1,800円以上の注文で送料無料

幕末 新装版 の商品レビュー

3.5

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

「逃げの小五郎」。剣…

「逃げの小五郎」。剣の達人でありながら、刺客に立ち向かうことなく逃げる!この姿勢は坂本龍馬にも似ていると思います。龍馬は死んでしまいましたが、小五郎は生き延びました。逃げるが勝ちです。

文庫OFF

司馬遼太郎は暗殺が一…

司馬遼太郎は暗殺が一番嫌いだった。「幕末」は暗殺にまつわる話を集めた短編集。時代の中の暗殺者の役割とは一体なんなのか。読ませます。

文庫OFF

幕末の草創期に暗殺に…

幕末の草創期に暗殺に明け暮れ、返り血を浴び続けた人斬り共や、回天に命を張った志士たちは、維新の果実を食らう事無く散っていき、長命を保つのはごく僅かの例外のみです。壮絶かつ引き込まれる12の短編です。

文庫OFF

幕末ものというのは時…

幕末ものというのは時代小説の中でも、魅力ある人物がいっぱい登場します。

文庫OFF

歴史の中でも、以前よ…

歴史の中でも、以前よりも幕末が好きになれました。

文庫OFF

幕末に起こった暗殺、…

幕末に起こった暗殺、討ち入りなどを描いた短編集。「桜田門外の変」から鳥羽伏見の後の「最後の攘夷志士」までの12の作品が収録。

文庫OFF

2023/02/18

幕末に起こった暗殺事件を題材にした短編小説集。 ワザワザ小説集と言うような書き方をするのは、事件自体は本当に起こった出来事であり、歴史的検証や登場人物の後日談等も丹念に綴られている為うっかりすると史実かと思ってしまう程臨場感タップリのお話ばかりである。 もっとも幕末の諸藩の立場や...

幕末に起こった暗殺事件を題材にした短編小説集。 ワザワザ小説集と言うような書き方をするのは、事件自体は本当に起こった出来事であり、歴史的検証や登場人物の後日談等も丹念に綴られている為うっかりすると史実かと思ってしまう程臨場感タップリのお話ばかりである。 もっとも幕末の諸藩の立場や個々の事件に関しての予備知識が無いと読んでいてもつらいかもしれないマニアックな事件が多い。 筆者自らあとがきで「歴史書ではないから、数説ある事柄は、筆者が、この方が真実を語りやすいと思う説をとり、それによって書いた。だから、小説である。」とあるので史実とは多少違うところも有るだろうし、登場人物の人間関係や心の動きなどはかなりの部分筆者の推測が入っているだろう。 恥ずかしながら、司馬遼太郎さんの作品は初めて読みました。 やはり日本を代表する作家の文章は上手い。物語にぐいぐい引き込まれます。 個人的には短編集の前半の方が好きかな。登場人物もどこかしら凛としたところが感じられます。 後半の主人公達(特に幕末を乗り切って明治まで生き延びた人達)には今ひとつ感情移入が出来ませんでした。 なにはともあれ面白い本でした。

Posted byブクログ

2022/08/28

 1963(昭和38)年刊。  幕末の頃の、攘夷運動などが盛んになりしきりと「暗殺」が流行した時勢を題材とした歴史小説集。司馬遼太郎さん自身は「暗殺は嫌いだ」と思いながらこの連作を書いたそうだ。  文体とか書法に独特な癖があるが、流麗に話が進行していく。そんなに読みやすい方ではな...

 1963(昭和38)年刊。  幕末の頃の、攘夷運動などが盛んになりしきりと「暗殺」が流行した時勢を題材とした歴史小説集。司馬遼太郎さん自身は「暗殺は嫌いだ」と思いながらこの連作を書いたそうだ。  文体とか書法に独特な癖があるが、流麗に話が進行していく。そんなに読みやすい方ではないと思うが、世には熱烈な司馬ファンが相当数いるらしいから、人を夢中にさせる魅力があるのだろう。  かなり史実に基づいて書いているようだが、もちろん、人物に命を吹き込みしゃべらせたり独白させたりするにあたってかなりのフィクション化が施されている。当然そこも作者の歴史観によってコントロールされており、全体として世界が統一されている。  読んでみて、面白かった。読むのはそんなにスピーディーにはいかず、ワクワク感も強くなかったが、これで長編であれば、もっと夢中になって読んだかもしれない。しかし司馬遼太郎の長編は何巻にもわたる「大長編」が何タイトルもあるのだから、なかなか手を出しにくい。

Posted byブクログ

2022/08/19

坂本竜馬や高杉晋作、大久保利通、西郷隆盛などなどメジャー以外にも多くの人々が幕末から明治にかけて、激動の事態を生きていたことを改めて思い起こしてもらった。

Posted byブクログ

2022/08/16

田中新兵衛「猿が辻の血闘」目当てで読んだ短編集だが、通して読むと田中光顕の話と言えなくもないかも。彼のファンなら買いの本か? (好意的な書き方をしてないが) 有村治左衛門「桜田門外の変」と伊藤俊輔&井上聞多「死んでも死なぬ」が良かった。有村は桜田門外ノ変に唯一参加した薩摩...

田中新兵衛「猿が辻の血闘」目当てで読んだ短編集だが、通して読むと田中光顕の話と言えなくもないかも。彼のファンなら買いの本か? (好意的な書き方をしてないが) 有村治左衛門「桜田門外の変」と伊藤俊輔&井上聞多「死んでも死なぬ」が良かった。有村は桜田門外ノ変に唯一参加した薩摩志士。少年漫画みたいな爽やかな印象に短編だった。

Posted byブクログ