神様 の商品レビュー
くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである。 歩いて二十分ほどのところにある川原である。 この書き出しを読んだ瞬間、一気に引き込まれてしまいました。 これがデビュー作というのだから、驚きです。 くまにさそわれて、ひさしぶりに散歩に出る。 くまにはあいかわらず名前が...
くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである。 歩いて二十分ほどのところにある川原である。 この書き出しを読んだ瞬間、一気に引き込まれてしまいました。 これがデビュー作というのだから、驚きです。 くまにさそわれて、ひさしぶりに散歩に出る。 くまにはあいかわらず名前がない。 短編集最後の草上の昼食の書き出しもまた秀逸です。 どうしてこんな文章が書けるのか知りたいです。 ふとした時に無性に読み返したくなるんですよね。 先は分かってるのに、また読んでしまいます。 ふわふわとやわらかくて。ぽかぽかしてるけど、ちょっと湿った感じ。 現実と夢の間を彷徨っているような不思議な感触。 短編集なので、共通する登場人物はいないのですが。 温度感というか、空気みたいなものは似通っている気がします。 読み終わると、現実に引き戻された気がします。 温かいけれど、少し切ないような。そんな感じです。 大人向けのファンタジーというか、絵がない絵本みたいです。 漢字と平仮名が巧みに織り交ぜられているので、読みやすいです。 人ではないものをこんなに自然に書けることがすごいです。 熊の神様だったら、僕も1回くらい会ってみたいです
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川上弘美2冊目。 クマの神様のお話。溺レるよりも心が温まる気がした。でも、人魚の話は怖かったかも。でも、熊さんいいなぁ。そんな人間になりたいなぁ。手先の器用なクマさんを演じるのもいいけど、自分をさらけ出すのもありかなぁ。
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これは、動物が喋ったり壺の?から人が出てきたりと、ありえない事ばっかり書いて?物語でした。夢いっぱいな話は好きなのですが、何かこれは何となく(夢いっぱいでいいな☆☆)というよりは、(は?何これ、ありえないし)みたぃに思ってしまいました。
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ゆらゆらと淡い雰囲気が好きで何度も読み返している短編集です。 あったかいけど少し淋しい世界感が落ち着く。 私も昔かたぎで料理の上手な熊の隣人と散歩に出たいものです。
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レビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/71936866.html
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2005/3/4 それまで読んだ川上作品の中では、結構すきだった記憶がある。不可思議な世界。泡の中を泳いでいるような気になっていた。
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もう人気作家だからね、言うことはないけどね、やっぱりこの人の作品は完全に世界観があってそこに脚を突っ込むと、なかなか抜け出せない泥沼みたいな、まどろみみたいな・・・・・・。
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ファンタジーとかメルヘンだとかというカテゴリーに分けたくない。分けるのは、押しつけがましいんじゃないの?とさえ思う。 ただ単純に、 「こんな世界を考えてみてもいいじゃないのー」 って気分になる。 くまと散歩に行ってハグしたい。 白い三匹に梨あげたい。 亡くなったおじさんと話をし...
ファンタジーとかメルヘンだとかというカテゴリーに分けたくない。分けるのは、押しつけがましいんじゃないの?とさえ思う。 ただ単純に、 「こんな世界を考えてみてもいいじゃないのー」 って気分になる。 くまと散歩に行ってハグしたい。 白い三匹に梨あげたい。 亡くなったおじさんと話をしたい。 みんな一度は想像する世界がそこにあるって感じかな。
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『神様』はずっと探していた本。高校の教科書に載っていて、そのなんとも言えない独特な雰囲気であたしの心に残ってたモノです。しかも続編があったなんて!!他の話も不思議な動物たちがたくさん出ていて面白かったです。
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川上弘美とのはじめての出逢い。 初期はより、日常の中に入り込んでいる御伽噺を色濃く描いているので、神様は本当に好き。 実態も、何なのかもわからずにあたりまえに進んでいく初期川上文学の極み
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