ささらさや の商品レビュー
夫を突然の事故で失ったサヤは残された赤ちゃんのユウ坊とふたり「佐々良」という街へ移住する。そこでは数々の不思議な事件がサヤの身にふりかかる。けれどその度に亡くなった夫が他人の姿を借りて助けに来てくれるのだ。また久代、夏、珠子という三人のお婆さんや、エリカとダイヤ親子という素敵な友...
夫を突然の事故で失ったサヤは残された赤ちゃんのユウ坊とふたり「佐々良」という街へ移住する。そこでは数々の不思議な事件がサヤの身にふりかかる。けれどその度に亡くなった夫が他人の姿を借りて助けに来てくれるのだ。また久代、夏、珠子という三人のお婆さんや、エリカとダイヤ親子という素敵な友だちもできた。しかし、そんなサヤに夫の家族がユウ坊を引き取りたいと圧力をかけてくる。そしてユウ坊が誘拐された…。ゴーストになった夫と残された妻・サヤが永遠の別れを迎えるまでの切なく愛しい日々を描く長編ミステリ小説。
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突然の事故で夫を失ったサヤ。しかし奇妙な事件が起きるたび、死んだはずの夫が他人の姿を借りて助けに来てくれる。ゴーストになった夫と残された妻の切なく愛しい日々を描くミステリ
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良かったです。悲しいけどあたたかい、じんわり心に沁みるような。文章はとても読みやすいので、さくっと読めてしまいます。ただ、これをミステリというのは違うのでは…??無理がある、とミステリ好きの私は思いますが…。
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幽霊になってしまった夫と、泣き虫な新米主婦さや、そしてそれを取り巻くにぎやかな友人達の心温まる、けれども切ない作品。 赤ん坊の息子をつれて引っ越した先で次々と不思議な事件が起きる。そんなとき、死んだはずの夫が誰かの体を借りてさやを助けにきてくれる。 読む人によっては「この主人公、...
幽霊になってしまった夫と、泣き虫な新米主婦さや、そしてそれを取り巻くにぎやかな友人達の心温まる、けれども切ない作品。 赤ん坊の息子をつれて引っ越した先で次々と不思議な事件が起きる。そんなとき、死んだはずの夫が誰かの体を借りてさやを助けにきてくれる。 読む人によっては「この主人公、こんなんじゃ駄目だ」とか思うかもしれません。いい人すぎるのも難点、だけどこういう性格だからこそ、周りも幸せになれるのかもしれないなと思います。 トワイライト・メッセンジャーには泣かされました、ほんと。
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6/16読み終え。 出だしから「さや」の目の前で交通事故により旦那さんを亡くすシーン。 ひとりじゃなにも出来ない「さや」に2ヶ月のユウ坊だけが残された。佐々良の町に移り住む気の弱い大人しい「さや」をほっとけなくて老婆3人に励まされ強くなっていく母「さや」 ピンチがあれば旦那さんが...
6/16読み終え。 出だしから「さや」の目の前で交通事故により旦那さんを亡くすシーン。 ひとりじゃなにも出来ない「さや」に2ヶ月のユウ坊だけが残された。佐々良の町に移り住む気の弱い大人しい「さや」をほっとけなくて老婆3人に励まされ強くなっていく母「さや」 ピンチがあれば旦那さんが人に入り込み現れてくれる。 私も人の良すぎる「さや」をほっとけなくなりましたね
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最初の章での衝撃が衝撃です。 そして続く章、続く章でのうるさいおばあちゃんたちとエリカちゃんの口の減らない、ののしりあい(?)ですね。 まあ、この中で一番すきなのは、ほかでもなく、サヤさんの旦那さんですね。 2006年04月25日。
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妻サヤと生まれたばかりのユウスケを残し交通事故死したはずの「オレ」だが、何故かふたりの側にいて・・・。 最愛の夫がいきなり亡くなるこの設定は胸にくるものがあった。辛くなって読むのをやめようかとも思った。はじめは頼りないサヤ。お母さんは最初っから強いわけじゃないんだよね。でも次第に...
妻サヤと生まれたばかりのユウスケを残し交通事故死したはずの「オレ」だが、何故かふたりの側にいて・・・。 最愛の夫がいきなり亡くなるこの設定は胸にくるものがあった。辛くなって読むのをやめようかとも思った。はじめは頼りないサヤ。お母さんは最初っから強いわけじゃないんだよね。でも次第に強くなっていく様は、勇気づけられる。彼女の周りの人々、特に3婆は強烈でとってもステキ。赤ちゃんの描写に同感。ほんとプニプニしてて美味しそうなんだもん。
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夫を突然亡くしたサヤは、小さな赤ちゃんを連れて佐々良という街に住み移る。そこで不思議な事件に見舞われるも、死んだはずの夫が助けてくれる・・・。ぽよよんとして生活力のなさそうなサヤが、周りのおばあさんたちにも助けられながら、事件を乗り越えていく。今の日本ではありえない、心温まる物語...
夫を突然亡くしたサヤは、小さな赤ちゃんを連れて佐々良という街に住み移る。そこで不思議な事件に見舞われるも、死んだはずの夫が助けてくれる・・・。ぽよよんとして生活力のなさそうなサヤが、周りのおばあさんたちにも助けられながら、事件を乗り越えていく。今の日本ではありえない、心温まる物語。
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事故で夫を亡くした主人公サヤは、幼児を抱えて悲しみにくれていますが、そんなサヤのもとに、亡くなったはずの夫が他人の姿を借りて現れます。せつなく、やさしいストーリー。
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テーマ自体はとても重く悲しい。夫が冒頭で事故で亡くなってしまい、残されたサヤと赤ん坊のユウ坊が色々と助けられたり解決したり、加納さんですからミステリーも優しさも忘れることなく。挿絵もまた良いんです。文庫でも出版されてますから是非。
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