夏の庭 の商品レビュー
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一夏の出会い、思い出って感じの話。 主人公は小学6年生の子たち。 どうして夏って、こんなスペシャルな感じなんだろう?! なんだか懐かしい気持ちやら、素敵なおじいさんとの出会い・思い出が羨ましいなと。 お好み焼き屋さんのシーンがなんだか素敵で印象的。 予測通りおじいさんは亡くなってしまったけど、最後の最後できっと幸せになれたんだなと。 それまではきっと孤独で生きる意味を見出せなかったのではないかと。 ラスト3人は別々の道を行くけど、とっても清々しい! あー、夏・青春って素晴らしい!!
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素晴らしい話だった。 小学生に戻ってひと夏を、それもとても濃い夏をすごした気分になった。 途中、おじいさんが死んでしまうということを忘れていて、いきなりその場面に直面した時にハッとなって、人間には死が訪れるんだと思い出した。 でも、おじいさんは最後にすごく幸せな夏を過ごせて嬉しかっただろうなあ。 この先、3人の中でおじいさんはずっと生き続けて、何かあっても一緒にいてくれる心強い存在だと思うと、とても晴れやかな気持ちになった。 こんな経験をした3人は、この先何があっても大丈夫だと思う。 そしてそれを疑似体験できて、良かった。
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3人の小学6年生の男の子達が、「死んだ人を見たい」という好奇心から、 「死にそう」だと噂の(失礼な)、一人暮らしの老人を観察する話。 しかし、観察されていることに気づいた老人は、逆に生き生きとし出し、少年達に庭の草むしりをさせ、スイカを切らせ、交流が始まる。 子供って、こんな事を感じて成長するんだ、と新鮮だった。 「だってオレたち、あの世に知り合いがいるんだ。それってすごい心強くないか!」 名作だった。
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12歳の少年3人とおじいさんの交流。 死んだ人を見てみたいという好奇心から、少年3人は近所に住むもうじき死にそうな、1人暮らしのおじいさんを見張ることにした。 不摂生な生活をしていたおじいさんだったのに、少年たちが見張るようになってから、人が変わったように生活に張りを持たせるようになってきた。 死んだ人を見てみたいという最初の気持ちとは別に、 いつしか彼らの交流が始まり、少年と老人は親しくなっていった。 おじいさんの戦争での体験、かつて奥さんだった人の捜索、自分たちの将来のこと、いつか終わる命。 仲良くなった矢先の、おじいさんの死。 1人の人が生まれてから、その命を終えるのを目の前にして、少年たちが思ったこと。 ずっと読みたいと思っていたんだ〜、 でもなかなか図書館で出会わなくて、結局偶然見つけたんだけど、児童書コーナーにあった。 じいさんもっと長生きしてほしかったな。 そしてもっと少年たちに色々教えてやってほしかった。 河辺のキャラがうちの長男ぽかった。
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これって昔映画であったなぁと 映画は見てないので内容は知らなかったのですが 3人の男の子(小学6年生)とおじいさんのお話 死んだ人が見たい。3人はそろそろ死ぬんじゃないかと噂のおじいさんを見張ることに・・・ 張り込みがばれた子ども達とおじいさんの忘れられない夏休みが始まる ...
これって昔映画であったなぁと 映画は見てないので内容は知らなかったのですが 3人の男の子(小学6年生)とおじいさんのお話 死んだ人が見たい。3人はそろそろ死ぬんじゃないかと噂のおじいさんを見張ることに・・・ 張り込みがばれた子ども達とおじいさんの忘れられない夏休みが始まる 6年生にも,大人にも読んで欲しい1冊でした
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死にかけのおじいさんを見張るうち、おじいさんが元気をとりもどした夏のはなし。 再読で、ぼくの境遇に注目がいった。4度めくらいだけれど、そのたび違う。 C8093
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色んな国でも翻訳されていることが納得できる話ですね。それにしても自分の子ども時分 こんな感受性があれば もう少しましな人間に成れただろうなぁ。
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おじいさんの変化から一気に引き込まれた。 子供のときって、無意識に好奇心と残酷さが混じった行動をするよなというのを思い出した。 個人的に「ぼくはそうやって、いろいろなことを見過ごしているような、そんな不安に今でも襲われるのだ。」の一文が印象深かった。そうまだ自分の知らないことはた...
おじいさんの変化から一気に引き込まれた。 子供のときって、無意識に好奇心と残酷さが混じった行動をするよなというのを思い出した。 個人的に「ぼくはそうやって、いろいろなことを見過ごしているような、そんな不安に今でも襲われるのだ。」の一文が印象深かった。そうまだ自分の知らないことはたくさんある。 ラストは最初から分かっていてもこんなん自然に泣くやろ・・!
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小学生の頃に途中で断念したけど読んどけばよかったな ちゃんと読んどけば、肉親が死んでも未だに分かってない、死ぬことってどういうことかに達観できたかもしれん
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泣いてしまった。おじいさんが死ぬところを観察するはずが、徐々に距離を縮め、一緒にスイカを 食べたりおじいさんの家がたまり場になったり、子供たちの安心できる場所となっていたから余計に悲しかった。でも、おじいさんとの思い出が成長させたことには違いなくて、改めて生きるということを考えさせられた。
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