ぶらんこ乗り の商品レビュー
2009/08/30 図書館より 尊いものに対する危うさ、儚さを感じられる作品だと思います。あまりにも賢く聡いものは例えすぐに触れられる所に居ても、まるで薄いガラス越しのように決して捕まえられない存在なのです。
Posted by
いしいしんじ…この人の本は初めて読みましたがとても文章が好きです。静かで優しい。 090810
Posted by
不思議なお話。。温かいようで冷たいものに触れたような不思議な感覚です。 淡々とふわふわと物語が進んでいくのに油断していると、思いがけず心をがしっと掴まれる、そんな小説。 弟はいっそ声が出せなくなっていた方が幸せだったろうな。。苛酷すぎる。 彼の書く単純な童話が、彼の孤独と愛の渇望...
不思議なお話。。温かいようで冷たいものに触れたような不思議な感覚です。 淡々とふわふわと物語が進んでいくのに油断していると、思いがけず心をがしっと掴まれる、そんな小説。 弟はいっそ声が出せなくなっていた方が幸せだったろうな。。苛酷すぎる。 彼の書く単純な童話が、彼の孤独と愛の渇望の叫びを表しているようで心に残った。
Posted by
「おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ」 現実味が無いのに本当らしくて酷く切ない。弟が愛おしくなる本。
Posted by
大人の絵本でした。1つ1つの話がちょっと切なかった。 それにしても、象のローリングがかなり衝撃でした。実話??だったら怖い・・・。
Posted by
どうしてこんなにやさしい物語がかけるんだ・・・! っていうぐらいやさしくてあったかい(^^) いしいさんの本は間違いなく神だ(∀)笑
Posted by
独特の雰囲気が好き。悲しくも温かい。 読み終わったときは何だか心が色々なもので満たされたような気がした。
Posted by
周囲の大人に「天才」といわれた弟を、姉の「わたし」が回想する話。 お話のだいたいは、その弟が「わたし」に話してくれた突飛な作り話の数々。 それが目次にそってひとつひとつ続くので、いしいしんじさんの本をはじめて読んだわたしは、 最初のうち、「なになに?何が言いたいの?」という感じ...
周囲の大人に「天才」といわれた弟を、姉の「わたし」が回想する話。 お話のだいたいは、その弟が「わたし」に話してくれた突飛な作り話の数々。 それが目次にそってひとつひとつ続くので、いしいしんじさんの本をはじめて読んだわたしは、 最初のうち、「なになに?何が言いたいの?」という感じだったのだけど・・・・ 最後はうっかり号泣でした。 胸をずうんと打たれたというか。 孤独だった弟の、ふりしぼるようなやさしさ、。きっとそんなお話だったのかなと、思ったりする。
Posted by
私の中で一番心に残ってるといっても過言ではない本です。 私とその弟の話。 ぶらんこ乗りのロマンス、弟の事故、指の音。 なんでか分からないけど心にとても残って残って・・・。
Posted by
大切な弟がいる姉としては読むのがとても辛かった一冊。可愛そうすぎて、何回読むのをやめようかと思ったか。 でも、たとえどんな絶望の底にいて明日が真っ暗に思えたとしても太陽の光を探す価値が人生にはある。 じーんわり、そんなことを改めて思いました。 しかし私も、離れてしまった彼と、また...
大切な弟がいる姉としては読むのがとても辛かった一冊。可愛そうすぎて、何回読むのをやめようかと思ったか。 でも、たとえどんな絶望の底にいて明日が真っ暗に思えたとしても太陽の光を探す価値が人生にはある。 じーんわり、そんなことを改めて思いました。 しかし私も、離れてしまった彼と、またブランコ乗りの2人みたいに会えるのかな。。。
Posted by