パリ左岸のピアノ工房 の商品レビュー
2020.8 ピアノについて知りながらピアノの物語を。人と人の関わり。人の生活の中にあるアトリエの存在。こんな場所があったらなんて素敵なんだろう。子どもの頃はなんだかわからないままピアノを習っていて練習が嫌いだったし全然うまくならなかった。10年も。もう少しちゃんとピアノに親しん...
2020.8 ピアノについて知りながらピアノの物語を。人と人の関わり。人の生活の中にあるアトリエの存在。こんな場所があったらなんて素敵なんだろう。子どもの頃はなんだかわからないままピアノを習っていて練習が嫌いだったし全然うまくならなかった。10年も。もう少しちゃんとピアノに親しんでいれば、そういう先生に出会えていたら違っていたのかもしれないな。もったいない。
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久しぶりに心震える作品に出会ってしまいました パリの小さな扉を開けると そこは深い深いピアノの世界_ 愛情あふれるパリの職人に導かれ… 著者が少しずつ音楽の歓びをとり戻す心温まるノンフィクション この奥深いピアノの世界(作品)を知ってしまった私は きっと幸運だと思う… か...
久しぶりに心震える作品に出会ってしまいました パリの小さな扉を開けると そこは深い深いピアノの世界_ 愛情あふれるパリの職人に導かれ… 著者が少しずつ音楽の歓びをとり戻す心温まるノンフィクション この奥深いピアノの世界(作品)を知ってしまった私は きっと幸運だと思う… かつては私もピアノを習っていて 今ではまったく忘れきっていた私には 著者が少しずつ記憶の底から蘇る“あの音” “鍵盤の感触”に触れていることが とても眩しくみえました 私はどこでピアノのことを忘れてしまったのだろう? でもここで出会ったあるお方が言ってくれたのです 『いつかピアノを聴いてみたいと…』 なんというタイミング!! そして不思議とこの作品を読みたいと手にとって地元に戻る時でもあり ある方からの言葉とこの作品との不思議な縁を感じずにはいられませんでした 会ったこともない私のピアノを聴いてみたいだなんて… 言葉でも言い表せないくらい嬉しかった… 自分で手放したはずのピアノをもう一度 弾いてみようと思わせてくれたのは ある方の言葉とこの作品のおかげです!! 鍵盤を押して 音を聴く_ 10年以上振りに弾く自分の粗削りな演奏でさえ ピアノの持つ多彩な音色に改めて感動しました! この作品で特に感動したのは ピアノ職人は自分が作った痕跡を残すために “サイン”を残すそうだ それもピアノを分解しないと分からない場所に想いをそっとしのばせて… グランドピアノだけでなく どんなピアノにもサインは存在するらしい… ピアノを弾いてみて思ったことは… もっと音楽を楽しむことって個人的なことだったのだと気づきました! 大曲が弾けるような私になりたかったわけじゃない… 私は自分が音楽に見いだした喜びを深めて どんな曲でも 世界の感覚を広げてくれるような曲を弾きたかったのだと! もっと自由に もっと豊かに もっと自分らしく ピアノで自己表現したかったのかもしれない! この感覚を取り戻させてくれて“ありがとう”_ この場をかりて優しい言葉をかけてくれた方と そしてこの作品に感謝の気持ちを捧げたい…
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ピアノに夢中な主人公のパリの暮らしと工房との出会いと日常。いろんなピアノや人物が出てきて楽しい。一緒にこのできごとを味わっている気分になる一冊。ヨーロッパのピアノメーカーってこんなにたくさんあったんだとこの本を読んで知りました。
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9/4はクラシック音楽の日 ピアノを生き物のように扱う職人との交流を軸に、ピアノの魅力を描く作品を。
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私も子供の頃、ピアノを習っていました。 今でも休日はゆっくり弾く時間を作っています。 そのため、自然とこの本を手に取ったのですが、所々の描写が「わかるわかるー」と懐かしい気持ちになった。 中でも、ピアノや工房の描写がとても美しいと思った。 行ったことはないが、なんとなくパリに行っ...
私も子供の頃、ピアノを習っていました。 今でも休日はゆっくり弾く時間を作っています。 そのため、自然とこの本を手に取ったのですが、所々の描写が「わかるわかるー」と懐かしい気持ちになった。 中でも、ピアノや工房の描写がとても美しいと思った。 行ったことはないが、なんとなくパリに行った気持ちになった。笑 組み立てられる前のピアノが、工房の中で物も言わずに(当たり前だが)その時を待っている光景は、なんとも可愛らしく感じた。 また落ち着いてゆっくり読みたい
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だいぶ昔に買ったお気に入りの本。パリ左岸の裏通りにあるピアノ専門店を舞台に、様々な人の日常とピアノに関するエピソードが語られていきます。謎めいた店の奥の扉を開くと、広々としたガラス天井のアトリエがあって何十台もピアノが並んでいるって最高に憧れますね! こんなアトリエ私も行ってみた...
だいぶ昔に買ったお気に入りの本。パリ左岸の裏通りにあるピアノ専門店を舞台に、様々な人の日常とピアノに関するエピソードが語られていきます。謎めいた店の奥の扉を開くと、広々としたガラス天井のアトリエがあって何十台もピアノが並んでいるって最高に憧れますね! こんなアトリエ私も行ってみたいなあと読むたびに思っています。
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すごく面白かった。パリという芸術の都でピアノという芸術品を語る。読書の楽しさを改めて感じた本。音楽好きな人にオススメの本。本書は新潮クレストブックスというシリーズから出ていて、海外の面白い本を紹介している。このシリーズの本をもっと読みたくなった。
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著者はある日、裏通りに中古ピアノ工房を見つけます。元々ピアノに魅力を感じていた著者ですが、修理のプロの技を見て、素敵な中古ピアノと出会うことによりピアノに夢中になってしまいます。家具としても昔から家庭に馴染んでいるピアノですが、内部は複雑で繊細な仕組みによって出来ています。特殊な...
著者はある日、裏通りに中古ピアノ工房を見つけます。元々ピアノに魅力を感じていた著者ですが、修理のプロの技を見て、素敵な中古ピアノと出会うことによりピアノに夢中になってしまいます。家具としても昔から家庭に馴染んでいるピアノですが、内部は複雑で繊細な仕組みによって出来ています。特殊な魅力を持つピアノにより著者の世界は広がっていきます。
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いつか絶対、ピアノを置ける家に住もう、と思いました。印象的だったのは、「あなたもわたしと同じなら、演奏するときはひとりのほうがいいんでしょう?」とミス・キリアンに言ってもらえる場面。そんなふうに、ピアノを愛する人たちで満ちたノンフィクションでした。そう、ノンフィクションなのですよ...
いつか絶対、ピアノを置ける家に住もう、と思いました。印象的だったのは、「あなたもわたしと同じなら、演奏するときはひとりのほうがいいんでしょう?」とミス・キリアンに言ってもらえる場面。そんなふうに、ピアノを愛する人たちで満ちたノンフィクションでした。そう、ノンフィクションなのですよね。パリ、カルチエ・ラタン、ベートーヴェンのピアノ、神聖なタンゴ、田舎<レ・プロヴァンス>=トイレ! 現実なのに夢のような気配に包まれているのは、場所と魅力的な人たち、詩的な語り口のおかげなのでしょう。良いなあ! ……その後、ジョスがどうなったのかだけは少し心配です。どうか、彼がまだ調律の仕事をしていますように。
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著者がパリで偶然見つけたピアノ工房との出会いからピアノへの情熱を再び呼び起こしていくノンフィクション。 ピアノが詳しくないのでわからないことも多いけれど、ピアノの素晴らしさ、美しさ、歴史が伝わってきます。
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