黒と茶の幻想 の商品レビュー
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理瀬シリーズ3作目、学生時代の友人4人で屋久島旅行をする話。1人ずつの目線で紡がれるから各々から見える他の3人の印象や世界の違いが深い。そして大小の謎や各々の秘密、そこに絡まって来る憂理の存在、とめちゃくちゃこの世界に沈み込む。めっちゃ好き。 理瀬シリーズやけど、出てくるのは憂理だけ。で、学園を出た後の憂理が一人芝居で演じたのが2作目の事件だったりした感じかな。1作目の三月〜でも出てきてたタイトルやから気になってたんやけどほんまによかったな世界観が好きで。 憂理のこと好きだったから亡くなってしまってたのだいぶ悲しい。
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理瀬シリーズといっても憂理しか話には出てこないのだけど、かなり引き込まれた。 旧友4人で訪れた屋久島での旅が4人の視点で書かれていて、それぞれの頭の中を覗き見している気分になった。
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久しぶりの再読。 恩田陸さんの真骨頂である会話劇が存分に楽しめる一冊。 4人のキャラクターがそれぞれ違うのにどこか共感できるところがある。 あと、1人の人間の中にもいろんな面があること、例えば素直なひねくれ者とか、強くて脆い女とかの描き方がすごく上手くて納得感がある。 ちなみに...
久しぶりの再読。 恩田陸さんの真骨頂である会話劇が存分に楽しめる一冊。 4人のキャラクターがそれぞれ違うのにどこか共感できるところがある。 あと、1人の人間の中にもいろんな面があること、例えば素直なひねくれ者とか、強くて脆い女とかの描き方がすごく上手くて納得感がある。 ちなみに理瀬シリーズと関わりはありますが、読んでなくても大丈夫です。 「正しいことと良いことはイコールじゃないわよ 」文庫(下巻)p192
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1人ずつのエピソードごとに構成されていて、全4章から成る。意外な人物が最終章だったので、どんな真実が…?!とどきどきしたが、どこか安心できる終わり方だった。
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長かったーけど、読み終えると一瞬のように感じる。 りえこ、彰彦、まきお、節子それぞれの視点で各章ごとになってるがまきおと、憂理の秘密についてみんな気にしてる。 理瀬シリーズらしく、憂理が1人劇で演じた内容が理瀬の行ってた学校の話やって、直接には関係なさそう。
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誰が書いたとも知れぬ小説『三月は深き紅の淵を』の第一章が『黒と茶の幻想』でもあり、表題作の作品があると知り、読んでみようと手に取ると…分厚いっ(汗)!これ、文庫だと上下巻に分かれているようですね。 学生時代の同級生、利枝子、彰彦、蒔生、節子の4人で、卒業から十数年後Y島を旅する...
誰が書いたとも知れぬ小説『三月は深き紅の淵を』の第一章が『黒と茶の幻想』でもあり、表題作の作品があると知り、読んでみようと手に取ると…分厚いっ(汗)!これ、文庫だと上下巻に分かれているようですね。 学生時代の同級生、利枝子、彰彦、蒔生、節子の4人で、卒業から十数年後Y島を旅することになる…。それぞれが「美しい謎」を持参することが旅の条件になっており、4人の視点から物語が展開する…。4人は何らかの形で現在は姿を消している憂理(『麦の海に沈む果実』」で理瀬のルームメイトだった子)と関わっており、なぜ姿を消したのか、生きているのか、その「美しい謎」に迫る…。これは「美しい謎」の1つ、他にも沢山の「美しい謎」が描かれています。 Y島の自然とあいまって、「美しい謎」がなんだかとっても重厚なものに感じました。いいですね~私もこう気の置けない仲間とこんな旅をしてみたくなりました!この4人が再びY島を訪れる続編も恩田陸さん、手がけてほしいです。
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再読本だと思うのですが、記録になく……。(かなり前に読んだのかな) 大学時代に仲の良かった男女4人組で、とある島の山の中にある有名な杉と、その近くにある心の疚しい人には見えないという、三顧の桜を見に行くことに。 卒業してから10年以上たち、それだけ大人になったからこそ見えて...
再読本だと思うのですが、記録になく……。(かなり前に読んだのかな) 大学時代に仲の良かった男女4人組で、とある島の山の中にある有名な杉と、その近くにある心の疚しい人には見えないという、三顧の桜を見に行くことに。 卒業してから10年以上たち、それだけ大人になったからこそ見えてくるものとかもあるわけで。 その時はわからなかったけど、今思うと、こうだったのだね。という話がたくさんありました。(登山しながら、4人で色々な話をしていくので) 麦の海に沈む果実に出てくる憂理が、名前だけ出てきます。 コロナ療養中に読んだ旅行もの。行った気分になれました。
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KL 2022.6.22-2022.6.26 大学時代の友人4人が旅に出る。 4人それぞれの視点でリレー形式で語られていく。 2001年の作品。リアルタイムで読んでいたら絶対感慨深く感じたと思う。 憂理のその後もわかるんだけど、そこは残念でしかない。
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めちゃくちゃ刺さりました。 うぅ〜胸が痛い…。 変わらない友情とか男女の愛情って素晴らしいよね!みたいな人間賛美的なものじゃないんです。 人間て誰でも他人には知られたくないもの抱えて生きてるじゃないですか。汚い事とか狡い事とか嫌悪するような事、少なからず隠して生きてる。 それでも、それすら分かってて、この4人みたいに笑いながら一緒に居れる誰かがいたらなんて幸せなんだろう。私にはいないかも。こんなにありのままをさらけ出せる相手。 この本を読み終わって"凄いな"と思ったのは、4人の登場人物の印象が最初と180度変わった事。4人全員が正反対の印象になった。それもいつの間にか。物語の破綻もキャラクターの破綻も全くなく。凄くないですか? 因みに… 利枝子 冷静で理論的に考える事ができる大人な女性、才色兼備→脆くて弱い。自分の事も周りの事も、理解の範囲内でしか見れない。 彰彦 金持ちで美貌。外見も頭脳も伴った自信家。キツい性格。→誰よりも繊細で優しい。愛情深い。人としての器が大きい。 蒔生 ブレない自分を持ったカッコいい人。男女問わず惹きつける魅力がある。→利己的で人でなし。自分が全て。他人には興味がない。でも、自分の役割や影響力は理解している。 節子 天真爛漫な美人。明るくてさっぱりした性格。自分も周りも笑顔にする。→他人の観察力がずば抜けていて世渡りが上手い。自然体なようでいて、全て計算し尽くされている。 いや、私の勝手な印象ですけど。 こんなに印象変わったのに、それぞれ1人の人間の表と裏として成り立っているって凄い。 ただ、理瀬シリーズの番外編として憂理をみたら別人です。私の知ってる憂理ではない。苦笑。
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分厚い本を読み進める勇気?が出るまで、少し時間 がかかりました。 しかし、4人が島に着いてからは、自分でも驚くほ どのスピードで読みました。 それほど続きが気になったんでしょうね。 美しい謎なのかは正直分かりませんでしたが、登場 人物と同世代の今のタイミングで読めたことに、勝 ...
分厚い本を読み進める勇気?が出るまで、少し時間 がかかりました。 しかし、4人が島に着いてからは、自分でも驚くほ どのスピードで読みました。 それほど続きが気になったんでしょうね。 美しい謎なのかは正直分かりませんでしたが、登場 人物と同世代の今のタイミングで読めたことに、勝 手に縁を感じました。 旅をしたくなりました。
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