シルエット の商品レビュー
島本さんのデビュー作、いまさらながらに読んでみた。 いやはやえっらいセンシティヴ。 これはまさに高校生、とゆーか10代のころじゃないと書けない世界だよなぁ。 母親の身に起こった事件から、女性全般に対して嫌悪感を持つようになってしまった冠くんと、深夜の公園にお花見に行くシーン...
島本さんのデビュー作、いまさらながらに読んでみた。 いやはやえっらいセンシティヴ。 これはまさに高校生、とゆーか10代のころじゃないと書けない世界だよなぁ。 母親の身に起こった事件から、女性全般に対して嫌悪感を持つようになってしまった冠くんと、深夜の公園にお花見に行くシーンが私は特に好みでした。 同時収録の「植物たちの呼吸」と「ヨル」も、若いなーと思う部分もあってもキチンと作品になっていたのがすごい。 今のところ島本さんの作品でがっかりさせられたことは一度もないので、これからも読み続けていきたいなーとおもいます。
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彼女の小説の主人公(女の子)はいつも自分勝手、自己中心的。色んな人を巻き込んで自分のしたいようにして、いらいらしてしまう。 なのに人を惹きつける魔力のような文章をこうして書けてしまうのだから、すごいとしかいえないじゃないか
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初読:2008年春分 こちらも先生のお宅を漁って頂いた本。 友人に言われた一言を思い出すなぁ。 少し臆病になっていた私に一歩踏み出す勇気をくれた大事な言葉。 とっても小さな一歩だったけど、たしかに新しい世界に踏み出せたよ。 単純なことほど難しく考えてしまうのはなぜだ...
初読:2008年春分 こちらも先生のお宅を漁って頂いた本。 友人に言われた一言を思い出すなぁ。 少し臆病になっていた私に一歩踏み出す勇気をくれた大事な言葉。 とっても小さな一歩だったけど、たしかに新しい世界に踏み出せたよ。 単純なことほど難しく考えてしまうのはなぜだろう…。
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2005.09.02. デビュー作「ヨル」も収録。やっぱり原石という感じだけど、その大切な原石がここにある。彼女のいっぱいいっぱいがつまっていていい。女の子も男の子も、基本はこう。ゆるりと優しい時間が流れている。好き。
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自分と他人が完全に交じり合うことは絶対にないと思っていて、それなのに求めてしまって、苦しくて上手くいかなくて、そんな気持ちが確かにここにあった。
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ナラタージュと同じくらい好きな作品。繊細な幼さを抱えた登場人物たちの描写が丁寧。思わず作品に引き込まれた。
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群像新人文学賞優秀作を受賞したデビュー作となる表題作『シルエット』と、『植物たちの呼吸』、『ヨル』の3作が収録されている。それぞれ、著者が17歳、16歳、15歳のときに発表された作品。 どれも悪くはないが、とくにこれといった深い印象が残ることもなかった。良い評価が多いのでちょっ...
群像新人文学賞優秀作を受賞したデビュー作となる表題作『シルエット』と、『植物たちの呼吸』、『ヨル』の3作が収録されている。それぞれ、著者が17歳、16歳、15歳のときに発表された作品。 どれも悪くはないが、とくにこれといった深い印象が残ることもなかった。良い評価が多いのでちょっと書きにくいのだが、少し時間が経ったら、どういう話だったっけ、と思い出せなくなりそうな感じ。三篇みな同じような雰囲気の静かな作品で、どれも主人公が「わたし(私)」という一人称。各登場人物の個性が活き活きと浮かび上がってこないことも、似たような作品になってしまった原因になっているのではないか。 現役高校生のデビュー作ということでかつて話題になっていたせいで、こういう読み方は良くないと知りつつも、どうしても「高校生が書いた」という前提で読んでしまう。その結果、高校生よりは大人びているような、しかしそんなに大人っぽいわけでもなくときに幼さすら感じさせる、なんとなくどっちつかずの中途半端さを感じた。ということは、だからこそ、子供でも大人でもない、17歳という多感な時期ならではの作品だと言えるのかもしれない。表現力はあるので、これからが楽しみな作家。 「あとがき」に、惹かれる言葉があった。それは、「他人というのは異物だから、絶対に溶けあうことのない部分がある以上、深く受け入れようとすると、どうしても苦しまなければならない」という一文。こういう表現には、まいってしまう。この著者のエッセイを読んでみたくなった。(2005.3.24)
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表題作と短編が2編 高校生の時に書いた作品があるのかと想うと 才能ってすごいなーって想います(何の話 特別好きって感じじゃないけど これが島本さんの作品!って感じでいいですね
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デビュー作が入ってます。 都立山吹高校在学中の作品。すごーぃ。 でもね、たしかにまだ青く硬いかんじ。 しかし不器用な主人公の心情になんか頷いてしまう。 のが、我ながらなんか。ぃゃ。
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女性の体に嫌悪感を覚える元恋人の冠くん。冠くんと別れ、半ばやけでつき合った遊び人の藤井。今の恋人、大学生のせっちゃん…人を強く求めることのよろこびと苦しさを、女子高生の内面から鮮やかに描く群像新人賞優秀作の表題作と15歳のデビュー作他1篇を収録する、せつなくていとおしい、等身大の...
女性の体に嫌悪感を覚える元恋人の冠くん。冠くんと別れ、半ばやけでつき合った遊び人の藤井。今の恋人、大学生のせっちゃん…人を強く求めることのよろこびと苦しさを、女子高生の内面から鮮やかに描く群像新人賞優秀作の表題作と15歳のデビュー作他1篇を収録する、せつなくていとおしい、等身大の恋愛小説。 「シルエット」はなんとなく陰気な雰囲気でした。私は「植物の呼吸」と「ヨル!」のほうがよかったと思います。
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