神様 の商品レビュー
表題作「神様」の他、…
表題作「神様」の他、9編収録されています。話自体はなんてことのない日常生活の風景なんですが、その中でカッパや人魚、壺の中に住む女性・コスミスミコなど不思議な方々が多数登場。それをちょっと驚くだけで普通に受け入れてしまう私。ちょっと「となりのトトロ」を思い出しました。独特な世界があ...
表題作「神様」の他、9編収録されています。話自体はなんてことのない日常生活の風景なんですが、その中でカッパや人魚、壺の中に住む女性・コスミスミコなど不思議な方々が多数登場。それをちょっと驚くだけで普通に受け入れてしまう私。ちょっと「となりのトトロ」を思い出しました。独特な世界があるので合う人・合わない人の真っ二つに分かれるんじゃないかなぁと。僕は「合う人」でしたが。
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「熊に誘われて散歩に…
「熊に誘われて散歩にいく。」その脈絡のなさと、周囲と主人公の異質な感覚は、しかしどこか淋しさを覚える。
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すごく不思議な話でし…
すごく不思議な話でした。登場人物も、話のテンポも、全体的に非日常的。非日常的過ぎて私はちょっと入り込みにくかったです。
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素敵!!
「わたし」と「ヒトではない生物(熊や河童や人魚や死者のたぐい)」の9つの物語。日常と夢の境目にあるような物語なのに、現実感はしっかりある。初めて川上作品を読むひとにも、お勧めの短編集です。
yoko
川上弘美さんは執筆活動の初期にこんな作品を発表していたんですね。かなり実生活に寄せたファンタジー。ありそうでないテイストです。ファンタジー要素について、主人公や取り巻く人たちがそんなに驚かず受け入れている微妙なバランスで保たれている感じがします。どの作品も話の中に入りたくなるよう...
川上弘美さんは執筆活動の初期にこんな作品を発表していたんですね。かなり実生活に寄せたファンタジー。ありそうでないテイストです。ファンタジー要素について、主人公や取り巻く人たちがそんなに驚かず受け入れている微妙なバランスで保たれている感じがします。どの作品も話の中に入りたくなるような優しい要素があります。特に「クリスマス」のコスミスミコの壺が欲しくなりました。逆に怖いのは人魚ですね。「花野」は亡くなった人を思い出して切なくなります。 良作短編集と感じました。
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久しぶりに本棚から引っ張り出して読んだ。初めて読んだ時、一発で川上さんのことを好きになった本。 創作だから書ける不思議なことってあるけど、川上さんのお話って全部川上さん自身の体験なんじゃないか??と思うくらい妙に生々しいというか。 わたしが生活してる中では到底思い付かないような非...
久しぶりに本棚から引っ張り出して読んだ。初めて読んだ時、一発で川上さんのことを好きになった本。 創作だから書ける不思議なことってあるけど、川上さんのお話って全部川上さん自身の体験なんじゃないか??と思うくらい妙に生々しいというか。 わたしが生活してる中では到底思い付かないような非日常的な穏やかな日常。大好きな一冊。
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短編は一度途切れると次に読み進むのに少し労力がいるタイプだが、これは読みやすい。 時々続編もあったりして、次が気になるせいかも。 非現実的なキャラクター達が人間以上に上品に振る舞うので、そのギャップが奇妙で面白い。
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くまと人魚の話が特にいい。 夢のような話だけど、楽しく切ない夢と悪夢と言う両極端な夢だけど、どちらも現実を離れてその世界にとどまっていたくなるほどの魅力で自分をつかまえて離さない話だった。
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ちょっと休憩。 表題作と、草上の昼食がとにかく、すき。 くまとの交流が美しくてあたたかくて、切ない。 距離感もいい。
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今までファンタジーは敬遠していたが、読んでみてやはり自分はファンタジーっぽいのは苦手だと感じてしまった。 物語世界自体にはとにかく「不思議」という感覚を強く覚えた。 好きだった話は表題作の「神様」と「夏休み」と「離さない」。特に「離さない」は若干ホラー味もあってゾクっとする感じ...
今までファンタジーは敬遠していたが、読んでみてやはり自分はファンタジーっぽいのは苦手だと感じてしまった。 物語世界自体にはとにかく「不思議」という感覚を強く覚えた。 好きだった話は表題作の「神様」と「夏休み」と「離さない」。特に「離さない」は若干ホラー味もあってゾクっとする感じが気に入った。 あとはなんと言っても解説だな。「夢」を読んでいる(あるいは夢を見ている)感覚を自覚すると、確かにファンタジー作品の読み方は変わってくると思った。これを踏まえてまた色々ファンタジーは読みたい。
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