木曜組曲 の商品レビュー
同じ場所で登場人物も5人だけのまま進んでいくのに、面白い。 疑心暗鬼しながら心理戦が繰り広げられるけど、あくまでも宴の場なので柔和さもある。
Posted by
物書き(ってもう言いませんかね?)に憧れがある私にとって、それぞれ5人の苦悩が新鮮でした。 私からしたら何かを生み出せる人は皆天才だと思うけど、天才と思う人と比べたら色んな苦悩があるだなと。 最初は淡々と読んでいましたが、ピースが合わさっていく様が面白かったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1人の女流作家の死の謎に迫る、物書きの女たちが繰り広げる耽美なミステリー。 出てくる人物が皆、執筆業やそれに関わる仕事をしているので、本好きとしては興味深く楽しんだ。この人たちが書いたものを読んでみたい。 古い洋館、美味しそうな料理とお酒、女たちの心理戦、華やかで謎めいていてうっとりしてしまう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
女の人が集まると発生する嫌な雰囲気、に満ちていて、気持ち良さはない。 最後、尚美とつかさが重松時子についての作品を描くことに生き生きとしてきたところは好き。 静子が時子に宛てた手紙?作品?のタイトルを『ラブレター』としたところはゾクっとした笑
Posted by
焦点が当たる登場人物が次々入れ替わったり、展開が二転三転したり、とにかく続きが気になって一気読みしちゃう。小説家のリアルな(?)実情も垣間見れて楽しい。
Posted by
この本を読むと、少し古びた洋館が頭に浮かぶ。 華やかで気難しげな女たち。 なんとなく冬に読み返したくなる。
Posted by
最初は誰が誰だかわかりにくくて、前のページを見たりしてた。 最後はいいね。 強くて頭がいい女はいい。
Posted by
思いもよらぬネタが次から次へととびだして、一気に読みたくなる作品! 主人公の表情の表現がよくされていて、想像しながら読み進められる。 私はどの女と近いかな…なんて考えてしまった。
Posted by
物書きってのは少々狂気なのだと教えてくれる作品となっております。物語が5人の女性の対話で進んで行きます。それぞれの個性やら思惑やらが見えて、謎が出てきて、謎が解けていき、たまりません。 いや、おもろい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
女5人が館に集い4年前の死の謎に迫る! 4年前に謎の薬物死を遂げた女流作家・時子。 彼女を偲び毎年命日近くの木曜日を挟んだ3日間を、亡くなった時一緒にいた5人が彼女に想いを巡らすために。 亡くなって4年も経つのに未だに彼女の影響力は大きく5人の女達を縛りつける。 謎の告発メッセージ付きの花束が届いたことから、5人は改めて彼女の死について語り合う。 あれは自殺だったのか他殺だったのか…? 妙齢の賢い女達の妄想の混じった推理合戦は凄まじい。推理も二転三転するし真相は何なのかワクワクしてしまう。 美味しい料理とお酒と推理。 しっとりと、時に激しい女同士の駆け引き! 読み応えのある濃い3日間だった。
Posted by