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シルエット の商品レビュー

3.4

67件のお客様レビュー

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2024/05/20

第44回群像新人文学賞優秀作の受賞作品 「シルエット」他短編2本 女子高生が付き合った、 同級生冠くん 、藤井、 大学生のせっちゃんとのお話 彼女がその時時の彼女の都合で付き合い様々な触れ方をした彼らとのお話。。。 正直、おじさんの私に感じるところはあまりなかったです。。。

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2023/06/17

3部作でした。 二本のショートの作品とシルエットかな。 ショートの作品は若いときに書いたようなことを書いてあったかな。 意味のわからないところもあったかな。 ただ、シルエットを読んだとき、自分の大学生活を思い出させられました。 なんか、読み終わってから考えさせられちゃいました。

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2016/12/24

ずいぶん昔に一度読んだことがあるので、実質再読。 表題作「シルエット」は、昔読んだときと印象が変わってとにかく息苦しく、そして切ない。

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2016/06/18

リアルな女子校生の話にスケべ心で読んだけど、果たしてリアルなのかどうかよく考えたらオイラにわかるはずがない。でも何ともない女子校生の日常でもオイラにしたら非日常だから面白くはある。そう言えば、男子校生の作家デビューって聞いたことないなぁ。物語の登場人物としては面白いんだけど、当人...

リアルな女子校生の話にスケべ心で読んだけど、果たしてリアルなのかどうかよく考えたらオイラにわかるはずがない。でも何ともない女子校生の日常でもオイラにしたら非日常だから面白くはある。そう言えば、男子校生の作家デビューって聞いたことないなぁ。物語の登場人物としては面白いんだけど、当人たちには意外と書けないのかも。

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2015/05/20

雨の記述がとても綺麗。初めて読んだ人だったけれど、文章が夢見がちにふわふわして心地いい。もっと読みたい。

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2015/02/24

悲しいなんて、切ないなんて、そんな言葉では言い表せなくて。 1つ1つの言葉が綺麗で、静かで、雪みたいな真っ白な世界に飲み込まれていく。 自分ではどうしようもないこと。 起こってしまった現実。 変えたいと願いながらも、変わらないと、本当は自分自身が諦めている。 自分がどれだけ...

悲しいなんて、切ないなんて、そんな言葉では言い表せなくて。 1つ1つの言葉が綺麗で、静かで、雪みたいな真っ白な世界に飲み込まれていく。 自分ではどうしようもないこと。 起こってしまった現実。 変えたいと願いながらも、変わらないと、本当は自分自身が諦めている。 自分がどれだけボロボロで、腐ってるかは気づいているのに。

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2015/01/04

恋愛ものの短編集 言葉が静かで鋭い いかにもの幸せの形はない 後悔して、苦しくて、辛くて・・・ とうの昔に忘れてたような恋愛の形がここにあった

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2014/12/23

元恋人・同級生の冠くんと、今の恋人・大学生のせっちゃん。そして冠くんと別れた後に半ばやけでつき合った遊び人の藤井。高校2年生の「わたし」が経験する出会いと別れの傷みといとおしさを描く。 これは著者のデビュー作である。これを17歳で書いたのだと考えるとすごいと思ってしまうが、後の...

元恋人・同級生の冠くんと、今の恋人・大学生のせっちゃん。そして冠くんと別れた後に半ばやけでつき合った遊び人の藤井。高校2年生の「わたし」が経験する出会いと別れの傷みといとおしさを描く。 これは著者のデビュー作である。これを17歳で書いたのだと考えるとすごいと思ってしまうが、後の作品を幾つか読んでいるので、やはり荒削りだと感じる。心の暗い部分にあと一歩踏み込めれば、もう少し読みごたえがある物語になりそうだった。 ラストで、通り過ぎていった時間と感情はもう巻き戻せないと「わたし」が感じる場面が印象的だった。一時は心を揺さぶる存在だったのに、冠くんは「わたし」の前から姿を消して、心からも徐々に消えていった。彼がいない生活にすっかり慣れてしまった頃、ふいに友人のはじめが冠くんが残した言葉を「わたし」に告げる。それは「わたし」が冠くんに、わかってほしいと伝え続けていた言葉だった。でももはやその言葉は「わたし」には何の意味もない。「泣くには、わたしにとってもあまりに時間が流れすぎた。わたしにはもう二度と冠くんのために涙を流すことすらできないのだ。」二人の思いのすれ違いが悲しかったが、人との別れの痛みはこうやって時間が押し流し、和らげてくれるものなのだと感じた。

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2014/11/17

「シルエット」 私が見るもの、感じるもの。 と、彼が見るもの、感じるもの。 言葉にするのが難しいから、理解できないから、と、放り投げてしまうのを止められない。 私が感じ取った以上に、せっちゃんは束縛する人なのでは、などと読後に感じた。結局のところ。 相手との距離の保ち方という...

「シルエット」 私が見るもの、感じるもの。 と、彼が見るもの、感じるもの。 言葉にするのが難しいから、理解できないから、と、放り投げてしまうのを止められない。 私が感じ取った以上に、せっちゃんは束縛する人なのでは、などと読後に感じた。結局のところ。 相手との距離の保ち方というのは、難しい。 実践して、探っていくしかないのだ。 それに何度失敗しても、諦めずに心地の良いところを探していくしか、矢張りない。 学生のころなんて、友人らはそれも分からずに、他人と居たいと切望していたように思えるが。 「植物たちの呼吸」 どれだけの植物たちが、この部屋で生きているのか、感じ取れなかった。 それでも愛に満ちているのだろうなあと何と無く思う。一緒に暮らすひとを待つ、というのは。どれくらいの心の距離を持って生きていくのだろう。 「ヨル」 この短篇は好きだ。 理由もなく蔦屋へ行ってしまう夜が、私に間あったなあと思い出した。 話自体は、よく分からないけれど、でも、こんなことがもし起こったら、面白いなあ、って。

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2014/10/13

3つの中短編からなる一冊。うしろの短編2本は置いておいて、表題作がいい。わかい女性にしか書けない、わかい女性しかしらないやわらかでとんがった記憶、感情がほとばしっている。読了感もわるくない。

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