木曜組曲 の商品レビュー
5人の女性が1つの館…
5人の女性が1つの館の中で3日間飲みまくりながら「重松時子殺人事件」の推理をするだけなんですが、まったく厭きさせない展開はお見事です。殺人事件の謎解きとその後のエピソードへ至るまで楽しみながら読めました。 ただ、地の文でAさんの心境を語っていたと思ったら、次の文章ではBさんの内面...
5人の女性が1つの館の中で3日間飲みまくりながら「重松時子殺人事件」の推理をするだけなんですが、まったく厭きさせない展開はお見事です。殺人事件の謎解きとその後のエピソードへ至るまで楽しみながら読めました。 ただ、地の文でAさんの心境を語っていたと思ったら、次の文章ではBさんの内面に切り替わっていたということが所々にあって、そこをもう少し巧く書いてくれたらなぁ…。 映画版もオススメです。
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この人が書く女性は、…
この人が書く女性は、とてもリアルです。恩田さんはよく心理ミステリーを書かれますが、これはピカイチだと思います。映画より緻密な感じがしました。
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恩田陸作品の中で2番…
恩田陸作品の中で2番目くらいに気に入っている作品です。ウグイス館に集まるもの書き中心の女性たち。それぞれの何気ないやりとりや会話の端々に重要な意味があり、最後の最後まで驚きの連続でした。私はわりとさらっと読んでしまうので、何度も前のページに戻って確認したりしていました。計算高い人...
恩田陸作品の中で2番目くらいに気に入っている作品です。ウグイス館に集まるもの書き中心の女性たち。それぞれの何気ないやりとりや会話の端々に重要な意味があり、最後の最後まで驚きの連続でした。私はわりとさらっと読んでしまうので、何度も前のページに戻って確認したりしていました。計算高い人々の、知性あふれる、計算高いお話です。
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才能豊かな作家が自殺…
才能豊かな作家が自殺した。毎年彼女の死を悼み集まる5人の女性達。編集者、姉妹、姪達。血の繋がりのある者もない者も彼女の影響を受けて今を生きている。しかし4年経った今回、彼女達はある事をきっかけとして作家の死の真相を知ろうと、お互いが隠していた事実を暴き始める。彼女達一人一人の個性...
才能豊かな作家が自殺した。毎年彼女の死を悼み集まる5人の女性達。編集者、姉妹、姪達。血の繋がりのある者もない者も彼女の影響を受けて今を生きている。しかし4年経った今回、彼女達はある事をきっかけとして作家の死の真相を知ろうと、お互いが隠していた事実を暴き始める。彼女達一人一人の個性、思惑などが入り乱れて息をつく間もなく話が進んだ感がある。事件の真相を知るというより、彼女達が死んだ作家にどんな思いを抱いていたかが主軸の話じゃないか、と思ってしまった私は、どうやら恩田陸の思うツボにはまってしまったらしい。
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小説家の時子が毒物死…
小説家の時子が毒物死してから4年間、毎年彼女を慕っていた5人がウグイス館に集まって、彼女の思い出を語り合う。でも今年はなんか違っていて・・・・・・時子が死んだという事実に対して、自殺、それとも他殺、事故??5人それぞれの秘めた思いが交差する。とらえかた一つで世界はこんなに変わって...
小説家の時子が毒物死してから4年間、毎年彼女を慕っていた5人がウグイス館に集まって、彼女の思い出を語り合う。でも今年はなんか違っていて・・・・・・時子が死んだという事実に対して、自殺、それとも他殺、事故??5人それぞれの秘めた思いが交差する。とらえかた一つで世界はこんなに変わって見えるのか?って驚きを恩田陸ワールドは教えてくれます。
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物語の舞台は一軒家。…
物語の舞台は一軒家。ただただ罵り合いまで行かないものの5人の女性が突っ込んだ意見交換を繰り広げるだけの話なのだが、緊張/弛緩の連続で行きつく暇もなく読ませてくれる。5人の視点から見た謎の死を書き分けることによって、自殺と他殺が二転三転して行き、最後にはどこまでが正しくてどこからが...
物語の舞台は一軒家。ただただ罵り合いまで行かないものの5人の女性が突っ込んだ意見交換を繰り広げるだけの話なのだが、緊張/弛緩の連続で行きつく暇もなく読ませてくれる。5人の視点から見た謎の死を書き分けることによって、自殺と他殺が二転三転して行き、最後にはどこまでが正しくてどこからがウソなのかはっきりしなくなってしまった。登場人物は皆物書きを生業としている。人物の書き分けが難しいところだがしっかりと個性を感じられることが出来、恩田さんの力量というものをうかがい知ることが出来るだろう。恩田さんはどの人物
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料理と謎と女たちの一…
料理と謎と女たちの一筋縄ではいかない会話。映画にもなったが、映画もおすすめ。ワインが呑みたくなります。登場人物が皆、人にはいえないような部分を抱えているところが非常に魅力的。
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とても知的な感じ。読…
とても知的な感じ。読み進めるうちに、まるで自分が議論するその場に参加しているような錯覚に陥る。恩田氏の小説のなかでも完成度が高い、と思う。読者をグイグイ引っ張ってくれる作品
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一人の女性小説家の死…
一人の女性小説家の死から四年。古い洋館に集まった五人の女性たちが、順番に繰り広げる告白劇。一体どれが真実なのだろうか?長編心理ミステリー。
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映画化原作。プロット…
映画化原作。プロットの巧みさが光る。また、登場する料理の数々がとてもおいしそう。
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