しゃべれどもしゃべれども の商品レビュー
特に大きな事件が起こるわけでもない。でも各登場人物の個性が立っていて飽きることがありませんでした。小気味好い文章で、最初から最後までとても気持ちよく読みきることができました。
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喋ることが苦手な人たちが落語家である主人公に落語を教えてもらうことで、口下手を克服しようとする話。 本当に面白い話ができる人にはどうすればなれるのか、主人公含め思い悩む姿が面白い。 思ったことをなかなか口にできない登場人物たちは、心を開けるようになるのか。 ほのぼのする作品。
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珍しく映画が先でした。思いの外面白かったです。国分君の落語の場面で、鳥肌が立ちました。本は最初のうち、大まかなストーリーを知っているためか、ちょい歯痒い気分でしたが…。いやいや面白かった。登場人物のネガティブなんだかポジティブなんだか?ってのが結構愛おしかったりします。
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それぞれの登場人物の不器用さがせつなくていとしくて、なんだかとっても大切にしたくなるお話です。 いとしいの、一言に尽きます。
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前座よりちょい上の二ツ目の落語家、「今昔亭三つ葉」 しゃべりのプロの三つ葉のもとに、あがり症のテニスコーチをしている従兄弟やいじめられっこの小学生や、赤面症の野球解説者、口ベタの美女の4人が集まって話し方教室を開くことになった。 三つ葉自信も自分の落語の壁にぶち当たっていて…...
前座よりちょい上の二ツ目の落語家、「今昔亭三つ葉」 しゃべりのプロの三つ葉のもとに、あがり症のテニスコーチをしている従兄弟やいじめられっこの小学生や、赤面症の野球解説者、口ベタの美女の4人が集まって話し方教室を開くことになった。 三つ葉自信も自分の落語の壁にぶち当たっていて… 最初はギクシャクしていたメンバーたちが少しづつお互いの事を知り、フォローしたり励ましたり、心配したり、何かが劇的に変わるということはないけれど少し一歩が踏み出せて、昨日よりはちょっとましになっていくそんな展開のお話。 落語調の語り口でトントンと進んでいくので読みやすい。 ラストはちょっと安直?な感じはするもののこれはこれで良し! です。
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電車で読む本がなくて、たまたま目に付いて買った本。 よかった。 佐藤多佳子さんの本はさわやかで、何かに向かってがんばっているひとが登場するのがいい。 どうにかしたいけれど、どうにもならない状況のとき、とにかくもがいている姿に共感できる。 スランプのときには、またこの本を読んでみ...
電車で読む本がなくて、たまたま目に付いて買った本。 よかった。 佐藤多佳子さんの本はさわやかで、何かに向かってがんばっているひとが登場するのがいい。 どうにかしたいけれど、どうにもならない状況のとき、とにかくもがいている姿に共感できる。 スランプのときには、またこの本を読んでみようと思う。
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話に引き込まれるという感じではなかったけど、噺家のとかの日本の古風な感じとかを感じられ話は奇抜ではないけど面白かったです。 落語に多少通じているともっと面白く感じれたのかな??
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買った日:2007/7/7 読み終えた日:7/17。初めて読んだ作家さんなんですが、もう面白くてビックリした!絶対他の作品も買ってしまうでしょう。これはなんというかもう‥ヤラレタ!と思ってしまった。
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これはいい本です。落語のお話ではなく、人間関係のお話。自分に悩み、努力する人たちのお話。何度も心温まって、涙がこぼれそうになりました。
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落語が題材の小説なだけあって、ことばのテンポがいいです。 なんか、ものすごくおもしろい訳じゃないけど、そんな感じがまたいい。なんだかわからない内に引き込まれてしまいました。 初めて読んだ佐藤多佳子さんの本。
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