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ささらさや の商品レビュー

3.9

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    4

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2009/12/30

加納朋子版「ゴースト」。一つ一つの事件なり謎なりは小粒だけど、いい話。暖かくて感動できる。 死んだ夫が残された妻に向かって「馬鹿っ」を連発するんだけど、それがなんだか暖かくてとても好き。実はこの台詞に一番感動してるかもしれないくらいに。ほんとーにいい話のミステリ。

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2011/10/11

優しい謎解きでした。切なくて優しくてこういう雰囲気大好きです。途中何度もじわりと来て何とか踏みとどまってたのにラストはもう駄目だった。胸に迫る。「ささら さや……」と聞こえてくるあの場面がとても好き。

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2014/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夫がはねられる直前の会話がリアルだと思った。 さやさんの事件の巻き込まれっぷりがすごい。 そしてそれを全て許してしまうさやさんはもっとすごい。 「馬鹿っさや」という呼び方が愛に溢れてて好きだ。

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2011/08/09

「いま、あいにいきます」の加納版?めっちゃやさしい話です。人の優しさ、もろさ。読んでてほっとしました。赤ちゃんて偉大です。

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2011/07/22

突然の交通事故で目の前で夫を亡くしてしまったサヤ。生後間もない子供を取り上げられそうになり、夫の家族から逃れるように引っ越した先は「ささら」という街。情けないほど頼りないサヤを案じて成仏できない夫は、彼女を見守り、時に人の姿を借りて助けに現れる。【以下ネタバレ含むため未読の方はご...

突然の交通事故で目の前で夫を亡くしてしまったサヤ。生後間もない子供を取り上げられそうになり、夫の家族から逃れるように引っ越した先は「ささら」という街。情けないほど頼りないサヤを案じて成仏できない夫は、彼女を見守り、時に人の姿を借りて助けに現れる。【以下ネタバレ含むため未読の方はご注意】毎回サヤの身の回りでちょっとした危機や謎が起こり、それを夫が解くという軽いミステリタッチになっている。夫がのり移れるのは、霊になった夫の姿を見られる人に限られ、しかも一度きり。坊主や駅員、郵便配達員からおばあさんまで、いろいろな人に姿を借りる。そして最後に姿を借りたのはだれか、というのが物語の重要な部分。一方、一人ぼっちで先行きが不安だったサヤのまわりに頼れる友人(老人)が増え、泣いて暮らしていたサヤ自身にも変化が現れ始める。なんとかやっていけそうだと思えるところで物語が終焉。表紙が優しげで作品をよく表しているなぁと思っていたが、最後の章を読み終わって本を閉じ、初めて裏表紙を見て、さやとユウスケのそばで見守るもう一人の姿に不覚にも泣けてしまった。懐かしくて哀しくて優しい大切な音ささら さや…風の通り過ぎる音、川のせせらぎ、木の葉のすれる音…どんな音だろうと、ちょっと切なくなるミステリだ。

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2009/10/07

初めて加納作品を読みましたが、薦めていただいてよかった!というのが実感です。 読んでいる間も、読んだ後も、なんともいえないあったかいものに包まれている感じ。 決してすべてハッピーな設定ではないのですけどね。 切なくて、やさしくて、あったかくて、ちょっぴり不思議なお話。 大好きな...

初めて加納作品を読みましたが、薦めていただいてよかった!というのが実感です。 読んでいる間も、読んだ後も、なんともいえないあったかいものに包まれている感じ。 決してすべてハッピーな設定ではないのですけどね。 切なくて、やさしくて、あったかくて、ちょっぴり不思議なお話。 大好きな作品の一つになりました。 次に読む予定の、てるてるあしたも楽しみです。

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2009/10/07

○2009/01/03  読み終わった後の何とも言えない、寂しいけどどこかほっとして微笑んでしまうような感覚がたまらない。 今回の探偵役は旦那さん。話のオチ(と言うか?)はやっぱりそうだよね、だけども、こう、人を想う気持ちってこんなにあったかいものか、とすごく優しい気持ちになれた...

○2009/01/03  読み終わった後の何とも言えない、寂しいけどどこかほっとして微笑んでしまうような感覚がたまらない。 今回の探偵役は旦那さん。話のオチ(と言うか?)はやっぱりそうだよね、だけども、こう、人を想う気持ちってこんなにあったかいものか、とすごく優しい気持ちになれた。ちょっとずつある日常の謎解きも楽しい。ばーさんズの口喧嘩も楽しい(笑)でも大也と書いてダイヤが名前とは…ちょっとびっくりした。 ドラマでてるてるあしたを見たときは原作が加納さんだなんて知らなくて、というかそもそも加納さんを知らなくて、加納さん本を読み始めて初めて2冊がその原作だということを知ってかなり驚いた。ドラマのストーリーはほとんど覚えてないし、てるてるあしたを読んでみないとどうミックスしたのかアレンジしたのかは分からないんだけど、あぁ、サヤさんのあたりって何となくこんな感じだったよね、という雰囲気は感じられたので良かった。久代さんとサヤさんぴったりだ。次はてるてるあしたかな? ただ、ふと今まで読んできた加納さんの話を思い返してみて気付いたことなんだけども。例えば今回の主人公サヤのような女性が多いな、と。大抵の人の中にある”自分がこうなりたい性格・境遇の人物”が全体を通して一貫してて、そこから事件を拾ってきたというか。 サヤさんもななつのこシリーズの駒子も、いつも穏やかで女性らしくてちょっと頼りなくて、でもいざというときには強くなれて、周りには見守ってくれている人(今回だとエリカのような強気でいつでも引っ張ってくれるような友人とか、もちろん旦那さんとか)がいる、っていう、”女性なら憧れるであろう”人格。言葉にしてしまうとすごく一定なんだけど、とにかくキャラクターとしては魅力的だしストーリーも最高なんだけど、そうか、加納さんはこんなパターンの人に憧れてるのね、とふと気付いてしまうと何かちょっと夢が覚めた感じ。 米澤さんを読んだ後だからかもしれないけど、リアルとしての毒が足りないのかな、と思った。でも好きなんだけど。というか加納さんの持ち味ってこの”ピュアさ”も込みだものな。 とにもかくにも読み終わった後にごちゃごちゃ考えたことなので。読んでる最中、読み終わった瞬間のほんわかした空気は他では味わえない。加納さんやっぱり大好き。

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2009/10/04

残すほうと残されるほう、 モラトリアムがあったなら、 俺ナシで生きていけると気づかされる残すほうは ほんの少しつらいよな。

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2009/10/07

加納朋子さんは、推理作家と聞いていたので この作品もそんなつもりで読んでみたが、血なまぐさい事件ではなく、 ハートウォーミングなちょっと不思議な話。 生後間もない子を抱えて、夫を事故で亡くしたさやを 幽霊となって、見守る夫。 さやという人がまた、人の良すぎる頼りない人物なので...

加納朋子さんは、推理作家と聞いていたので この作品もそんなつもりで読んでみたが、血なまぐさい事件ではなく、 ハートウォーミングなちょっと不思議な話。 生後間もない子を抱えて、夫を事故で亡くしたさやを 幽霊となって、見守る夫。 さやという人がまた、人の良すぎる頼りない人物なので、 これじゃ夫も安心して成仏できまい・・と思う。 さやを支える、三婆とママ友エリカがいい。

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2009/10/04

愛のお話なのでしょうか?それでもミステリー?読後感はまさに「ささらさや」・・凄く優しい気分になれる稀な一冊。鬱な人にお勧め。

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