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ハンニバル(下) の商品レビュー

3.7

76件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

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2010/03/21

何度読んでもレクター博士を嫌いだわって思えないのだ。羊達の沈黙の最後でレクターは逃亡したのだが その後のお話である。彼に恨みを持つ男とレクターを追う捜査にかかわる人々の方がなんだか嫌ぁーな感じで嫌いなのだ不思議だ。クラリスとレクターって心のどこかで信頼しあっているようだ。下巻のほ...

何度読んでもレクター博士を嫌いだわって思えないのだ。羊達の沈黙の最後でレクターは逃亡したのだが その後のお話である。彼に恨みを持つ男とレクターを追う捜査にかかわる人々の方がなんだか嫌ぁーな感じで嫌いなのだ不思議だ。クラリスとレクターって心のどこかで信頼しあっているようだ。下巻のほうが面白い。

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2010/02/09

 BOOKOFFで立ち読み(笑)  だあぁぁぁぁぁめえぇぇぇぇぇ!!!  なんでクラリスがカニバリズムに転向せにゃならんのだ! 間違っとるだろ!  …そりゃ、『羊たちの沈黙』でクラリス役を務めたジョディ・フォスターさんが断るわけだわ(「クラリスが人肉を喰べることに難色を示した」と...

 BOOKOFFで立ち読み(笑)  だあぁぁぁぁぁめえぇぇぇぇぇ!!!  なんでクラリスがカニバリズムに転向せにゃならんのだ! 間違っとるだろ!  …そりゃ、『羊たちの沈黙』でクラリス役を務めたジョディ・フォスターさんが断るわけだわ(「クラリスが人肉を喰べることに難色を示した」とか)。

Posted byブクログ

2010/02/01

いや~とても面白かった。ラストの最後の晩餐には鳥肌が立ちま した。今まで小説の面白さが分からなかった僕がまさかハマって しまうとは(笑。羊たちの沈黙のを知らない人でも十分楽しめる内 容になっているので、ホラー小説が好きだという人は是非読んでみ てください。お勧めです。

Posted byブクログ

2009/12/28

両親が映画版を昔に見ていたのですが、 教育上よろしくないためか「恐いからやめなさい」とされていたものの原作。 ただ、お気に入りのサイト管理人さんが引用を掲載していたのを見て一気に過熱。 『われわれは炭素が複雑に進化した存在なのだ』 触発されて図書館で借りて、帰宅後ひたすら没頭...

両親が映画版を昔に見ていたのですが、 教育上よろしくないためか「恐いからやめなさい」とされていたものの原作。 ただ、お気に入りのサイト管理人さんが引用を掲載していたのを見て一気に過熱。 『われわれは炭素が複雑に進化した存在なのだ』 触発されて図書館で借りて、帰宅後ひたすら没頭。2日かけて一気読みでした。 面白かったです。生々しすぎる描写は苦手でしたが、それ以上に内容が好みでした。 知的で上品で穏やかそうだけど、決定的になにかがおかしい。 それがレクター博士なのだと思います。 ありふれた衝動的な殺戮者や、人間らしい葛藤や躊躇を抱える殺人者ではなく。 小説内に出てくるレクター博士は常に綺麗で洗練された生活をしていて、 それは結局最後まで裏切られる事はなく続きました。これが癖になったのでしょうか。 『 正直な鉄を透視して、答えたまえ。きみは亡くなった両親に恥をかかせたと思うか?二人は、きみが上司たちにおもねるのを望んでいるだろうか?強靭な精神に関する両親の見解はどうだった?きみは自分の望みしだいで、いくらでも強い人間になれるのだ。 』 『 一人の人間のなかで、ある資質が別の資質を抹消し去ることは決してあり得んのです。それは両立するのですよ、良い資質と恐るべき資質とは。 ・・・(中略)・・・ それを博士は正してくれて、文字通り全世界の実像を自分に示してくれましてね 』 『 このフィレンツェで暮らしはじめて以来、身嗜みに気を配るフェル博士がこの店で購った商品の総額は、それでも十万リラを超えないだろう。しかし並外れた感性によって組み合わされていた。その感性は、鼻によって生きている香りの商人達の胸に驚きと敬意を植えつけずにはおかなかったのだ。 ・・・(中略)・・・ 彼にとって、周囲の空気は各種の色彩と同等の、明瞭で鮮やかな香りで彩られている。彼はあたかも絵の具の上に絵の具を重ね塗りするように、それらの香りを重ねてかぐことができる。ここには牢獄を思わせるものは何ひとつない。ここでは空気は音楽なのだ。 』 優美という言葉が何度も作中に登場しますが、本当に優美な殺人者。 久しぶりに没頭して食事そっちのけで一気に読んでしまいました。 決算ピーク近くだったので、寝不足は致命的でしたが(笑) でもそれだけ面白かったです。他のレクターシリーズも読んでみたいものです。

Posted byブクログ

2009/10/30

前作「羊たち~」よりか読みやすかった。ラストは人によってハッピーなのかバッドなのか分かれるような内容でしたな。

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2009/10/20

映画と小説の2つの結末のどちらがifなのか、読み終わってからぐるぐる考える。 でも映画の結末の先にはやっぱり小説のこの結末が来るような気もしてきて・・・羊たちの沈黙の時にはすとんと収まる所があったのに、ハンニバルにはそれが無い。 この置き所の無い後味がなんとも言えない。

Posted byブクログ

2009/10/04

言わずと知れた『羊たちの沈黙』の続編。 1988年に発表された『羊たちの沈黙』は、アメリカを騒がす連続猟奇殺人事件と犯人を追う新米FBI女性捜査官・クラリス、そして彼女に助言を与える天才心理学者にして食人鬼のレクター博士を描いた物語。現実世界でも増えつつあった猟奇殺人と当時と...

言わずと知れた『羊たちの沈黙』の続編。 1988年に発表された『羊たちの沈黙』は、アメリカを騒がす連続猟奇殺人事件と犯人を追う新米FBI女性捜査官・クラリス、そして彼女に助言を与える天才心理学者にして食人鬼のレクター博士を描いた物語。現実世界でも増えつつあった猟奇殺人と当時としては珍しかったプロファイリングという手法を初めて本格的に扱ったこと、そして何よりレクター教授の強烈なキャラクター性によって、まさにサイコスリラー・ホラーの歴史を一変させた。ついでに言うと、優れた心理学者・臨床心理医は初見で相手の略歴を言い当てるもんだという誤解を流布させた。そんなことしません。 題名の通り、およそ10年の時を経て発表された続編である本作は、前作の最後で刑務所からの逃亡を果たしたレクター博士のその後を扱った物語となっている。レクターへの復讐に燃える資産家と彼に取り入るFBIの厭らしさが執拗に描かれ、むしろレクター博士がヒーローのような扱いだ。クラリスは復讐劇に巻き込まれ、ヒーローの助けを待つヒロインといったところか。思考力、記憶力、行動力いずれも常人を遥かに凌駕するレクター博士だが、彼を彼たらしめている随一の才能とは表現力なのではないだろうか。己の特殊な欲望をいかに“表現”するか。その結果に劇中世界の人間たちも、読者も注目せざるを得ない。 ちなみに本作の中では博士がいかに高尚な趣味をお持ちかの描写に紙数の大半が費やされているような気がしないでもない。 ちなみにこのシリーズは、私は小説『羊たちの沈黙』→映画『羊たちの沈黙』→映画『ハンニバル』→映画『レッド ドラゴン』→小説『ハンニバル』という順番で見ている。なんで今さら『ハンニバル』を読んだのかというと、偶然本屋で見かけたからとしか言いようがないのだが。

Posted byブクログ

2009/10/04

意外なラストだったけど、不思議と安らぎを感じました。 いいのかなと思わなくもないけど、納得させられる。 復讐する側が元から低俗すぎなので怖いながらも結構爽快です。

Posted byブクログ

2009/10/04

映画版ではラストが台無しにされていて怒りを覚えました。相変わらず閑話?が上手くて話運びがスマートです。

Posted byブクログ

2013/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を先に見ているため、ドレスに身を包んだクラリスの艶姿とレクター博士の息を呑む様シーンが脳裏にフラッシュバック。 想像の幅を狭めるという意味では、小説のメディア化は善し悪しあると言える。 それにしても、音楽に耳を傾け、絵画に目を潤し、人の心に憐れを想い…なんともゆったりとした気分になれる。

Posted byブクログ