白蛇島 の商品レビュー
ファンタジー(神話っぽい)青春小説か? 他の三浦しをんの小説に比べるとそんなにハマらなかったけど。 島という閉鎖空間と狭い人間関係。昔から島の守り神である「神社」古くから続く「大祭」 お互いを助け合う関係にある「持念兄弟」。島の中に潜む「あれ」。 いろんなしきたりの中に生きる窮屈...
ファンタジー(神話っぽい)青春小説か? 他の三浦しをんの小説に比べるとそんなにハマらなかったけど。 島という閉鎖空間と狭い人間関係。昔から島の守り神である「神社」古くから続く「大祭」 お互いを助け合う関係にある「持念兄弟」。島の中に潜む「あれ」。 いろんなしきたりの中に生きる窮屈感と、小さい島だからこそ得られた友人との深いつながり。 夏の数日間に「不思議」に出会った少年たちの物語。
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和風ファンタジー。かな? 良くも悪くも漫画的。 全部お前のせいだ!って責められてもいいようなキャラクターがヘタレすぎてもはやかわいいのがいい。 閉じられているからこそ育まれるものと、逃げ出せない閉塞感。 逃げるための行動を実行するつもりはあるか?
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久々にホッとして読めたー。 こういう話の三浦さんのが好きだなぁ。 白トラック三部作。月魚は読んだんで、後一作!
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なんだか思ったより盛り上がりに欠けたのが残念。しかしながら閉鎖的な島を舞台で起こる数々の不思議が、決して作りものめいていない描写が凄かった。私的に持念兄弟の友情がとてもじーんと来た。ああいう絆はいいものだ!
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この人のエッセイを読んでからはそういう意図で登場人物設定をしてるんだろうなぁってそればっかり気になってしまいました。
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鬱蒼とした島を舞台にした夏のお話です。 持念兄弟の設定に…ぐっときます。 個人的に荒太と謎の友人(笑)犬丸の関係が気になります。 背中に鱗とか島の伝説とか。 ・・・好きな要素満載で。文庫の番外編もおすすめです!
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奇伝というのですね、このジャンル。舞台になっている島は、伝承やしきたりが多くて閉じられた社会。面倒だ。でも、お祭りがあったり、世代を超えた地域の人の繋がりがあったりして、とてもうらやましい。
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なんだろうーこのひとの趣味なのかなあ。笑。 キャラクタとか設定とか。 お話素敵だけれど描写や設定が好きです。
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ホラー要素を取り入れた、作者得意の男の友情もの…それに今回兄弟の契り関係を絡ませ、バケモノやら神様やら、御神体やら禁足地やら、家族のしがらみにほんのりした恋にと、非常に欲張った作品になってしまっている。正直ちょっと欲張り過ぎで、いろいろ未消化。読んでて自分の中で納得できないうちに...
ホラー要素を取り入れた、作者得意の男の友情もの…それに今回兄弟の契り関係を絡ませ、バケモノやら神様やら、御神体やら禁足地やら、家族のしがらみにほんのりした恋にと、非常に欲張った作品になってしまっている。正直ちょっと欲張り過ぎで、いろいろ未消化。読んでて自分の中で納得できないうちに次の話題に移られる感があって、どっぷり浸ることが出来ない。話の雰囲気はすごく好きなだけに、ちょっと残念。もう少し要素を削ってタイトなものにしたらよかったのになあ。
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初・しをんさんの小説(エッセイは何冊か読んだ)。 “18才の男の子ふたりのひと夏の冒険(伝奇もの)”というとありがちだけど。 中盤からクライマックスはぐいぐい惹き付けられます。おもしろかった! 「逃げ出したい場所があって、でもそこにはいつまでも待っててくれる人がいる。その二つの条...
初・しをんさんの小説(エッセイは何冊か読んだ)。 “18才の男の子ふたりのひと夏の冒険(伝奇もの)”というとありがちだけど。 中盤からクライマックスはぐいぐい惹き付けられます。おもしろかった! 「逃げ出したい場所があって、でもそこにはいつまでも待っててくれる人がいる。その二つの条件があって初めて、人はそこから逃れることに自由を感じられるんだ」という一文が印象的。 ちなみに腐った目で読んでもおもしろいらしいw
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