格闘する者に○ の商品レビュー
三浦しおんさんは初めてで予備知識まったくなしで読みました。なんかで新人賞とってたなくらいの認識。軽快な学生就活小説でなかなか楽しめます。プロローグの挿話からして笑えます。タイトルの由来もふざけてて面白い。誤読かよ、と。ストーリーは、出版社への就職活動を軸に展開するんだけど、就活す...
三浦しおんさんは初めてで予備知識まったくなしで読みました。なんかで新人賞とってたなくらいの認識。軽快な学生就活小説でなかなか楽しめます。プロローグの挿話からして笑えます。タイトルの由来もふざけてて面白い。誤読かよ、と。ストーリーは、出版社への就職活動を軸に展開するんだけど、就活する学生たちの生態とか実際の就職活動の様子が活き活きと(?)描かれていてなんとも爽やか。 漫画を読んだことないから憶測だけど主人公の女子大生はなんとなく「ほたるのひかり」の干物女っぽい。そういう意味では活き活きとはしてないけど。 採用面接ってたしかに面接官が圧倒的に強い立場にいて、被面接者は下手に出るしかないから本書で描かれているようなパワハラは日常茶飯事なんだろうなあ。にしてもK談社の描かれ方はひどいですねえ。面接官の態度はもちろん、面接に受かった人までひどい描かれ方してます。これはきっと個人的にうらみでもあるんだろうなあ。
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就職活動中(それも出版社狙い)の人なら共感するところが多いのかもしれない。 主人公の弟がなぜ家を出たのかが結局良く分からなかった。 政治家の家に生まれた主人公というのは設定としては面白いと思うが、ちょっと中途半端かな。続きが読みたい気はします。
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三浦さん2作品でした。 就活の話題の本でしたが、そんなに重たい内容でもなく 読みやすい内容でした。 就活のおなじみのキーワードを別の読み方をしていたりして 楽しかったです。 主人公の恋人との話はなにやら哀愁を感じました。 全体的に満足できた内容でした。
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2010/05/09 自伝的、らしいけど、どこからどこまでが実体験で他人の経験かなんて詮索する方が野暮。
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小説なんだけど、散々三浦しをんのエッセイを読んだ人が読むと「コレって小説ってよりエッセイなんじゃ・・・」って感じてしまうかも。 なんかかなり実体験に基づいてると思う。私小説って感じかなー。 就職活動中の大学生の話。K談社とか集A社とか出てくるしね。 壮絶な就職戦線にありながらどこ...
小説なんだけど、散々三浦しをんのエッセイを読んだ人が読むと「コレって小説ってよりエッセイなんじゃ・・・」って感じてしまうかも。 なんかかなり実体験に基づいてると思う。私小説って感じかなー。 就職活動中の大学生の話。K談社とか集A社とか出てくるしね。 壮絶な就職戦線にありながらどこか冷めてたり他のことに捉われたりしながら、自分の進む道を模索する大学生って感じ。 誰もが思う「この試験に何の意味があんの?」とか「こんなことで何がわかるの???」っていう就職活動にありがちな怒りとか共感できるし面白かった。平行して家族や友達や恋人との関わりについても。
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著者のエッセイの延長で読める感じのお話&文章でした。 (予想していた以上に直ぐ読み終えてしまった) それにしても、いろいろと元ネタは何かと勘ぐってしまう… 就職活動を通じて感じる社会の不条理を吐き出す件は誰もが感じるものなのに、著者独特の視点と語り口で面白い。 登場人物のキャ...
著者のエッセイの延長で読める感じのお話&文章でした。 (予想していた以上に直ぐ読み終えてしまった) それにしても、いろいろと元ネタは何かと勘ぐってしまう… 就職活動を通じて感じる社会の不条理を吐き出す件は誰もが感じるものなのに、著者独特の視点と語り口で面白い。 登場人物のキャラクターとか設定とかが特殊でマンガ的なんだけど、悪人は居ないなかでの食い違いをすこーーーしづつ修正させていく展開はリアリティ感じてすごく良かった。ほっとするお話に仕上がってて好き。 グランドフィナーレ的なエンドでないところも好き。 あえてなんだろうけど、一文が長いところが多くて文章のテンポはあんまり良くなかったかも。
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いつかは読みたいと思ってた、三浦しをんのデビュー作。 主人公の可南子は就職活動中。 マンガ好きの可南子は、ただマンガ好きってだけの理由から出版社ばかりを受験する。 セクハラ面接官や、スパイ(SPI)試験との格闘の日々を軸にした話。 登場人物が非常に変わった人が多い。 可...
いつかは読みたいと思ってた、三浦しをんのデビュー作。 主人公の可南子は就職活動中。 マンガ好きの可南子は、ただマンガ好きってだけの理由から出版社ばかりを受験する。 セクハラ面接官や、スパイ(SPI)試験との格闘の日々を軸にした話。 登場人物が非常に変わった人が多い。 可南子は妄想マニアなんですが 脚フェチのじいさん(可南子の彼氏)だったり、大学の先生に想いを寄せる青年(ホモ)だったり とまぁ、登場人物がそれぞれ濃いです。 森見登美彦著「太陽の塔」の女の子版といった感じ。 全体的にはゆるーい感じで、リラックスして読めます。 自分の通ってた大学の風景や、就職活動中のあの日々が思い出されてなんだか懐かしかった。 ちょっと刺激は足りませんが、三浦しをん独特の書きっぷりとユーモアには、にんまりさせられました。
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<内容>マニュアル男にセクハラ面接。これが会社? これが世間なの? 就職活動中の女子大生可南子の格闘する青春の日々を圧倒的な妄想力で描く。新世代作家の長篇小説。
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前読んだ「白蛇〜」と違って、のんきなお話。現実なんてこんなもの?主人公の父の呑気さがかなりツボ。
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しをん様のデビュー作。 ストーリーは淡々とした感じ。 登場人物の個性は、一風変わった感もあるが、それを感じさせないのは しをん様の力量でしょうか。 タイトルの「格闘するものに○」の意味が よく分かりませんでしたが、読んでる途中で判明。 しをん様の作品としては、個人的にはイマ...
しをん様のデビュー作。 ストーリーは淡々とした感じ。 登場人物の個性は、一風変わった感もあるが、それを感じさせないのは しをん様の力量でしょうか。 タイトルの「格闘するものに○」の意味が よく分かりませんでしたが、読んでる途中で判明。 しをん様の作品としては、個人的にはイマイチでした。
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