FBI心理分析官 の商品レビュー
小学生の時分この本を読んでFBI心理分析官に随分と憧れた。 久々に思い出して読み直してみたけど、当時と今とでは感じることも違うものだなぁと。 犯罪には国や地域、文化、慣習などの背景も大分影響しているので必ずしも全ての事件に当てはまるものではなさそう。 それにしても、後世に名の残る...
小学生の時分この本を読んでFBI心理分析官に随分と憧れた。 久々に思い出して読み直してみたけど、当時と今とでは感じることも違うものだなぁと。 犯罪には国や地域、文化、慣習などの背景も大分影響しているので必ずしも全ての事件に当てはまるものではなさそう。 それにしても、後世に名の残る数々のシリアルキラー達とここまで接触を持った人物は他にいないのでないかと考えると素直にその実績はすごいなと思う。
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ある意味育児書。 凶悪犯罪者の子供時代の共通点が見えてくる。 犯罪を犯したことがなくとも、これから自分も同じことんやらかすのでは? といううすら寒い気持ちにさせます。
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作者は犯罪心理学者で様々な自分の体験や凶悪殺人犯との対談などの反省や気づきと共に犯罪者の心理や犯行の種類などについて説明してくれる。 非常にためになった。面白い。 だいぶん古く昔の本だが、犯罪心理学に興味を持っている人はおすすめ。 テッドバンディなど有名な殺人犯との会話内容なども...
作者は犯罪心理学者で様々な自分の体験や凶悪殺人犯との対談などの反省や気づきと共に犯罪者の心理や犯行の種類などについて説明してくれる。 非常にためになった。面白い。 だいぶん古く昔の本だが、犯罪心理学に興味を持っている人はおすすめ。 テッドバンディなど有名な殺人犯との会話内容などもある。読んで欲しい。
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若い頃に読んだことがあるものの、結婚を機に処分してしまった1冊。 今では当たり前に耳にするようになった「プロファイラー」という分野の黎明期を知ることが出来る。 アメリカで実際に起こった凶悪事件の犯人を分析し、事件を解決に導く。そして後の世の指針となるべくそのテクニックを確立してい...
若い頃に読んだことがあるものの、結婚を機に処分してしまった1冊。 今では当たり前に耳にするようになった「プロファイラー」という分野の黎明期を知ることが出来る。 アメリカで実際に起こった凶悪事件の犯人を分析し、事件を解決に導く。そして後の世の指針となるべくそのテクニックを確立していった内容は、いつ読んでも飽きが来ない。 好きな人なら知っているであろう「チャールズ・マンソン」や「テッド・バンディ」「ジョン・ウェイン・ゲーシー」などの名前も登場する。
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プロファイリングという捜査技術を確立した、FBI行動科学科の特別捜査官の手記。連続殺人犯やセックス殺人犯の生態研究に40年以上関わってきた中から、アメリカの名だたる殺人者たちの犯罪と人生について、正しい見方を提供する。 怪物と闘うものは、その過程で自分も怪物になることがないよう...
プロファイリングという捜査技術を確立した、FBI行動科学科の特別捜査官の手記。連続殺人犯やセックス殺人犯の生態研究に40年以上関わってきた中から、アメリカの名だたる殺人者たちの犯罪と人生について、正しい見方を提供する。 怪物と闘うものは、その過程で自分も怪物になることがないよう、気をつけねばならない。深淵をのぞきこむとき、その深淵もこちらを見つめているのだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
30年近く前の本。だけどエピソードは生生しく鮮烈。殺人鬼にこれほど多くインタビューした人間って他にいるだろうか。それも、ジェフリー・ダーマー、テッド・バンディ、ジョン・ゲイシーと、背筋も凍る怪物ばかり。完全なアウトサイダーとの対話の記録として貴重だし、本編の主題である殺人犯の傾向、秩序型と無秩序型の違い等、レスラー捜査官の経験則を覗き見るようで面白い。そして、この本が書かれた当時から、今のプロファイリング技術はどれほど進化したのか気になった。進化するほどのサンプルがない方が平和なのだろうけど…。そして現代の傾向からすると、殺人鬼的な素養のある歪んだ子供たちは、シリアルキラーではなくテロリストになったりしてるのかなあ。
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以下、引用。 犯罪者に会うのは、面接する方にとっても大変なストレスを伴う。面接に携わった者は、ほとんど例外なくその影響を受ける。ある女性プロファイラーは、二、三年この仕事をした後、悪夢に悩まされるようになり、配置換えを申し出た。何人かは出血するほどひどい潰瘍ができた。心臓発作と...
以下、引用。 犯罪者に会うのは、面接する方にとっても大変なストレスを伴う。面接に携わった者は、ほとんど例外なくその影響を受ける。ある女性プロファイラーは、二、三年この仕事をした後、悪夢に悩まされるようになり、配置換えを申し出た。何人かは出血するほどひどい潰瘍ができた。心臓発作と間違われるほど重い不安発作に襲われたものも三人いる。私を含めた四人は、ある時期に急激に体重が減った。おきまりの胃腸検査などありとあらゆる検査をしたが身体的な原因は見つからなかった。体重減少はストレスのためだったのだ。別の男性局員は、ある大量殺人犯の魔力にとらわれてしまい、自分だけがその男に近づけるように手配したり、FBIの情報を彼に流したりした。(略)これは、犯罪者の「深淵」にあまり深く首を突っ込みすぎるといかに危険かを示す、驚くべき例だ。
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10代の時に好奇心で読んでみたことがある。 期待していたものと違ってがっかりした(もっと猟奇的描写が欲しかった) 20年以上経った今、偶然いつでも読める場所にあったので再読。 シリアルキラーと呼ばれる異常者達が、いかに普通の顔を熟知して被害者達を誘っているか、いろんな人と出会い...
10代の時に好奇心で読んでみたことがある。 期待していたものと違ってがっかりした(もっと猟奇的描写が欲しかった) 20年以上経った今、偶然いつでも読める場所にあったので再読。 シリアルキラーと呼ばれる異常者達が、いかに普通の顔を熟知して被害者達を誘っているか、いろんな人と出会い生きていくのがちょっと怖くなった。 なぜ白人に多いのか、そこをもう少し掘り下げて欲しかった。
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代表的なシリアルキラーと言われる人物のプロファイリングや面接を行ってきた捜査官による著書 シリアルキラーが不幸な生い立ちと性格のミックスによる陰惨な妄想から生まれることや、嘘をつくのが上手い彼らの言葉よりも事件や周辺の客観的事実により、彼らの心理を判定すべきであるという点は参考に...
代表的なシリアルキラーと言われる人物のプロファイリングや面接を行ってきた捜査官による著書 シリアルキラーが不幸な生い立ちと性格のミックスによる陰惨な妄想から生まれることや、嘘をつくのが上手い彼らの言葉よりも事件や周辺の客観的事実により、彼らの心理を判定すべきであるという点は参考になった。
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FBIでプロファイリング捜査の第一人者として活躍した筆者の回顧録的な内容。系統立てて書かれているようで思い出話チックではあるので、「プロファイリングとは何か?」をシステマティックに知りたい人には拍子抜けか。ただその分リアリティに富むので、創造力豊かな人は夜一人で読まない方がいい。...
FBIでプロファイリング捜査の第一人者として活躍した筆者の回顧録的な内容。系統立てて書かれているようで思い出話チックではあるので、「プロファイリングとは何か?」をシステマティックに知りたい人には拍子抜けか。ただその分リアリティに富むので、創造力豊かな人は夜一人で読まない方がいい。なお、『クリミナルマインド』の参考図書としてはお勧めの一冊だ。
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