ハネムーン の商品レビュー
隣同士に住む幼なじみ夫婦。裕志は両親がアメリカの宗教にはまり祖父と暮らしていた。常に祖父がいなくなったらどうしようという恐怖に怯えそれが現実になったときの絶望。 互いでしか癒せない孤独を抱えた幼い夫婦が歩き出す一歩。
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暗くてどんよりした関係だなーと思って 先の見えないふたりのかんじにちょっと共感する絶望感を覚えたけど、 なんていうか、その関係性以上のもので、必要不可欠なものって、 きっとあるんだろうって感じた。 やっぱり出会いひとつひとつに必然性って絶対あると思うの。 人間同士でも、感情のつな...
暗くてどんよりした関係だなーと思って 先の見えないふたりのかんじにちょっと共感する絶望感を覚えたけど、 なんていうか、その関係性以上のもので、必要不可欠なものって、 きっとあるんだろうって感じた。 やっぱり出会いひとつひとつに必然性って絶対あると思うの。 人間同士でも、感情のつながりでも。 なんかそうゆう筋みたいなものを読んでいて感じた。 すごく暗くてでも希望に向かっていく、いいときを書いてた。 底を知っての歩みなのだろうなって、しみじみ思います。
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読み終わりましたー。 吉本ばななさんらしい文章・・・。 引き込まれます。 若い二人が羨ましく 純粋でまぶしかったです。 あの頃こんな恋愛してたかなー?
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隣同士の家に住む夫婦の話。もとは幼馴染として育った2人だけれど 夫は特に家庭が複雑で、父と母がカルト(赤ん坊を殺して食べる)にはまり捨てられた過去を持つ。 夫はその後、祖父と2人暮らしをしていたがその祖父がなくなったことをきっかけに いつか祖父が死ぬかもしれないから、何もできない...
隣同士の家に住む夫婦の話。もとは幼馴染として育った2人だけれど 夫は特に家庭が複雑で、父と母がカルト(赤ん坊を殺して食べる)にはまり捨てられた過去を持つ。 夫はその後、祖父と2人暮らしをしていたがその祖父がなくなったことをきっかけに いつか祖父が死ぬかもしれないから、何もできないという夫の不安による鎖が消え 夫婦の関係がまた新しいものへと動いていく過程を描いている。 他の作品に比べて、描写が鈍ってきているなぁというのが率直な感想だった。 設定もいいかげんだし(妻は引越し経験があるのに、引越しをしたことがないから そういう人の気持ちが分からないという1文がどこかに入っていた)。 例えば、美しいものを「美しい」の一言で済ませず、しつこいくらい言葉を重ねて描写するのが この人のスタイルであり魅力だと思っていたから、それが欠けた今作は残念だった。
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吉本ばななさんのお話、好きだなあ。時間がゆるやかで、静かで、読んでると落ち着く。こんなおそろしい宗教ってほんとにあるの?こういう恋もあり。
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その二人が一緒にいる事は、運命… 繊細な心を持った孤独な裕志と、彼に寄り添うけれど強い心を持ったまなか。 身近な人や犬の死の悲しみから、二人で、周囲の優しさに助けられながら少しずつ立ち直っていく。 なんだか、4年前に父を亡くした私の母が、少しずつ立ち直っていく姿と交差して、心に沁...
その二人が一緒にいる事は、運命… 繊細な心を持った孤独な裕志と、彼に寄り添うけれど強い心を持ったまなか。 身近な人や犬の死の悲しみから、二人で、周囲の優しさに助けられながら少しずつ立ち直っていく。 なんだか、4年前に父を亡くした私の母が、少しずつ立ち直っていく姿と交差して、心に沁みる…
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変わることはいいことだ、 人間は変わらなきゃいけないって みんないうけどそんなの誰が決めんたんだろ。 変わることがすばらしいなんて限らないのに。
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怖ーい本、というイメージ。 もう中学生の頃?に読んだきり、しばらく読み返してないけど なんとも鮮明で強烈に焼きついてるのは、 チベット仏教のような祭壇の話。 隣の家の男の子の家に、確かそれはある。 その描写が怖すぎて私の「怖い」と「気持ち悪い」のツボを 絶妙に両方とも押してる、ヤ...
怖ーい本、というイメージ。 もう中学生の頃?に読んだきり、しばらく読み返してないけど なんとも鮮明で強烈に焼きついてるのは、 チベット仏教のような祭壇の話。 隣の家の男の子の家に、確かそれはある。 その描写が怖すぎて私の「怖い」と「気持ち悪い」のツボを 絶妙に両方とも押してる、ヤバい祭壇。 全体としてどんな話だったか忘れちゃったけど。 そろそろ読み返したい一品。
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辛いときに、手伝えないなら、友達という言葉に価値はない。 心があがいているのがわかった。止めなくてはいけない。地震がなくてもこのいやな予感を決して現実のものとしてはいけない。 後にならなければわからないこともたくさんある。 心は歴史を失って子供に戻った。
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若い夫婦の全然夫婦らしくない感じや、なんだか突飛なのに不思議と違和感を感じない所がさすがだと思った。 宗教のくだりがどうにも辛くて後味はあまりよくない。
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