神様 の商品レビュー
不思議小説?(笑) 人ではない生き物たちとのお話。 人魚がでてくる『離れない』だけはちょっとぞっとしたけど、その他は可愛かったり、クスリとさせられたり、切なくなったり… この本に入りこんで何も考えずにどっぷり不思議ワールドに浸かれる方におすすめ?(笑) つっこみを入れるときり...
不思議小説?(笑) 人ではない生き物たちとのお話。 人魚がでてくる『離れない』だけはちょっとぞっとしたけど、その他は可愛かったり、クスリとさせられたり、切なくなったり… この本に入りこんで何も考えずにどっぷり不思議ワールドに浸かれる方におすすめ?(笑) つっこみを入れるときりがないから(苦笑) 読む人を選ぶ本かな。 でも自分がまわりにあわせすぎて疲れてるな~と思ったら第一話の『神様』と最終話の『草上の昼食』だけでも読んでみてほしいな。 個人的にはまっくろくろすけかミニトトロか??と思わせられる『夏休み』が好きv 三匹中、一匹だけが引っ込み思案なのも、話し方も可愛いなぁ。
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高校生のとき、模擬試験か何かの問題で 「星の光は昔の光」を読みました。 大学生になって、前より少し広がった世界で、一冊通して読みました。 彼女の書く文章は、肌寒い小春日和のようです。 やわらかいけれど、シビア。 けれども、そこには芽吹きが確実にある。 記憶が少し薄...
高校生のとき、模擬試験か何かの問題で 「星の光は昔の光」を読みました。 大学生になって、前より少し広がった世界で、一冊通して読みました。 彼女の書く文章は、肌寒い小春日和のようです。 やわらかいけれど、シビア。 けれども、そこには芽吹きが確実にある。 記憶が少し薄れてきているので 多くは書かずにおきますが とにかく、「星の光~」が好きすぎたので レビューを残します。 優しくてちょっとセンチメンタルな気分になりたい人には 強くおすすめします。
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川上弘美の処女短編「神様」収録の短編集! にんげん、じゃないものがいっぱい出てきます。 にんげんだけと共に暮らしてると思ったら大間違いだなぁ、なんてね。 にんげん以外のものとも、仲良くなりたい。なれるかな? 非現実も現実もいっしょくたの川上ワールドに癒されます。 くまの神様にお...
川上弘美の処女短編「神様」収録の短編集! にんげん、じゃないものがいっぱい出てきます。 にんげんだけと共に暮らしてると思ったら大間違いだなぁ、なんてね。 にんげん以外のものとも、仲良くなりたい。なれるかな? 非現実も現実もいっしょくたの川上ワールドに癒されます。 くまの神様にお祈りしよう、っと。
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有り得ないことをごく自然に受け入れる人間たちと、人間でないものたちの物語。 心を鷲掴みにされた。 私はこういう現実と非現実が混ざり合ったような世界観がものすごく好きなんだと、実感。 可笑しい、愛しい、時々怖い。 だけどやっぱり愛しい。 この物語をすんなりと受け入...
有り得ないことをごく自然に受け入れる人間たちと、人間でないものたちの物語。 心を鷲掴みにされた。 私はこういう現実と非現実が混ざり合ったような世界観がものすごく好きなんだと、実感。 可笑しい、愛しい、時々怖い。 だけどやっぱり愛しい。 この物語をすんなりと受け入れられる人となら、 それがどんな人でも、親しくなれるのではないかと思った。
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くまに笑ってくまに泣く、そんな短編集だった。 絵本のような雰囲気を醸しつつ、投げつけた言葉をそのままふわふわ放置して受け取ることを強制しない寛容さ。 これは男にゃ書けない小説だな、と思った。 女流作家もいいもんだ。
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ラジオドラマで聞いた作品なのだけれど、原作読んでもやっぱり良い。どれも良いし、谷山浩子さん「神様」の曲をぜひとも合わせて聴くべし。泣けること間違いなし。私には「純文学」=「教科書に載ってる堅苦しくて暗い文学」という偏見があるらしいので純文学はいまいち読まなかったのだけれど、この偏...
ラジオドラマで聞いた作品なのだけれど、原作読んでもやっぱり良い。どれも良いし、谷山浩子さん「神様」の曲をぜひとも合わせて聴くべし。泣けること間違いなし。私には「純文学」=「教科書に載ってる堅苦しくて暗い文学」という偏見があるらしいので純文学はいまいち読まなかったのだけれど、この偏見は直そうと思いました。 特に「春立つ」が最高。「猫屋」の話はラジオで聞いたときにも惹かれたけれど、文章で見るとなおさら。「まるめられる」とかいう、妙に官能的でだけどさらっと美しい表現にやられたなあ。不思議な雰囲気も絶品。 ラジオドラマになかった話では「離さない」が好き。これはある意味ホラーだぞ。タイトルからして既に怖いし。
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夢からさめてもなお、微睡んで、物語の切れ端が頭の中でゆるゆる舞っている。そんな感覚を覚える短編集だった。刹那的な文章。
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テレビで筒井康隆が「1押しおすすめ」と言っていたので読んだ。くまさんはくまさん、これが誰だか考えずに読むのです。と。 ほかにも、ゆうれいおじさん、河童、えび男などいろいろと不思議な人たちが出てきた。 このテレビを見てなかったら読まなかった、知らなかった人でした。 個人的には、...
テレビで筒井康隆が「1押しおすすめ」と言っていたので読んだ。くまさんはくまさん、これが誰だか考えずに読むのです。と。 ほかにも、ゆうれいおじさん、河童、えび男などいろいろと不思議な人たちが出てきた。 このテレビを見てなかったら読まなかった、知らなかった人でした。 個人的には、わたしもくまさんと一緒にお弁当を食べたいな。しあわせな気分で。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んだ期間*2009年12月13日〜12月18日 “赤ピーマンのローストなんかじゃなく、魚の皮をそのまま持ってくればよかったのに。そうつぶやきながら、少し泣いた。”
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短編集が好き。多くの言葉を連ねるよりもずっと、簡潔さがたくさんのことを伝えることってある。しゃべるクマに惚れる一冊。(笑)
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