木曜組曲 の商品レビュー
死んだ女流作家をしの…
死んだ女流作家をしのんで集う4人の女性(全員物書き)と女流作家の世話役的な女性5人が、故人の死の謎をお互い推理していく話。ちょっと恐ろしげな真相よりも、キャラクターそれぞれが魅力的で、どんどん引きこまれます。「ネバーランド」の女性版のような雰囲気ですが、ゆったりして、お互い隠し事...
死んだ女流作家をしのんで集う4人の女性(全員物書き)と女流作家の世話役的な女性5人が、故人の死の謎をお互い推理していく話。ちょっと恐ろしげな真相よりも、キャラクターそれぞれが魅力的で、どんどん引きこまれます。「ネバーランド」の女性版のような雰囲気ですが、ゆったりして、お互い隠し事もあったり、大人の女性のしたたかさが伺えます。ああ、キッシュが食べたいです。
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自殺と処理されたはず…
自殺と処理されたはずの事件が、謎の花束とメッセージをきっかけに再び表にでてくる。証もなければ捜査もないにもかかわらず、少し世間の人間とずれた物書きの集団は空想と現実を展開してゆく物語。
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所謂ミステリーではな…
所謂ミステリーではなくある人が亡くなった、その数年後にその人に関わる人が集まってその人が自殺なのか殺人なのかを論議する話。他人に見せる部分見せない部分なんかの駆け引きもあってなかなか良かったです。
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女流作家が死んでから…
女流作家が死んでから、毎年彼女の家に集まって彼女を偲ぶ会を開く5人の女達。今年は、あることをきっかけに彼女の死の真相を追究する会になる。舞台は、ずっと彼女の家。次々に女達が告白する新事実。舞台劇にすると面白そうです。
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作家の自殺を巡り、そ…
作家の自殺を巡り、その原因を巡って、5人の女達が次第に本音をぶつけ合っていく物語。ここに描写される料理の数々は、思わず食べたくなるほどリアル。そして、女とは、ここまでシタタカになれるものなのかと、読後、思わず唸った。女が女の為に、そして作家が作家の為に書いた本。
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女の人たちが集まると…
女の人たちが集まるとこうなるって感じがすごく分かります。女の人って、いろんなことしながらも、頭の中では別のことを考えることができるってことが、よく分かる本でした。
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小説家「重松時子」の…
小説家「重松時子」の死の真相を巡って、再び集まった女達。お互いの心に思惑を秘めて、久しぶりの再会を喜び合う。会話中心で進んでいく物語です。時子は本当に自殺だったのか?という疑問を元に、お互い疑心暗鬼に陥っていきます。静かさの合間に、見え隠れする怒り、嫉妬。心理描写が巧みでした。あ...
小説家「重松時子」の死の真相を巡って、再び集まった女達。お互いの心に思惑を秘めて、久しぶりの再会を喜び合う。会話中心で進んでいく物語です。時子は本当に自殺だったのか?という疑問を元に、お互い疑心暗鬼に陥っていきます。静かさの合間に、見え隠れする怒り、嫉妬。心理描写が巧みでした。あのラストだとなんらかの形で続編が出来そうなもの。特に静子さんの書いた「ラヴレター」。時子を恐れさせた彼女の作品は読んでみたい衝動に駆られます。
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心理ミステリーの醍醐…
心理ミステリーの醍醐味を味わえる傑作です。もっとこういう作品が読みたいです。
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人気作家・重松時子が…
人気作家・重松時子が薬物死を遂げて4年。彼女に縁が深い女達4人は、時子が愛した木曜日に、彼女を偲ぶ宴を毎年催していた。今年もいつものように和やかな会になるはずが、花束と共に贈られてきた謎のメッセージをきっかけに、一気に告発と告白の心理戦へと変貌する。女性達の会話や食事の様子がとっ...
人気作家・重松時子が薬物死を遂げて4年。彼女に縁が深い女達4人は、時子が愛した木曜日に、彼女を偲ぶ宴を毎年催していた。今年もいつものように和やかな会になるはずが、花束と共に贈られてきた謎のメッセージをきっかけに、一気に告発と告白の心理戦へと変貌する。女性達の会話や食事の様子がとってもリアル。個性豊かな彼女達のおかげで、物語が暗くなりすぎていない感じがしました。
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有名小説家が薬物死を…
有名小説家が薬物死を遂げてから四年。彼女を偲ぶはずだった会話がいつしか告発と告白の嵐へ。はたして自殺なのか他殺なのか?心理描写の巧みな長編ミステリィ。
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