1,800円以上の注文で送料無料

神様 の商品レビュー

4.2

274件のお客様レビュー

  1. 5つ

    102

  2. 4つ

    96

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    4

レビューを投稿

2023/08/04

隣に住む律儀なクマとピクニックに行く。恋愛に悩む河童に招待される。きれいな壺の中からかわいらしい女性が出てくる。梨畑で不思議な白い毛の生き物に出会う。 「私」が関わるのはフツーの人間ではないけど、人間のように一生懸命考えたり悩んだりしている。ふわふわしてて、ちょっと泣ける話が9編...

隣に住む律儀なクマとピクニックに行く。恋愛に悩む河童に招待される。きれいな壺の中からかわいらしい女性が出てくる。梨畑で不思議な白い毛の生き物に出会う。 「私」が関わるのはフツーの人間ではないけど、人間のように一生懸命考えたり悩んだりしている。ふわふわしてて、ちょっと泣ける話が9編入った短編集。 これは買って、一生そばに置いておきたい本だなぁ。この本の雰囲気が好き。佐野洋子さんの解説もおもしろい。 私は特に「神様」「夏休み」「花野」がお気に入り。

Posted byブクログ

2023/03/24

佐野洋子さんのエッセイ中で紹介されていたので読んでみた。 普通のようで普通じゃなくて、ファンタジーででもそれも現実のようで。 人間のようで、人間ではないようで、神様がいたとするならば、神様らしい神様って何だろうとか。 まさにこれが夢の世界なのかも。

Posted byブクログ

2023/02/06

表題作『神様』を初めて読んだとき、ただ落ち着いたのをよく覚えている。川上弘美さんの小説に出てくる人は無表情でしんとしていて私はすごく落ち着く。『花野』、『春立つ』あたりが好き。

Posted byブクログ

2023/01/28

読むと不思議な感覚になるし、世の中や自分を達観視できて、自分がリセットされる感覚でした。とても良き。薄いし読みやすい。

Posted byブクログ

2022/11/13

夏休み 春立つ が好きだった。 どのくらい若いかというと、自分がどんなに若いかも気がつかないくらいの、若さである 「好きっていうのは、好かれたいことよ」

Posted byブクログ

2022/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デビュー作を含む短編集。解説にもあったように、まるで夢の話を聞いているかのような不思議な話ばかりでした。(でも解説の文章はなんでか好みじゃなかった) 全部主人公は同じ(=華子)なのかな? 人魚の話はちょっとゾッとして、えび男くんが出てくる話はしんみりして、(離婚するのかな)、カナエさんの「今なら別なやり方ができるような気がした」は、年をとっての変化も悪くないと思えた。 叔父が出てくる空豆の話は、繕ってもだめだな、その時に気づかない幸福がきっとあるんだな、と思った。 くまと生きていくのは難しいし、手紙はきっと出せないままだけど、そこに手紙があることは忘れない、確かなことだろう。

Posted byブクログ

2022/08/26

今さらという感じだけど、川上弘美のデビュー作含む初期短編集。 このあいだ「文學界」のインタビュー読んで、そういえば短編はあまり読んだことなかったかも、と初心に帰って読んでみることにした。 ちょっと年上のおねえさま、という気でいたけど、実際は一回り以上ですでに還暦過ぎとは信じがた...

今さらという感じだけど、川上弘美のデビュー作含む初期短編集。 このあいだ「文學界」のインタビュー読んで、そういえば短編はあまり読んだことなかったかも、と初心に帰って読んでみることにした。 ちょっと年上のおねえさま、という気でいたけど、実際は一回り以上ですでに還暦過ぎとは信じがたい。

Posted byブクログ

2022/08/16

空想と現実の間で遊ぶ たとえそうでないとしても、“合わせることなんてないのに。”そう言ってくれる人がいたということが、きっと何かの支えになるんだ くまに誘われて散歩に出たい。

Posted byブクログ

2022/07/28

印象に残るような残らないようなふあふあした感じになります。結局何が言いたいのか、そこに意味を見いだす必要があるのか。コスミスミコや人魚は何を暗示しているのか?人間心理の何かを刺激しているのだけれど、明確な答えが見えませんでした。ちょっと気になる展開は作者の力だと思います。

Posted byブクログ

2022/05/15

大好き。何回も読んでいる。川上弘美の、日常からにゅるっといつ不思議な世界に入ったのか分からないけど入っている感じが好き。

Posted byブクログ