすることはほとんどありません。その本とは縁がなかったのだから、なんて勝手に思っています。この本については少し前から気になっていて、内田先生の最近の...

ずいぶん前に出版されている本です。だいたい、刊行当時に見逃したりで買わなかった本は、図書館とかで借りたりもらったりするのを除いて、手にすることはほとんどありません。その本とは縁がなかったのだから、なんて勝手に思っています。この本については少し前から気になっていて、内田先生の最近の本を買おうと思って本屋をのぞいたのですが、それよりもやはりこっちでしっかり現代思想の勉強でもしようと思って、探して入手しました。読んでみて驚き。「目からウロコ」の連続。「なーんだ、そんなことだったのか」(帯にそう書かれています)と思える個所が多数。もちろん、いつものことながら、他人に説明できるほど自分の中でこなれてはいないのだけれど。ただなんとなくではあるけど、学生時代に少しかじった科学思想史であるとか、文化人類学などで感じていたこと、そして自分にとってしっくりいって、自然と身についている考え方が、構造主義から来ているのだということは分かりました。現在の自分たちの尺度で過去あるいは他の文化をはかってはいけない。想像力を豊かにして、相手の気持ちになって考えることが大切なのだといつも思っています。ユダヤ人の本に比べるとずいぶんと読みやすかった。

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2020/12/21

【2015年11冊目】 久しぶりに知的好奇心を揺さぶられる新書でした! 「構造主義」がなんなのかは結局まだよく分かりませんが、内田樹さんの読みやすい文体のおかげで、構造主義に影響を与えた思想家たちの考え方のほんの一部くらいは理解できました(^^) 難しいことを噛み砕くってなかな...

【2015年11冊目】 久しぶりに知的好奇心を揺さぶられる新書でした! 「構造主義」がなんなのかは結局まだよく分かりませんが、内田樹さんの読みやすい文体のおかげで、構造主義に影響を与えた思想家たちの考え方のほんの一部くらいは理解できました(^^) 難しいことを噛み砕くってなかなかできないので、著者の頭の良さに脱帽です! 2020.25th 5年ぶりの再読。☆×3 とにかく難しかった。5年前より頭が固くなったか、それとも5年前には分かったフリして感想書いたかどちらかでしょう(笑)。

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2015/02/20

寝ながら学べるというわりに、半分程しか理解できなかった。 けれど、著者の喩えは非常に分かりやすく面白かった。 是非再読したいと思う。 特に、ソシュールとバルトの言葉についての観念は非常に興味深かった。

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2015/02/13

(あとがきより) レヴィ=ストロースは要するに「みんな仲良くしようね」と言っており、バルトは「ことばづかいで人は決まる」と言っており、ラカンは「大人になれよ」と言っており、フーコーは「私はバカが嫌いだ」と言ってるのでした。

Posted byブクログ

2015/02/13

大学の社会学部で、ウォーラーステイン(史的システムとしての資本主義)からレヴィストロース(構造主義)にそれて、社会学じゃなく文化人類学の方が自分には合ってたんじゃないかと気付いた時には四年生で、もうどうにもならなかったことを思い出します。 どう頑張ってもポスト構造主義には馴染めな...

大学の社会学部で、ウォーラーステイン(史的システムとしての資本主義)からレヴィストロース(構造主義)にそれて、社会学じゃなく文化人類学の方が自分には合ってたんじゃないかと気付いた時には四年生で、もうどうにもならなかったことを思い出します。 どう頑張ってもポスト構造主義には馴染めなくって、自分の頭は固すぎるんじゃないか、頭悪いんじゃないかと思っていましたが、この本はさすがにそんな私でも「スッキリ」することが出来ました……ありがたや。 別にレヴィストロースが好きでも、ソシュールが好きでも、時代遅れなわけではないみたいでホッと安心。 安心ついでに「悲しき南回帰線」をまた読み始めました。 今ならデリダでもフーコーでも読めそうな気がします(多分、そんな気がするだけ……)。

Posted byブクログ

2015/01/20

現代思想、科学、政治、倫理、その他あらゆる価値判断は構造主義の影響を少なからず受けているらしい。 構造主義を知れば、現代の価値観の裏にある本質に近づくことができるのではないか?そんな期待を抱いて、これまでさまざまな専門書にチャレンジしてきたが、言葉の定義が頭に入らず、挫折してき...

現代思想、科学、政治、倫理、その他あらゆる価値判断は構造主義の影響を少なからず受けているらしい。 構造主義を知れば、現代の価値観の裏にある本質に近づくことができるのではないか?そんな期待を抱いて、これまでさまざまな専門書にチャレンジしてきたが、言葉の定義が頭に入らず、挫折してきた。 この本は著者が自らいうように、入門書ということでざっくり俯瞰できるように、厳密な定義はあいまいなままで具体例によって議論を進めている。普通は、構造主義といえばソシュールから始まるところだが、その歴史的背景として、フロイトやニーチェから始まり、ソシュール、フーコー、バルト、レヴィ・ストロース、ラカンと、かなり広い範囲にわたっている。 もちろん、短い本書で、これだけの内容をちゃんとカバーできるわけはない。あとがきにあるように、横町のご隠居が、わかったふりして講釈をたれるような、そんな内容なので、こちらも分かった気になって、うんうんとうなずいていればよいのかもしれない。

Posted byブクログ