続 子どもへのまなざし の商品レビュー
1巻での読者からの質問に回答する形式。 社会の変化にあわせて、自分を大切にする親が多くなったのではないか。という点は興味深い。 自分主体、個性的な生き方をめざす風潮は、子どもにとっては決して最高ではないと。子どもは、自分だけをえこひいきしてくれる存在、つまり母性的なものが必要...
1巻での読者からの質問に回答する形式。 社会の変化にあわせて、自分を大切にする親が多くなったのではないか。という点は興味深い。 自分主体、個性的な生き方をめざす風潮は、子どもにとっては決して最高ではないと。子どもは、自分だけをえこひいきしてくれる存在、つまり母性的なものが必要な期間がある。というのはなるほどと思った。まず、母性的なものを十分にあたえ、それから父性的なものをあげるんですよと。 そして、誰かを大切にした生き方をしなければ、結果として自分も幸せにならない。人間関係をわずらわしいと思わず、作っていき、よい人間関係をたくさんもっているほど、よい育児ができる。 というのも、心に残った。
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基本的に前著と一緒で、とにかく親は子供の要求に全て答えることで愛情を注ぐべしと述べている。子供の要求はなるべく体験(抱っこおんぶ遊ぶ)で満たしてあげてモノで満たそうとはしないこと。 一人っ子家庭よりも、他の家族と育て合わない家庭の方が心配と著者は指摘する。地域の子育てサロンなど...
基本的に前著と一緒で、とにかく親は子供の要求に全て答えることで愛情を注ぐべしと述べている。子供の要求はなるべく体験(抱っこおんぶ遊ぶ)で満たしてあげてモノで満たそうとはしないこと。 一人っ子家庭よりも、他の家族と育て合わない家庭の方が心配と著者は指摘する。地域の子育てサロンなども活用して積極的に他の家庭と交流する機会をもつこと。 子供に限らず大人でも、自分の話をゆっくり聞いてくれる人がいないと心にゆとりがなくなり、欲求不満になる。 子供にしつけ(父性的なもの)を教えようと思ったら、まずは愛情(母性的なもの)で満たしてあげること。愛情不足な子に、いくらしつけをしても意味はない。 家族の力関係がはっきりしている方が家庭が安定する。父がリーダーシップを発揮する方がなお良いらしい。そして、家族の役割(父は働きリーダーシップを発揮する、母は家事をやり父のサポートをするなど)がはっきりしている方が子供が健全に育つとのこと。 この辺は近年の新しい家族のかたち思想とは異なるが、個人的には一理あると思う。 後半は子供の発達障害について述べられていた。一般的に子供の発達障害が表面化してくるのは1歳半頃から。中でも自閉症の子は明らかに他の子と様子が違うから分かりやすい。ダウン症の子供は人懐っこくて、大人の言うこともよく聞くから非常に育てやすい。 自閉症、ADHD、学習障害の子供は、症状がとてもよく似ていて、線引きが難しい。 親だけで抱え込もうとすると、潰れてしまうから周囲のサポートを積極的に受けること。
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保育園の図書館シリーズ。 前巻でのメインメッセージは「子どもに対する全面的で無条件の受容が大切」。今回も軸はぶれず、親の心に刺さるメッセージがたくさん。自分に響いたのは「父性と母性」、「障がい児を親に持つことと教育」をテーマにした章の部分。育児に対する考え方が楽になる、育児そして...
保育園の図書館シリーズ。 前巻でのメインメッセージは「子どもに対する全面的で無条件の受容が大切」。今回も軸はぶれず、親の心に刺さるメッセージがたくさん。自分に響いたのは「父性と母性」、「障がい児を親に持つことと教育」をテーマにした章の部分。育児に対する考え方が楽になる、育児そして家族の人生を楽しく幸せなものにするためにも皆んなに読んでほしいと思える一冊。ビジネスにおけるマネジメントにも役立つんちゃうかなこれ。
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子育てしている両親、祖父母、保育士さん、幼稚園の先生、全員におすすめしたい本。 子どもを幸せにするためには、どうしたらいいかヒントが沢山散りばめられている。 医学的に興味深い話も織り交ぜられており、最後まで楽しく読めました。 読んだ後は優しい気持ちになれます。
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第二巻は読者の質問に答える形式なので、自分の悩みについての箇所を読むのもよさそう。 実践したいこと •モノではないコトの欲求に応えてあげる •たまに一人っ子のように、兄弟の見えないところでえこひいきする。 •長所やいいところに注目する •短い時間でも、子どもの話をちゃんと聞く ...
第二巻は読者の質問に答える形式なので、自分の悩みについての箇所を読むのもよさそう。 実践したいこと •モノではないコトの欲求に応えてあげる •たまに一人っ子のように、兄弟の見えないところでえこひいきする。 •長所やいいところに注目する •短い時間でも、子どもの話をちゃんと聞く 子どもを育てることを真剣に考えることは、次の世代を思いながら仕事することだと思う。 第一巻で、まず自分が幸せであることとあったけれど、 自分のことしか大切にしなくなった、誰かを大切にして生きなかったから、結果として自分も大切にできていないということ。 ADHD、LDの話、悲しみから立ち直るまでの11の心理過程も勉強になった。
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本作は、前作の『子どもへのまなざし』に関して読者から寄せられた質問や意見に対して深掘りして回答していく形式をとっております。 著者の深い経験と知識をもとにした解説があるので、読み物として面白いです。 最後の方のパートでは、障害がある子どもについての向き合い方が書かれており、個...
本作は、前作の『子どもへのまなざし』に関して読者から寄せられた質問や意見に対して深掘りして回答していく形式をとっております。 著者の深い経験と知識をもとにした解説があるので、読み物として面白いです。 最後の方のパートでは、障害がある子どもについての向き合い方が書かれており、個人的にはかなり興味深かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
子どもへのまなざしを読み勉強になり、こちらも読んでみた。この本もノウハウではなく、子供との接し方、考え方が書かれており勉強になりました。 以下、個人的に気になった点を記載。 ・けんかの中で、攻撃性や征服欲が解放されるので、兄弟げんかなどは必要だと思ってもよい。けんかの回数を気にするより、けんかの後の2人の気持ちを大切にする。雰囲気作りをする。 ・親の目を気にして、家でいい子にしている子は、幼稚園や小学校で問題を起こすことが多い。家で欠点や弱点をだせる環境を作ってあげることが大事。 ・しつけで大事なのは、いい面に気付かせてあげること。短所は先送りでいい。
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この本から学んだこと。 たくさんありましたけど、自分にグッときたのは、子供の喧嘩の話。 兄弟喧嘩にイライラしていた日々だったからなのか。 喧嘩する相手がいるだけありがたい。人間対人間。学べる場なのだ。
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*子どものいい点をたくさん見つけてあげること。子どもは、自分のことを大好きだといってくれる人に、どれだけ恵まれるかということが、その子が自信と誇りを持って生きていけるかを決める。 *家にいるお母さんであろうと、外で仕事をしているお母さんであろうと、子どもを育てることに打ち込めれ...
*子どものいい点をたくさん見つけてあげること。子どもは、自分のことを大好きだといってくれる人に、どれだけ恵まれるかということが、その子が自信と誇りを持って生きていけるかを決める。 *家にいるお母さんであろうと、外で仕事をしているお母さんであろうと、子どもを育てることに打ち込めれば、本当に人生を楽しめる。育児に打ち込める人が、本当に人生を楽しんでいる人であり、育児に打ち込める人が、ほかの仕事にも打ち込める人だと思う。 *両親が日々の生活の中で、子どものことを心から、条件なしに好きになってあげること。子どもは、親がそう思ってくれたというだけで、安心でき、自信をもてる。 家庭をありのままでくつろげる場所にしてあげること。
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佐々木正美さんの言葉はすべてを包み込みそのままで良しとするあたたかさに溢れている。どの著書を読んでみてもだ。中でもこの子どもへのまなざしは折に触れて読みたい1冊。何度も読んでエッセンスを取り入れたい。
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