1,800円以上の注文で送料無料

神様 の商品レビュー

4.1

275件のお客様レビュー

  1. 5つ

    102

  2. 4つ

    96

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    4

レビューを投稿

表題作「神様」の他、…

表題作「神様」の他、9編収録されています。話自体はなんてことのない日常生活の風景なんですが、その中でカッパや人魚、壺の中に住む女性・コスミスミコなど不思議な方々が多数登場。それをちょっと驚くだけで普通に受け入れてしまう私。ちょっと「となりのトトロ」を思い出しました。独特な世界があ...

表題作「神様」の他、9編収録されています。話自体はなんてことのない日常生活の風景なんですが、その中でカッパや人魚、壺の中に住む女性・コスミスミコなど不思議な方々が多数登場。それをちょっと驚くだけで普通に受け入れてしまう私。ちょっと「となりのトトロ」を思い出しました。独特な世界があるので合う人・合わない人の真っ二つに分かれるんじゃないかなぁと。僕は「合う人」でしたが。

文庫OFF

「熊に誘われて散歩に…

「熊に誘われて散歩にいく。」その脈絡のなさと、周囲と主人公の異質な感覚は、しかしどこか淋しさを覚える。

文庫OFF

すごく不思議な話でし…

すごく不思議な話でした。登場人物も、話のテンポも、全体的に非日常的。非日常的過ぎて私はちょっと入り込みにくかったです。

文庫OFF

素敵!!

「わたし」と「ヒトではない生物(熊や河童や人魚や死者のたぐい)」の9つの物語。日常と夢の境目にあるような物語なのに、現実感はしっかりある。初めて川上作品を読むひとにも、お勧めの短編集です。

yoko

2024/06/24

今までファンタジーは敬遠していたが、読んでみてやはり自分はファンタジーっぽいのは苦手だと感じてしまった。 物語世界自体にはとにかく「不思議」という感覚を強く覚えた。 好きだった話は表題作の「神様」と「夏休み」と「離さない」。特に「離さない」は若干ホラー味もあってゾクっとする感じ...

今までファンタジーは敬遠していたが、読んでみてやはり自分はファンタジーっぽいのは苦手だと感じてしまった。 物語世界自体にはとにかく「不思議」という感覚を強く覚えた。 好きだった話は表題作の「神様」と「夏休み」と「離さない」。特に「離さない」は若干ホラー味もあってゾクっとする感じが気に入った。 あとはなんと言っても解説だな。「夢」を読んでいる(あるいは夢を見ている)感覚を自覚すると、確かにファンタジー作品の読み方は変わってくると思った。これを踏まえてまた色々ファンタジーは読みたい。

Posted byブクログ

2024/04/14

表題作の『神様』は国語の教科書にも 載っているということで読んでみたけど 私には難しかった… こういう不思議な設定に入り込めないのは まだまだ私に想像力が足りないのかな…

Posted byブクログ

2024/03/31

弟に勧めてもらった川上弘美さんの本を読了。独特の世界観にグッと引き込まれた。わたしのところにも熊さん、来てくれないかなぁ。

Posted byブクログ

2024/03/03

デビュー作で表題の神様から始まって、主人公を取り巻く様々な不思議な話の短編集。 そもそも短編が好きかもあると思うけど、どういう話か分かったあたりで終わってしまう話が多かったので、前半は少し単調に感じてしまった。 後半に入っている"春立つ"は凄く好きだった!

Posted byブクログ

2024/03/02

川上弘美さんの本はいつも温かい気持ちにさせてくれる。 自然にファンタジーの世界に導いてくれる短編集。 「花野」「星の光は昔の光」「離さない」「春立つ」が特に良かった。

Posted byブクログ

2024/01/16

読んで間違いなかった。 『ぼくの死体をよろしくたのむ』で川上弘美の世界に惹き込まれ、この作品で読むのが3冊目ですが、読んで良かったと心から思います。 フシギと現実の間をふよふよと浮いて、うまいこと行ったり来たりしている川上弘美の文章は、読みやすくて心にすっと馴染む。川上弘美のフ...

読んで間違いなかった。 『ぼくの死体をよろしくたのむ』で川上弘美の世界に惹き込まれ、この作品で読むのが3冊目ですが、読んで良かったと心から思います。 フシギと現実の間をふよふよと浮いて、うまいこと行ったり来たりしている川上弘美の文章は、読みやすくて心にすっと馴染む。川上弘美のフシギには、違和感がなくて、疑問も持つことなく、まるで自分もその世界にいるみたいに読めてしまうから好き。 どのお話も好きだけど、くまのお話、梨の話、おばあちゃんの営むバーのお話が好きでした。くまに関しては、もうくまに恋してしまいそうだった。梨の話は、なんとなく主人公の感覚に共感できるところがあって、「ズレ」という表現になるほどなあと思った。おばあちゃんのお話は、彼女の言葉や、いくつになっても人を慕い続けることの素敵さに溢れていて心に沁みた。 なんとなく、全体的に「別れ」のあるお話が多かった。 川上弘美の作品は、何も意味なんて無くて、意味を求めることもきっと違っている。ただふわふわ、ゆらゆらとしているから私にとって心地よい。登場人物がどこか淡々としてるところとか、特に好き。まだあと2冊、川上弘美の積読があるのでとても楽しみです。

Posted byブクログ