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しゃべれどもしゃべれども の商品レビュー

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522件のお客様レビュー

  1. 5つ

    149

  2. 4つ

    214

  3. 3つ

    110

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2009/10/04

落語ほど、知的な言葉遊びを自分は知りません。苦悶とは自分を見ること。自分を見ることは他人を見ること。人を見て初めて気がつくことは多い。それって、つまりは自分のこと。

Posted byブクログ

2009/10/04

二ツ目の落語家三つ葉と、彼の周りになぜか集まってきた話し方指南を求める人たちとの不思議な交流を描いた物語。その年の「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン」第一位に輝いた一冊です。

Posted byブクログ

2009/10/07

「何か、現代の小説もしくは女性作家を読まねば!」という危機感に迫られてなんだか最近気になりまくってでも本棚に眠ってたこれをひっぱってきました。うーん文章の流れがスムーズで読みやすくってさすが現代。三つ葉をはじめとしてキャラみんなの個性が光ってる。十川かわいいー。そしてそれぞれのシ...

「何か、現代の小説もしくは女性作家を読まねば!」という危機感に迫られてなんだか最近気になりまくってでも本棚に眠ってたこれをひっぱってきました。うーん文章の流れがスムーズで読みやすくってさすが現代。三つ葉をはじめとしてキャラみんなの個性が光ってる。十川かわいいー。そしてそれぞれのシーンも印象的で光ってる。ただまあちょっと全体的に長いかな……。落語の知識がある程度ないとちょっとわからんかもしれない。けど落語に興味を持てるはず。私も寄席いきたいよー

Posted byブクログ

2009/10/04

職場の方々があまりにおすすめしてくるので読んでみた。分厚いのにやめられなかった。  解説にもあるように、幼児虐待があるわけでもなく(解説、「幼時」になってるけど…)殺人事件があるわけでもない。地味なお話、だけど私たちのすぐ身近にあるようなお話。いじめられてる男の子、しゃべるの...

職場の方々があまりにおすすめしてくるので読んでみた。分厚いのにやめられなかった。  解説にもあるように、幼児虐待があるわけでもなく(解説、「幼時」になってるけど…)殺人事件があるわけでもない。地味なお話、だけど私たちのすぐ身近にあるようなお話。いじめられてる男の子、しゃべるのが苦手な女の子、どもっちゃう青年やあがり症のおじさん。周りを見渡せばいそうな人たちが、うまくしゃべれるようになりたいと、落語家・今昔亭三つ葉に話し方、落語を習う。三つ葉も、自分の落語について悩み始め…。  悩みをぐるぐると考えてるその丁寧さがよかった。

Posted byブクログ

2009/10/04

とても良かった。読みやすいのに中身もしっかりあって。落語についてちょっと聞き齧る事もできます。主人公の外山達也はすごく「いい男」です^^

Posted byブクログ

2009/10/04

誰もが抱える言葉で伝えることのもどかしさ・難しさに心打たれた。読後にすごく爽やかな気分になれる。恋っていいなぁ。

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2009/10/04

ちょうどこの本を読んでいたときに、映画化の話を知りました(笑)何ともタイムリーな。落語のプロ的な話というよりは、もっとヒューマンで爽やかな話でした。下町の雰囲気たっぷりで、単純な私は浅草の「ほおずき市」に行きたくなりました。(2007/5/29読了)

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2011/07/17

好きなものは好きっ。やりたいことはやりたいっ。短気で人情家の若手落語家三つ葉さん。ひょんなことから落語教室をすることに…。集まった生徒は大阪から東京に引っ越していじめられている小学生。テニスはうまいけどちゃんと教えられないテニスコーチ。無愛想で気の強い美人。毒舌なのに解説はうまく...

好きなものは好きっ。やりたいことはやりたいっ。短気で人情家の若手落語家三つ葉さん。ひょんなことから落語教室をすることに…。集まった生徒は大阪から東京に引っ越していじめられている小学生。テニスはうまいけどちゃんと教えられないテニスコーチ。無愛想で気の強い美人。毒舌なのに解説はうまくいかない野球解説者…。これだけ集まればそりゃ面白かった。そして三つ葉さんが直球勝負ながらいい人で。自分の芸に悩みながら、他人の気持ちに悩みながら…。

Posted byブクログ

2009/10/04

人物が個性的でおもしろかった!! でも、映画のキャストのイメージが強くて、なかなか入り込めなかった…(´_`。)

Posted byブクログ

2009/10/04

 この本、別に映画化されるから読んでみようと思ったわけじゃあなくて、これを原作に、さわりが漫画化されたものを読んで、面白そうだなあと思って読んでみたら、面白かった。  推理小説でも時代物でもSFでもファンタジーでもないんです。  現代もので、主人公は二ッ目の落語家 三つ葉さん26...

 この本、別に映画化されるから読んでみようと思ったわけじゃあなくて、これを原作に、さわりが漫画化されたものを読んで、面白そうだなあと思って読んでみたら、面白かった。  推理小説でも時代物でもSFでもファンタジーでもないんです。  現代もので、主人公は二ッ目の落語家 三つ葉さん26歳。この人に話し方を教わるために、それぞれ何らかの問題を抱えた人が四人集まって(主人公もだけど)、なぜが落語を教わることになって…、って話なんですが、人殺しがあったりとか、派手な事件があるわけでもなく、それでも最後まで読めてしまいます。    ハッピーエンドといえば言えなくもないけど、大団円では決してない。それぞれが出会うことによって、少し変わった(成長した?)話です。  人は誰かと関係を持つことで、良くも悪くも変わっていくものだと思う。良い方に転ぶに越したことはないけど、それは本人の責任もあるのでね、何とも言えませんが。  人間が人間である所以でしょうか。

Posted byブクログ