反哲学史 の商品レビュー
ソクラテスから現代思想までを駆け抜けながら、思想家たちが変わりゆく世界の中でいかに思考し続けてきたかが平易な文章で書かれている。反哲学と書いてあるが、メジャーな潮流を抑えていると思う。続編の現代の哲学も読んでみたい
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まず古代ギリシャ哲学の基盤を整理し,デカルトを経てヘーゲルで一旦完成,「反哲学」を予見する後期シェリング,マルクス,ニーチェまで。
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哲学をヨーロッパ中心のものとして、どのように始まったかからいわゆる科学主義の到来までを描いてる 存在を2つに分類してるところ、形而上学的原理を設定しているところが「哲学」の本質?であって誤謬の始まりらしい 各思想に共通する点を時代と共に比較してて面白かった
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・有機体のなかには、普遍的な物理・化学的な力以外にいかなる力も働いていない。今日この力によって説明しえないばあいにも、われわれは物理・数学的方法によってこの力の特殊な働き方なり働きの形式なりを見いだすか、それとも物質に内在する化学・物理的力と等しい尊厳をもち、引力と斥力に還元しう...
・有機体のなかには、普遍的な物理・化学的な力以外にいかなる力も働いていない。今日この力によって説明しえないばあいにも、われわれは物理・数学的方法によってこの力の特殊な働き方なり働きの形式なりを見いだすか、それとも物質に内在する化学・物理的力と等しい尊厳をもち、引力と斥力に還元しうるような新しい力を想定するかしなければならないのだ。
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『反哲学入門』からの続きとして読んだ。 『反哲学入門』と比べ、この本は、重なる内容もあるが、個人的にはより詳しく丁寧に述べられている印象があった。この本を読むことで前書の復習になり頭に残ったので、個人的にはよかった。 ある特定の哲学者の思想を理解しようとしたとしても、その人限定...
『反哲学入門』からの続きとして読んだ。 『反哲学入門』と比べ、この本は、重なる内容もあるが、個人的にはより詳しく丁寧に述べられている印象があった。この本を読むことで前書の復習になり頭に残ったので、個人的にはよかった。 ある特定の哲学者の思想を理解しようとしたとしても、その人限定の書籍を読むだけでは理解しづらい。なぜならその思想の背景には、当時より前の哲学者たちの思想を基にしていたり、あるいはその人たちに対する反論が存在しているためである。 本書は、その思想の歴史的なつながりを理解するのに最適である。索引も付いているため、これから原著を読む時はこの本を振り返るようにしようと思う。
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生涯を通して「反哲学」を標榜されていた著者の反哲学。 決して難しい哲学の本ではありません。 木田先生が訳されておられる書籍にはかなり難しいものが多いですが、一般向けにお書きになられる本はとても分かり易くて助かります。 メルロ=ポンティとか現象学の本も読んではみたいのですが、まだ...
生涯を通して「反哲学」を標榜されていた著者の反哲学。 決して難しい哲学の本ではありません。 木田先生が訳されておられる書籍にはかなり難しいものが多いですが、一般向けにお書きになられる本はとても分かり易くて助かります。 メルロ=ポンティとか現象学の本も読んではみたいのですが、まだまだ力量不足でその域には至りませんが、木田先生の著書は語り口も好きで結構読ませて頂いております。 「哲学」の面白さは木田先生のお書きになった本に教えられたことが多く… 評価したり感想を述べたりするのは やはり少し恐れ多い汗
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プラトンのイデア論がキリスト教に良いように使われたのはすごく納得。西洋哲学の二元論がどのように発展したのかを知れる良書。
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反哲学といえばニーチェだという決めつけ。それ以上の知識の拡がりがないままの自分がこの本を読んで得られたのは、哲学というものをめぐる大きな歴史の動きと、それに伴い変化していく哲学者たちの考え方だった。哲学者一人ひとりの考えを深く理解することはこの本だけでは不可能だが、各々の哲学者が...
反哲学といえばニーチェだという決めつけ。それ以上の知識の拡がりがないままの自分がこの本を読んで得られたのは、哲学というものをめぐる大きな歴史の動きと、それに伴い変化していく哲学者たちの考え方だった。哲学者一人ひとりの考えを深く理解することはこの本だけでは不可能だが、各々の哲学者が「なぜ」そのように考えたのか(またはその考えに『縛られた』のか)、「なぜ」その時代にその考えが現れたのかを理解するには大変良い書であると思う。
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2021.09.07 とても素晴らしい。感銘を受けた。私の理解力がもう少し高ければさらに良さが分かったのではないか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
哲学とは何かを体系的に考えるのに大変有用な本。要は、イデアも純粋形相も神も理性もすべては一つの形而上学的(現世とは異なる理想的な世界が存在し、それに向かって世界は進んでいく的)な同じ思想形態であり、西洋哲学、西洋思想はすべてこの思想形態を中心に発展してきたということがよく分かった。実存主義はそれを真っ向から否定するものであり、哲学ではなく反哲学と呼ぶべきものということらしい。とは言っても、旧来の哲学も決して無駄だったわけではなく、人間中心主義的な考え方が現代の科学文明を発展させる礎になったのだろうし、それにより人権宣言も行われたのだろうし、社会の要請の上で成り立つ思想形態なのだと思う。今の実存主義的な考え方も将来はどうなるかわからないのだろう。
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