沈まぬ太陽(1) の商品レビュー
自分自身が航空会社に勤めていた分、すごく身近に感じてしまった。 専門用語もあまり困らないのですらすら読める。 仕事をしているときに読みたかったなぁ、と後悔。。 特に3巻の御巣鷹山編の遺体の描写は、夜中に読んでいてぞっとする。。。
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読ませる。私とは全く関係ない世界の話なのに、引き込まれる。モデルはJALかな。やっぱり山崎豊子はうまい!
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航空業界就活にそなえ読み始めた本 ○AL受けるなら読んどきな!!といわれ 実際読んで見ると面白い 40年代の話だからストを起こす=赤だ!!とか 縁故採用、天下りが蔓延っているとか(今もかもしれない…?) 航空会社で低賃金重労働とか 今では想像も出来ないな… 航空機事故の...
航空業界就活にそなえ読み始めた本 ○AL受けるなら読んどきな!!といわれ 実際読んで見ると面白い 40年代の話だからストを起こす=赤だ!!とか 縁故採用、天下りが蔓延っているとか(今もかもしれない…?) 航空会社で低賃金重労働とか 今では想像も出来ないな… 航空機事故の8割は人的ミスだという中で 整備に関わる人の労働条件の充実化というのは 空の安全を守る中で最重要課題なのだということを実感した
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山崎豊子小説はドラマでしか見たことがなかったので読んでみたかったので購入。 この作品のモデルである日本航空の御巣鷹山墜落事故のことは恥ずかしながら今まで全く知らなかったが、 航空業界への就活も考えている中で読めてよかった。 社内で優秀な人材としていち早く頭角を現した主人公・恩地...
山崎豊子小説はドラマでしか見たことがなかったので読んでみたかったので購入。 この作品のモデルである日本航空の御巣鷹山墜落事故のことは恥ずかしながら今まで全く知らなかったが、 航空業界への就活も考えている中で読めてよかった。 社内で優秀な人材としていち早く頭角を現した主人公・恩地は推薦され労組委員長を務めることとなり、 「空の安全」のため不当な社内格差、労働条件について労務部や経営陣と対立。 海外2年以内の内規に反しカラチ・テヘラン・さらにはナイロビと過酷な環境をたらい回しにされる。 さらには労組分断、露骨かつ異常なまでの人事差別が行われる。 大きな組織の中で、信念を曲げず、正しいことをすることの難しさ、怖さがひたすらに描かれ続ける。 家族がいる中で、自分だったらの問いを常に投げかけられるような気がしながら読み続けさせられる。 欲望、野心、利権、憎悪、差別、嫉妬。 信頼、人望、忍耐、信念、情愛、使命感。
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山崎豊子の書く日航ジャンボ事故。 日航の社員の目線というか、事故後の処理を担当する正義感の強い主人公を中心に、組織の論理など丁寧に書かれています。 サラリーマンの自分にも他人事じゃないですね。 こういう事故・事件が自分の勤め先にもおきたら・・・自分はどうするだろうか?
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飛行機大好きな自分としては航空事故モノは避けて通れないジャンルなのですが、この本はでは事故そのものではなく、事故という非常時にあって主人公恩地がどう行動するかが読みどころだと思います。 日航ジャンボ墜落事故モノは数多くありますが、その中でも断トツに読み応えのある本。 最初が退屈な...
飛行機大好きな自分としては航空事故モノは避けて通れないジャンルなのですが、この本はでは事故そのものではなく、事故という非常時にあって主人公恩地がどう行動するかが読みどころだと思います。 日航ジャンボ墜落事故モノは数多くありますが、その中でも断トツに読み応えのある本。 最初が退屈なのが少しつらい。
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1年近く放ったらかし。最初なので序奏って感じの話ばかりで、 文章そのものが自分には合わないのかなーとか思っているうちに 放ったらかしになってた。その間に別の本を読んだりして、 本って面白いな!と思い直した辺りで、再び読書。そしたら、 すいすいと読めてしまうじゃないの。文章が淡々と...
1年近く放ったらかし。最初なので序奏って感じの話ばかりで、 文章そのものが自分には合わないのかなーとか思っているうちに 放ったらかしになってた。その間に別の本を読んだりして、 本って面白いな!と思い直した辺りで、再び読書。そしたら、 すいすいと読めてしまうじゃないの。文章が淡々としていて、 登場人物や多少の感情は読み取れど、描かれ方が足りない気が するものの、面白くなってきたので一気に読み終えた。時代背景も そうだし、日本が発展し始め、軌道に乗るか乗らないかという 社会だったから起こりえた事象なんだろう。でもね、酷だよ。 舞台となるのはサービス業でもある航空会社で、そんな所で 当たり前のように社員に対して、そんな事をしていたんだとしたら 企業そのものを貶めてしまうのに。そこに気付いていないよね。 そこにまだ気付かずに気付いている人達がないがしろに されてしまう、アフリカ篇(上)はそんな話。
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1巻から5巻をとおして、わたしのなかで衝撃の本です。 読んでよかった・・・! なんだか軽々しく感想書けないくらい。 映画化されるそうですが・・・ この広大な物語、2・3時間でどうやって収まりをつけるのか。 この山崎豊子ワールドを傷つけない作品にしてください!監督!
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やっぱり山崎豊子はおもしろい!! 時代背景とかが古く(戦後10年〜20年)、ちょっとその当時の考え方とかがわからないから、感じ取れない部分もあるけど、労働組合と会社の闘争の中での、主人公やその家族、同僚との葛藤の臨場感が伝わってくる。本当におもしろい!! 早く次が読みたい!
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日航機事故をモチーフにした作品であるが、これは遺族かかりをのちに担当することになる社員の見せしめ人事について語られている。壮絶な見せしめである。これがのちの事故にどうつながってくるのか、目が離せない。
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