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白蛇島 の商品レビュー

3.5

53件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2012/01/19

この作家さんはこういうのも書くんだ。 カバーの見た目通りのホラーというかサスペンスというかオカルトというか。というか?

Posted byブクログ

2011/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 言い伝えと古い風習の残る閉鎖された島でのある夏の出来事。  ベタなホラー設定ですが、ホラーと言うほど怖くはない。三浦さんの小説なのにと予想をつける方向からは怖い。  犬丸は結局なんだった(正体ではなく、なんで荒太の傍にはりついているのか)のとか、荒太がなぜ選ばれたのかとか、どうして悟史は見えて聞こえるか(どうして光市は見えないのか)など読み終わっても解決しない謎でちょっともやっとします。ページが足りなかったのかしら。  ラストは明るい門出風なんだけど、広がった風呂敷が畳みきれていないかな。設定も情景も良いなあとワクワクしていたので、物語の失速感と強引なまとめ方が残念。  光市と悟史の関係性は眩しくて好きですが、なんというかこの間読んだ『月魚』を思い出して「わお、また堂々とその方向?!」と思ったのは内緒です。いや持念兄弟って言葉に念友を思い出してですね……。  文庫版だとタイトルが変わってるんですね。  単行本のタイトルだと重厚な話を(私は)想像するので、文庫版の、少し軽さを感じさせるタイトルの方がしっくりくるかも。  ホラーテイストの、高校生たちの軽い冒険譚だと思えば、これでいいかなと思えます。

Posted byブクログ

2011/07/15

大好きな三浦しをんさんの小説。 いつも爆笑させてくれるエッセイも好きだけど、 小説の方が私は好き。 こちらは冒険+ファンタジー。しかも、高校生で、季節は夏休み。 王道ですが、大好きです。

Posted byブクログ

2011/06/30

ミステリーかと思いきやファンタジーだった。主人公の陰鬱な気分と怪しげな雰囲気がよく出ていて良かった。 主人公と同じく、光市に癒されました。 三浦しをんの描く信頼関係の形が好きです。

Posted byブクログ

2011/06/20

島に古くから伝わる伝説、不思議な少年たち。 以前から気になっていたので読めて良かった。 さすが!と思う一冊。

Posted byブクログ

2011/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

掟や神に支配された島での持念兄弟の体験した不思議な出来事。 うす暗く、ひんやりとして、濃い森の中に神様がいるという様子がはっきりとイメージできて、物語全体に漂う、理屈で割り切れるものと割り切れないものが共に在ることへの違和感が、主人公の島に対する気持ちとつながって、独特の世界観をつくりあげていた。

Posted byブクログ

2011/05/02

2010/12/9読了。 「逃げ出したい場所があって、でもそこにはいつまでも待っててくれる人がいる。その二つの条件があって初めて、人はそこから逃れることに自由を感じられるんだ」

Posted byブクログ

2010/09/14

持念兄弟とは、また不思議なものを持ってきたなと感じた。男の子同士特有の信頼の念とでもいうものか。作者が作者なだけにちょっと疑いの目を向けたくなってしまうのは私だけだろうか。途中までは船出の前の高揚感に似たわくわく感があったのだが徐々にその世界観が見えなくなり、言いたいことが伝わら...

持念兄弟とは、また不思議なものを持ってきたなと感じた。男の子同士特有の信頼の念とでもいうものか。作者が作者なだけにちょっと疑いの目を向けたくなってしまうのは私だけだろうか。途中までは船出の前の高揚感に似たわくわく感があったのだが徐々にその世界観が見えなくなり、言いたいことが伝わらなくなってきてしまった。面白いんだけど、今ひとつ足りない。そんな所だろうか。

Posted byブクログ

2010/09/02

夏休みに故郷の拝島に帰ってきた悟史は 持念兄弟の光市と一緒に13年ぶりの大祭を迎える。 昔から「不思議」を見てしまう悟史は 神宮の次男・荒太やその友達の犬丸と共に 大祭の前の不安定な島に押し寄せる物の怪と対峙することに。 伝統に縛られた閉じた島。こういう設定好きです。 あと変に...

夏休みに故郷の拝島に帰ってきた悟史は 持念兄弟の光市と一緒に13年ぶりの大祭を迎える。 昔から「不思議」を見てしまう悟史は 神宮の次男・荒太やその友達の犬丸と共に 大祭の前の不安定な島に押し寄せる物の怪と対峙することに。 伝統に縛られた閉じた島。こういう設定好きです。 あと変に恋愛を持ち込まないで真摯に向き合ってる感じとか。 ラストで一人祠を巡る荒太の姿も見たかった。 そしてできればじっとりした夏の日に読みたい。

Posted byブクログ

2010/03/10

内容(「MARC」データベースより) 悟史が帰省した拝島。十三年ぶりの大祭でにぎわうその島は不穏な空気に包まれていた。島民に異常に忌まれる怪物「あれ」が出たというのだ…。淫靡な香り漂う夏の夜の冒険物語。

Posted byブクログ