シルエット の商品レビュー
愛は、喜びだけでなく、痛みや苦しみを伴う。 違うもの同士が触れて、混ざり合おうとすると、化学反応が起こる。
Posted by
女子高生の過去の恋愛と、進行形の恋愛で交錯する思い。 著者プロフィールを読んで、これが高校生の時に書かれたものだと知って、なんとなく納得できるような内容だった。 子供が背伸びしてる感。 逆に言うと、私が大人だということでしょうか? それとも、高校生のときの私が作品の登場人物のよ...
女子高生の過去の恋愛と、進行形の恋愛で交錯する思い。 著者プロフィールを読んで、これが高校生の時に書かれたものだと知って、なんとなく納得できるような内容だった。 子供が背伸びしてる感。 逆に言うと、私が大人だということでしょうか? それとも、高校生のときの私が作品の登場人物のように大人でなかったからそう感じるのかしら? いずれにしても、登場人物の環境は一般的ではないけど、全体的に薄い感じがしました。
Posted by
2009.3.2 ついつい、著者が何歳の時に書いたかが頭の隅にあって・・・ それを知らずに読んだ方が楽しめたかも。 なかなかよかったです。
Posted by
水で極端に薄めた安酒のように、いくら流し込んでも胃の奥に蓄積されてもたれるだけの趣味の悪い、けれど、そうして心の中で嫌悪する一方で、あのころの腐った自分を通り過ぎなければ今の自分がないこともまた、たしかだった。 ―"シルエット&qu...
水で極端に薄めた安酒のように、いくら流し込んでも胃の奥に蓄積されてもたれるだけの趣味の悪い、けれど、そうして心の中で嫌悪する一方で、あのころの腐った自分を通り過ぎなければ今の自分がないこともまた、たしかだった。 ―"シルエット""せっちゃんが「あなた」って呼ぶのが好きだ。冠くんに惹かれながらも、でもどうにもできない気持ちっていうのがすごく伝わってきた。時とか、関係とか、意地とか、そういうのがぐるぐるしていろんな要素が混ざり合って、どうにもできない、けれど確かな恋。痛いくらいの恋。ストーリーよりは描写が好きな一冊でした。でもなぜ高校生でこれを書けるんだ。年じゃないのかな。物事に対する目なのかな。"
Posted by
この人の描く本は、 あとがきを読んでからのほうが しっくりとくる度合いがまったく 違うなーって思った。 そうか、こんなことを描きたかったのか、 とか やっぱりこんなことを伝えたかったんだね、 っていう意図が読み取れる気がする。
Posted by
今思えばこれが始まりだったなぁと。シルエットもだけれどほかの2作にも、惹かれるものがあって今日に続く。
Posted by
切ない恋愛モノ。最後に著者が15歳で書いた短編が収録されていた。作家の感性ってのは天性のものなのだね。
Posted by
難解な本棚を持つ女子高生は、古典文学を好む難しい男子よりも、本を読む習慣をもたない優しい男とよりそった。 自分自身で、自分の一番危うい時期を見極めて慎重に行動できる主人公だからこその物語。 なんとも淡い、短い物語だが、恋のまよいを感じた時はときどき読み返したくなるような作品...
難解な本棚を持つ女子高生は、古典文学を好む難しい男子よりも、本を読む習慣をもたない優しい男とよりそった。 自分自身で、自分の一番危うい時期を見極めて慎重に行動できる主人公だからこその物語。 なんとも淡い、短い物語だが、恋のまよいを感じた時はときどき読み返したくなるような作品になるだろう。 が、この人の小説はどうもわたしの肌に合わないようで、評価は低い。 人々の行動がやわやわとしていて、どうにも理解できない。 そのへんのファジー(死語?)な感じを行間を読み取ってこそこの作家の魅力を享受できるのだろうが、そこまで想像力を働かせられるほどの感性はもうとっくのむかしに忘れてしまった・・・ ただ、これを16、7歳の人間が描ききったことには驚嘆する。さすが、としかいいようがない。
Posted by
17歳でこれだけの恋愛小説を書けるなんて、と。どうしてもリトルバイリトルとかナラタージュの方が濃い作品だから、印象に残りにくい。それに、上の2作の方が明らかに文章のレベルもあがっているわけだし、こちらを先に読んでおけばよかったなぁと思った。
Posted by
2008.1/19 先に帯を見てしまったのが失敗。どうしても「17歳の書いた文」という目で見てしまう。
Posted by